11月の開催も最終週。2020年産駒達の新馬戦もここまでで210戦を超えました。
今回も先週開催された新馬戦で、世代全体のうち3割前後しか勝ち上がることができない狭き門を突破した2歳馬達を紹介していきたいと思います。

2022年11月27日(日)

阪神4R ダ1200 晴・稍重 16頭

ダノンセシボン

牝馬
ダノンレジェンド×ダノンボンジュール
母の父:Shamardal
所属:栗東)千田輝彦厩舎
生産:白井牧場
鞍上:鮫島克駿騎手
520㎏ 12番人気 1枠2番

この日最初の新馬戦は、12番人気の伏兵が制す結果となりました。

好スタートで飛び出したダノンセシボンですが、内から積極的に出ていったタガノピュールに先頭を譲り、2番手の位置でレースを進めます。
そのまま直線に入るとスッと前に並びかけ、残り200m付近で先頭へ。
抜け出してからもしっかりと脚を伸ばし、1番人気カネトシフラムの追い込みを1馬身抑えての勝利となりました。

勝ち時計は1分12秒7。
ジョッキーが跨った時に立ち上がるなど幼くやんちゃな部分をみせていましたが、メンタルは強くスピードはありますと鮫島騎手も高評価。
1つレースを経験してどのような成長をみせてくれるのか、次走も注目です。

東京6R 芝1800 晴・良 16頭

タスティエーラ

牡馬
サトノクラウン×パルティトゥーラ
母の父:マンハッタンカフェ
所属:美浦)堀宣行厩舎
生産:ノーザンファーム
鞍上:R.ムーア騎手
484㎏ 1番人気 6枠12番

重賞3勝馬オーソリティの半弟オールマイデイズが2番人気、2022年の牝馬クラシック2冠馬スターズオンアースの半弟ステラデルシエロが3番人気となっていた東京6Rは、彼らを抑えて1番人気に推されていたタスティエーラが人気に応える結果となりました。

良いスタートを切ったタスティエーラは、R.ムーア騎手に促され2番手の位置まで上がって折り合います。
逃げたポリーフォリアのすぐ後ろでレースを進め、直線に入る辺りで早めに並びかけると、そこからジワジワと差を広げていき最後は差してきた2着馬ラレーヌデリスに3馬身半差をつけました。

勝ち時計は1分47秒2。
所属のキャロットファームは今年の新馬戦5勝目となりました。

鞍上R.ムーア騎手も2000mくらいまでなら活躍できる、期待できると高評価で、今後も注目の1頭になりそうです。

阪神6R 芝2000 晴・良 14頭

イングランドアイズ

牝馬
Kingman×Nuovo Record
母の父:Heart's Cry
所属:栗東)安田翔伍厩舎
生産:Hara Reiko Racing Co.Ltd
鞍上:横山和生騎手
432㎏ 5番人気 4枠5番

この週最後の新馬戦は、2014年のオークス馬ヌーヴォレコルトの3番仔が制しました。

まずまずのスタートを切ったイングランドアイズですが、積極的に前へ出ることはせず馬群のなか5-7番手辺りでレースを進めます。
全体のペースが上がるなか最終コーナーを回ると、先行勢を内に見ながら外に出て進路を確保。
3頭が0.1秒の中におさまる接戦となりましたが、1番人気ハーパー、4番人気マテンロウアルテとの競り合いをクビ差しっかり抜け出して見事新馬勝ちとなりました。

勝ち時計は2分02秒9。
6年目安田翔伍厩舎はこれが今年の新馬戦嬉しい初勝利でした。


以上、今週日曜開催のメイクデビュー勝ち馬3頭を見ていきました。

この仔達がこれからどのような成長を見せてくれるのか、また今週の新馬戦ではどのような仔達が登場してくるのか、土日のレースを楽しみに待ちたいと思います。

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