[新馬戦回顧]メイクデビューの勝者達 - 2023年01月28日(土)-

1月開催も最終週。2020年産駒達の新馬戦も280戦を越え、残り少なくなってきました。
今回も先週開催された新馬戦で、世代全体のうち3割前後しか勝ち上がることができない狭き門を突破した3歳馬達を紹介していきたいと思います。

2023年01月28日(土)

東京2R ダ1400 晴・良 16頭

ハッピーロンドン

牡馬
グレーターロンドン×ハッピーベリンダ
母の父:アグネスデジタル
所属:美浦)菊沢隆徳厩舎
生産:白井牧場
鞍上:菊沢一樹騎手
470㎏ 1番人気 7枠13番

グレーターロンドンの初年度産駒から5頭目の新馬戦ウィナーが誕生しました。

7枠からのスタートとなったハッピーロンドンは、悪くないスタートを決めると外からグッと前へ。
先頭集団の中程を追走していきます。
4-5番手で最終コーナーを回ると早々に先頭トゥピに並びかけて抜け出し、2着馬リバートゥルーの追い上げを半馬身抑えて1番人気に応えました。

勝ち時計は1分27秒6で、このあとは一旦放牧に出る予定とのこと。
8年目菊沢一樹騎手はこれがこの世代の新馬戦嬉しい初勝利となりました。

中京4R ダ1400 晴・良 16頭

モズアカボス

牡馬
Quality Road×India
母の父:Hennessy
所属:栗東)矢作芳人厩舎
生産:Summer Wind Equine LLC
鞍上:坂井瑠星騎手
498㎏ 1番人気 3枠5番

G1 2勝馬モズアスコットの半弟、モズアカボスが新馬勝ちです。

1番人気に推されたモズアカボスは、好スタートを切ると積極的に前へ。
3番手にポジションをとりレースを進めます。
直線に入ると鞍上坂井騎手が左右を確認しながら追い出しを開始。2着ホウショウラスティに1馬身半差をつけてのゴールとなりました。

勝ち時計は1分28秒0。
坂井騎手も着差以上に余裕があったと高評価で、芝ダート両方のG1を勝っている兄に追い付き、追い越すような活躍を見せられるか、今後に注目の1頭です。

東京6R 芝1600 晴・良 16頭

ランプシー

牡馬
ハーツクライ×ノッテビアンカ
母の父:Kendargent
所属:美浦)斎藤誠厩舎
生産:社台ファーム
鞍上:浜中俊騎手
462㎏ 5番人気 2枠4番

2019年最優秀3歳牡馬サートゥルナーリアの全妹テンペストが単勝1.6倍と人気を集めたこの日最後の新馬戦。

5番人気ランプシーは、内枠からスタートを切るとスムーズにスピードに乗り、4番手で折り合いレースに入ります。
内を回りながら直線に入ると、残り400mを切った辺りで少し狭くなる場面もありましたが、進路が開くとしっかり伸びて先頭ムンドエルモソを捉え、追い込んできたテンペストをアタマ差で退けました。

勝ち時計は1分36秒6。
鞍上浜中騎手も、テンション面の課題を指摘しつつも、狭いところを抜けてくる根性とポテンシャルを高評価。
社台RHからは今月4頭目、この世代21頭目の新馬戦勝ち馬誕生です。


以上、1月28日開催のメイクデビュー勝ち馬3頭を紹介しました。

この仔達がこれからどのような走りを見せてくれるのか、今後の成長と活躍を楽しみに応援していきたいと思います。

写真:mat、Sarcoma

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