[新馬戦回顧]メイクデビューの勝者達 - 2023年01月08日(日)-

2020年産駒達もいよいよ3歳に。この世代の新馬戦も260戦を越え、残り少なくなってきました。

今回も先週開催された新馬戦で、世代全体のうち3割前後しか勝ち上がることができない狭き門を突破した3歳馬達を紹介していきたいと思います。

2023年01月08日(日)

中京4R ダ1200 晴・良 16頭

タガノシャーンス

牝馬
キタサンブラック×タガノジョイナー
母の父:キングカメハメハ
所属:栗東)中尾秀正厩舎
生産:新冠タガノファーム
鞍上:川須栄彦騎手
452㎏ 5番人気 6枠11番

3日間開催2日目。
この日最初の新馬戦は、キタサンブラック2年目世代から6頭目となる新馬戦の勝ち馬が誕生したレースとなりました。

好スタートを切ったタガノシャーンスは、行き脚もスムーズにつき前方でレースを進めます。
良い手応えのまま2番手で最終コーナーを回ると、そこから上り最速36.3の末脚を披露。
2着バスドラムガールに5馬身差、そこから3着のダノンミカエルまで更に5馬身差という完勝でデビュー戦を飾りました。

勝ち時計は1分12秒5。
調教から勝てるという雰囲気があったと話す川須栄彦騎手、これがこの世代の新馬戦嬉しい初勝利となりました。

中山6R 芝2000 晴・良 17頭

オルソビアンコ

牝馬
ハービンジャー×セウアズール
母の父:ディープインパクト
所属:美浦)田村康仁厩舎
生産:社台ファーム
鞍上:田辺裕信騎手
384㎏ 10番人気 6枠11番

馬体重384㎏。これまでのこの世代の新馬戦で最も体重の軽い勝ち馬が誕生しました。

ゲートの出は悪くありませんでしたが、積極的に出ていく先行勢を先に行かせたオルソビアンコは馬群の中程から。
3-4コーナー辺りから徐々にポジションを上げていくと、最終コーナーで外を回りながら一気に前へ。
控えめな馬体重を忘れるような力強い末脚を披露し、2着リュクススティールとの競り合いをハナ差で制しました。

勝ち時計は2分03秒1。
子安裕樹オーナーはこれがこの世代の新馬戦嬉しい初勝利となりました。

中京6R 芝2000 晴・良 15頭

ミッキーツインクル

牝馬
ドゥラメンテ×テーブルロンド
母の父:Astronomer Royal
所属:栗東)中内田充正厩舎
生産:ノーザンファーム
鞍上:D.イーガン騎手
456㎏ 2番人気 3枠4番

ミッキーの冠名で知られる野田みづきオーナーの所有馬から、この世代2頭目の新馬戦勝利です。

スタートとそこからの加速は速くは無かったミッキーツインクルですが、陣営もそこは織り込み済み。
馬群の中程かやや後ろ寄りの位置で脚を溜めレースを進めます。
外に進路を取りながら直線に入ると徐々に脚を伸ばして行き、上り最速33.9を記録して内で先行していたライバルたちをまとめて抜き去っていきました。

勝ち時計は2分02秒4。
短期免許で来日し順調に勝ち星を重ねている23歳D.イーガン騎手ですが、JRAの新馬戦はこれが記念すべき初勝利となりました。


以上、1月8日開催のメイクデビュー勝ち馬3頭を見ていきました。

この仔達がこれからどのような成長を見せてくれるのか、ここからの成長と活躍を楽しみに応援していきたいと思います。

写真:水面、mat

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