[安田記念]今も駆ける スター"ウマ娘"の血を引く者たち〜日曜重賞編〜

巷で話題になっているゲームアプリ「ウマ娘 プリティーダービー」。

実際の競走馬をモデルにしたこのゲーム。登場するウマ娘たちの中に現役で走っている馬をモチーフとしたキャラクターはいませんが、子供、孫あるいは親戚にあたる馬が現役で駆けている例はたくさんあります。

そういった競走馬を「ウマ娘 プリティーダービー」から競馬を持った方々にも応援してもらいたい。そんな思いからこの「今も駆ける スターの血を引く者」では、ウマ娘にも登場するキャラクターのモデルとなった競走馬と血縁関係に当たる馬を、その週のビッグレースからピックアップして紹介していきたいと思います。

今日は安田記念の出走馬の中から注目馬を2頭紹介してみたいと思います。

ソウルラッシュ

安田記念が初めてのG1出走となるソウルラッシュ。父ルーラーシップはエアグルーヴの息子、母エターナルブーケは父マンハッタンカフェと2頭のウマ娘の血を引いています。

ソウルラッシュはデビュー直後は2000m前後の中距離を使われていました。父ルーラーシップは2000m前後の距離で活躍した馬ですし、母父マンハッタンカフェは2500m以上のG1を3勝した長距離の名馬。それはある意味当然の選択と言えるでしょう。

しかし、デビュー戦で勝利をおさめたもののその後は5戦して未勝利。馬券圏内もなく、有り体に言えば「頭打ち」の状態でした。

天気となったのは去年12月に初めて使ったマイル戦。このレースでソウルラッシュはムチを使わない持ったままの競馬で差しきりをおさめ中距離を使っていた頃とはひと味違う競馬を見せました。このレースで開眼したのか、その後ソウルラッシュはこのレースを含めマイル戦を4連勝。新たにマイルの新星としてスターダムにのし上がってきました。

ルーラーシップやマンハッタンカフェが中距離で魅せた鋭い末脚は、活躍する舞台は違えどこの馬にも受け継がれているようです。初のG1出走でもその切れ味は注目に値すると言えるでしょう。

ナランフレグ

前走の高松宮記念で初のG1を制したナランフレグ。曽祖父に「白い稲妻」タマモクロスがいます。

先述のソウルラッシュが4連勝をしてG1に挑んでいますが、「連勝で一気にG1を獲った馬」と言えばこのタマモクロスを思い出す方も多いでしょう。

タマモクロスはデビュー当時はダート戦を多く使われてきましたが、4戦目の落馬事故の精神的影響もあってか8戦して1勝と振るわない成績が続いていました。

そんなタマモクロスに転機が訪れたのが、落馬したレース以来となった芝の下級条件戦。当時は400万と呼ばれていた今でいう1勝クラスのレースでした。このレースで7馬身差の圧勝を飾ると、それを皮切りにタマモクロスの才能は一気に開花します。藤森特別、鳴尾記念、京都金杯、阪神大賞典と5連勝をおさめて初めてのG1天皇賞春に挑みます。

このレースでタマモクロスは3コーナーあたりから仕掛けて、4コーナー出口で前を射程圏に捕らえると、直線も伸び脚が衰えることなく、3200mを走り切るスタミナと直線しっかりとスパートするスピードの両方を見せつける見事な勝利でG1初制覇を飾りました。

その後も、”マイルの帝王”ニッポーテイオーを打ち負かした宝塚記念、若きスーパースターオグリキャップの追撃を振り切った天皇賞秋とジャパンカップでペイザバトラーに敗れるまで、連勝を8まで伸ばしました。

ナランフレグも初のG1制覇からポンポンとG1を連勝する可能性はありそうです。

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