[小倉2歳ステークス、新潟記念]今も駆ける スター"ウマ娘"の血を引く者たち〜日曜重賞編〜

巷で話題になっているゲームアプリ「ウマ娘 プリティーダービー」。

実際の競走馬をモデルにしたこのゲーム。現在も、ウマ娘たちのモチーフとなった名馬たちの子供、孫あるいは親戚にあたる馬が現役で駆けています。

そういった競走馬を「ウマ娘 プリティーダービー」から競馬を持った方々にも応援してもらいたい。そんな思いからこの「今も駆ける スターの血を引く者」では、ウマ娘にも登場するキャラクターのモデルとなった競走馬と血縁関係に当たる馬を、その週のビッグレースからピックアップして紹介していきたいと思います。

今日は日曜日に行われる2重賞から1頭ずつ紹介したいと思います。

小倉2歳ステークス ゴーツウキリシマ

未勝利の身ながら小倉2歳ステークスに参戦するゴーツウキリシマ。母の父はこのコラムでも頻繁に登場するグラスワンダーです。

ゴーツウキリシマが他の多くの競走馬と異なるのが産まれた場所。現役競走馬のほとんどが北海道で生まれるのに対し、このゴーツウキリシマは九州で生まれたいわゆる九州産馬です。

九州は北海道に比べ競走馬の生産規模が100分の1以下と言われ、その生産規模の差もあってか重賞で活躍する馬はなかなか出て来ていません。実際、ウマ娘に登場するキャラクターのモデルとなった競走馬に九州産馬は1頭もいません。しかし、近年では去年の北九州記念を制したヨカヨカなど活躍馬も輩出しており、少しずつ注目度は増しています。

現役馬デアリングタクトが実装されたことからも、今後は今走っている競走馬をモデルにしたウマ娘も登場してくることが予想されます。裏を返せばこの馬がこのレースで勝利し、その後も活躍することが出来れば九州産馬初のウマ娘となる可能性も十分にあります。

ゴーツウキリシマには「九州産馬初のウマ娘」となれるような活躍を期待したいところです。

新潟記念 イクスプロージョン

近5走立て続けに馬券圏内、近2走は連勝を飾っている充実一途のイクスプロージョン。この馬は父オルフェーヴルの母の父がメジロマックイーン。自身の母の父がシンボリクリスエスと2頭のウマ娘のモデル馬の血が流れています。

また、この馬で注目してほしいのが牝系。この馬の4代母にはバレークイーンと言う馬がいるのですが、この馬は日本で活躍馬をたくさん送り出してきた、日本有数の基礎牝馬と言える馬です。

バレークイーンの初めての子であるフサイチコンコルドはわずか3戦のキャリアで1996年の日本ダービーを制した馬。日本ダービーに出走するには、賞金の関係上よほど登録馬が少なくならない限りデビュー戦、もしくは未勝利戦で勝利をおさめた後、最低でも1勝以上するか、トライアルレースで指定された着順を上回らないと出走が叶いません。つまりこの「3戦目でダービーを制する」と言うのは、事実上更新されることのない最少キャリア記録と言えるでしょう。

また、バレークイーンの活躍はそれにとどまらず、6番目の子供ボーンキングが京成杯を制したほか、フサイチコンコルドがダービーを制してから10年以上経った2009年の皐月賞でその弟アンライバルドが皐月賞を制するなど、長く活力を維持した牝馬と言えるでしょう。

また、その優秀な血は3世代、4世代を経た馬にも強く影響を与えており、2004年の皐月賞馬ヴィクトリー、ディープインパクトが勝った天皇賞春で2着に入ったリンカーン、そのディープインパクトの息子コントレイルが無敗の三冠を達成した菊花賞で2着に入ったアリストテレスなど活躍馬が多く出ています。ちなみに今あげた3頭はアドマイヤベガの馬主さんである近藤利一さんの奥さん近藤英子さんの所有馬であるため、今後ウマ娘への登場も期待できる馬たちです。

バレークイーンの牝系は今後のウマ娘を楽しむためにも是非覚えておきたい牝系です。

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