バクシン(牡2 父ヘニーヒューズ 母アウトオブザウィム 美浦・斎藤誠厩舎)
昨年のセレクトセール1歳馬部門で林正道さんが2484万円で落札したバクシン。土曜の福島6R・ダート1150m戦でデビューします。
父のヘニーヒューズはアジアエクスプレス・モーニン・ワイドファラオと、ダート戦で結果を残している種牡馬です。母であるアウトオブザウィムの半兄には、北九州記念を勝ったバクシンテイオーがいます。また、叔父にはフェブラリーステークスなどダートG1・統一G1レースで7勝をあげたカネヒキリもいます。
こうした血統ですから、今回のようなダート短距離戦で強さを発揮しそうな1頭です。
ジャカランダレーン(牝2 父ラブリーデイ 母ウリウリ 栗東・中内田厩舎)
2015年の宝塚記念、天皇賞・秋を制したラブリーデイ。今年はそのラブリーデイの初年度産駒がデビューしていますが、なかでも注目されている素質馬・ジャカランダレーンが、土曜の阪神5R・芝1400m戦でデビューします。
母のウリウリは2014年の京都牝馬ステークス、2015年のCBC賞を制し、2015年のスプリンターズステークスで5着に入った馬です。ジャカランダレーンの叔父には2016年の日本ダービーを制したマカヒキがいます。
父のラブリーデイは中距離で活躍しましたが、母の実績から行くと、1600m前後の距離がベストかもしれません。セレクトセール直前のこの時期に父の名を高めるには、まずはここを勝って桜花賞戦線に名乗り出たいところです。
デュアリスト(牡2 父ミッキーアイル 母デュアルストーリー 栗東・安田隆厩舎)
一口クラブのサンデーレーシングが総額2000万円(一口50万円)で募集したデュアリスト。土曜の阪神6R・ダート1200m戦でデビューします。
父は今年の新種牡馬・ミッキーアイル。
母のデュアルストーリーの現役時代は4勝をあげています。半兄にはJRAで5勝をあげたデュアルスウォード、現在オープン馬として活躍しているデターミネーションなどがいます。
血統的にも今回のダート1200m戦は適性十分でしょう。
ワールドクルーズ(牝2 父ワールドエース 母ヴェラブランカ 美浦・和田雄厩舎)
一口クラブのキャロットファームが総額1200万円(一口3万円)で募集したワールドクルーズ。土曜の函館5R・芝1200m戦でデビューします。
父であるワールドエースはディープインパクト産駒で、マイラーズカップなどを制した実力馬です。また、母のヴェラブランカはJRAで2勝をあげています。母方の祖母のアドマイヤサンデーは、2008年のオークスを制したトールポピーや2011年の秋華賞を制したアヴェンチュラの母として知られる名繁殖です。
スワーヴエルメ(牡2 父ドゥラメンテ 母アイムユアーズ 美浦・堀厩舎)
2018年のセレクトセール当歳馬部門で、NICKSが1億9440万円にて落札したスワーヴエルメ。日曜の福島5R・芝1800m戦でデビューします。
父のドゥラメンテは2015年の皐月賞、日本ダービーを制し、今年初めて息子達を送り出す新種牡馬。さらに母のアイムユアーズは2012年のフィリーズレビューなど重賞で4勝をあげた馬で、半姉のモーベットは昨年6月の新馬戦を勝っています。
ドゥラメンテの祖母であるエアグルーヴの血は、大成するのに時間が掛かる血統とも言われています。ただこの馬の場合は、1月30日と早い時期に生まれていることからも、この時期から活躍を予感させます。
サンデージャック(牡2 父ダイワメジャー 母ホットチャチャ 栗東・宮本厩舎)
昨年のセレクトセール1歳馬部門で杉野公彦さんが1億8360万円で落札したサンデージャック。日曜の阪神・5R芝1600m戦でデビューします。
父はダイワメジャー。
母のホットチャチャは2009年にアメリカのG1レース・クイーンエリザベス2世チャレンジカップステークス(芝約1800m)を制しました。
半兄のエタリオウは菊花賞や日経賞で2着の実績を残しています。
ステラヴェローチェ(牡2 父バゴ 母オーマイベイビー 栗東・須貝厩舎)
一昨年のセレクトセール当歳馬部門で大野剛嗣さんが6480万円で落札したステラヴェローチェ。日曜の阪神・5R芝1600m戦でデビューします。
父のバゴは競走馬時代には凱旋門賞を制し、種牡馬としても宝塚記念を制したクロノジェネシスなどを送り出しています。
母のオーマイベイビーは未勝利に終わりましたが、母の半兄には朝日杯フューチュリティステークスを制したゴスホークケンがいます。
アークライト(牡2 父ディープインパクト 母ヒストリックスター 美浦・藤沢和厩舎)
一口クラブのキャロットファームが総額1億2000万円(一口30万円)で募集したアークライト。日曜の函館5R・芝1800m戦でデビューします。
父ディープインパクト、母ヒストリックスターの配合からは桜花賞を制したハープスターが登場しています。また、母方の祖母ベガは桜花賞とオークスを制し、産駒には日本ダービーを制したアドマイヤベガや朝日杯フューチュリティステークスなどを制したアドマイヤドンがいます。
管理する藤沢和雄調教師は2022年に、定年により調教師生活を引退します。JRA通算1503勝、JRA重賞レースを121勝挙げた藤沢調教師ですが、皐月賞や菊花賞は未勝利です。
前評判としては世代有数の高い評価を得ているアークライト。
皐月賞、日本ダービー、菊花賞の牡馬クラシック三冠を獲り、名伯楽・藤沢調教師にとって「最後の大物」となるのか?
注目の1頭です。
ライトニングホーク(牝2 父ディープインパクト 母ノヴァホーク 栗東・吉村厩舎)
一口クラブの社台レースホースが総額5000万円(一口125万円)で募集したライトニングホーク。日曜の函館5R・芝1800m戦でデビューします。
父はディープインパクト。
母のライトニングホークはイタリアのG3レース・セルジオクマニ賞(芝1600m)を制し、ヨーロッパ3歳マイル女王を決めるコロネーションステークス(イギリスG1・芝約1600m)で2着に入った実績を残している馬です。
母方の曾祖母マジックオブライツはコロネーションステークスを制し、孫には日本のオークスで2着に入ったチューニーがいます。