巷で話題になっているゲームアプリ「ウマ娘 プリティーダービー」。
実際の競走馬をモデルにしたこのゲーム。登場するウマ娘たちの中に現役で走っている馬をモチーフとしたキャラクターはいませんが、子供、孫あるいは親戚にあたる馬が現役で駆けている例はたくさんあります。
そういった競走馬を「ウマ娘 プリティーダービー」から競馬を持った方々にも応援してもらいたい。そんな思いからこの「今も駆ける スターの血を引く者」では、ウマ娘にも登場するキャラクターのモデルとなった競走馬と血縁関係に当たる馬を、その週のビッグレースからピックアップして紹介していきたいと思います。
今日は日曜日に行われる2重賞から1頭ずつ紹介したいと思います。
クイーンS ファーストフォリオ
一昨年、去年と札幌芝コースで勝利をおさめているファーストフォリオ。母の父はゲームアプリでメインストーリー最終章の主人公を務めたスペシャルウィークです。
ファーストフォリオの母シーザリオは2005年の日米オークスを制したシーザリオ。アメリカでも「ジャパニーズスーパースター」として知られる名牝は母としても大変優秀で、エピファネイア、サートゥルナーリア、リオンディーズと3頭のG1ホースを送り出しています。
また、この3頭はエピファネイアが父シンボリクリスエス、サートゥルナーリアが父ロードカナロア、リオンディーズが父キングカメハメハといずれも種牡馬が異なります。種牡馬の良さも伝えながら、自身の類まれな才能をも子供に伝えるシーザリオは稀代の名繁殖牝馬と言えるでしょう。
今では孫世代からもエフフォーリアやデアリングタクト、オーソリティなど活躍馬がぞろぞろ誕生しており、シーザリオの血はこれからも日本競馬界に欠かせないものになっていくでしょう。
そんな良血がここで開花するか、注目です。
アイビスサマーダッシュ ジュニパーベリー
韋駄天ステークスで1番人気を背負いながら8着に敗れたジュニパーベリー。父は芦毛の不沈艦ゴールドシップです。
ゴールドシップの現役時代は、その心臓の強さからロングスパートの持久力勝負が得意な馬で長めの距離を得意とした一方、瞬間的なスピードはお世辞にも高いとは言えず、勝利したレースで最も短い距離でも1800mでした。
種牡馬となってからも、基本的には中距離~長距離で結果を出すことが多いですが、このジュニパーベリーに関しては、新潟芝1000mでも2勝を挙げており、短距離志向が強めに出ています。このように不意に短距離適性の高い馬が出てくるのは、意外性の高いゴールドシップ産駒らしいと言えるのかもしれません。
過去10年のアイビスサマーダッシュでは2勝しているサクラバクシンオーの他、ロードカナロアやキングヘイロー、メイショウボーラーと言ったスピードに勝ったスプリンターが良績をおさめています。逆にゴールドシップと同じサンデーサイレンス系の馬は0勝と、相性は決して良くありません。
だからこそ、ある意味「空気を読まない」ゴールドシップの血が炸裂するかもしれません。期待したいところです。
開発:Cygames
ジャンル:育成シミュレーション
プラットフォーム:iOS/Android/PC
配信:日本
利用料金:無料(一部有料コンテンツあり)
URL:
・AppStore
https://apps.apple.com/jp/app/id1325457827
・GooglePlay
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.cygames.umamusume
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