中山金杯ってどんなレース?

1952年に4歳以上のハンデキャップの重賞競走「金盃」として創設されたレースです。当初は中山競馬場の芝2600mで行われました。

その後、1954年に負担重量が別定に変更されましたが、1961年にはハンデキャップに戻され、芝2000mに距離が短縮されています。

また、同年より開催時期を1月の中旬から新春最初の最初のレースに繰り上げて行われるようになりました。

1966年からは「日刊スポーツ賞 金盃」の名前に改称。1971年に「日刊スポーツ賞 金杯」に変更しました。

1996年からは東西で行われる金杯を区別するためにレース名を「日刊スポーツ賞 中山金杯」と改称し、関西で行われる「スポーツニッポン賞 京都金杯」と並んで、JRAの新年の開幕を飾るレースとなっています。

今年の見どころ

菊花賞4着馬ディープボンドの実力やいかに?

2020年の菊花賞4着、日本ダービー5着のディープボンド(牡4 栗東・大久保厩舎 56Kg 和田竜二騎手騎乗予定)。実績的にはここでも通用するはずです。

2020年の春は4月から5月にかけて4回走るという厳しいローテーションを歩みましたが、京都新聞杯優勝、日本ダービーでも見せ場十分の内容でした。さらに、秋の神戸新聞杯は4着。菊花賞では先行した馬が後方に沈む中、4コーナーでは2番手に取り付き、最後はサトノフラッグに差されましたが4着と健闘しました。

ディープボンドにとって追い風なのは今の中山の馬場。切れ味よりも持久力が要求される今の中山コースはディープボンドにとっては得意とするところでしょう。中山コースは昨年の皐月賞で10着という成績ですが、あの時は1勝クラスから中1周で挑むなど馬にとって厳しいローテでした。パワーの要する馬場で4歳馬の意地を見せたいところです。

福島記念を制したバイオスパークが重賞連勝を目指し出走!

2020年の福島記念で悲願の重賞制覇を成し遂げたバイオスパーク(牡6 栗東・浜田厩舎 57Kg 池添騎手騎乗予定)。勢いをそのままに、重賞連覇を目指します。

2020年の2月に3勝クラスを制し、オープンクラスに昇格したバイオスパーク。リステッド競走で4着、2着と好走し、重賞の函館記念でも3着に入るなどオープンクラスでも通用する事が証明されました。京都大賞典は2400mという距離が堪えたのか9着に敗れましたが、福島記念では窮屈な競馬を跳ね除け、直線鮮やかに差し切りました。

今回ポイントとなるのは中山競馬の坂です。これまでの勝ち星は函館、福島、京都と直線がほぼ平坦のコースで結果を残しているので、直線で急坂のある中山コースの適性が問われます。ただし、この馬の父・オルフェーヴルは現役時代では有馬記念を2度制覇。そらにその産駒達もオセアグレイトをはじめ、時計の掛かる中山コースに実績を残しているので、極端な不安要素とはならないでしょう。

重賞3勝馬カデナが更なる実績を目指す!

弥生賞など重賞3勝の実績を持つカデナ(牡7 栗東・中竹厩舎 58Kg 三浦騎手騎乗予定)。58Kgのハンデが厳しいですが、実績的にはここでも勝ち負けできる存在です。

2020年の中山金杯は57Kgのハンデを背負って11着と大敗していますが、その時は先行した馬が上位を独占するなど展開的に不向きでした。58Kgというハンデは、過去に新潟記念で背負っていましたが、勝ったブラヴァスとは0.3秒差の6着と健闘。ラスト600mのタイムがメンバー中2位の32.3秒をマークしています。470~480Kgの馬体を有していますし、天皇賞・秋や宝塚記念でも58Kgのハンデを背負って走っているので、馬自身も慣れている頃でしょう。

コンビを組む三浦皇成騎手は、金杯の日に落馬負傷し、長期の離脱。それでも、2020年関東リーディングジョッキーでは78勝を挙げ3位と上位に食い込みました。悲願のG1レース制覇に向けて、まずは中山金杯を制し幸先の良いスタートを切りたいところでしょう。

ダーリントンホールなどの実績馬も続々と出走!

2020年の日本ダービー(13着)以来の出走となるダーリントンホール(牡4 美浦・木村厩舎 55Kg デムーロ騎手騎乗予定)。比較的パワーを要した共同通信杯を制覇していますし、さらには父がパワー勝負に強いニューアプローチと、時計が掛かる今の中山コースにはもってこいの馬でしょう。

2020年の中山金杯2着のウインイクシード(牡7 美浦・鈴木伸厩舎 56Kg 戸崎騎手騎乗予定)。その後は福島民報杯(リステッド)の3着の実績があります。今回、休養明け3戦目で一変してもおかしくはない馬です。

また、2020年の中山金杯3着のテリトーリアル(牡7 栗東・西浦厩舎 56.5Kg 石川騎手騎乗予定)も、今回と同じ56.5Kgのハンデで挑んだ福島記念では0.2秒差の3着に入線するなど結果を残しているので、侮れません。

福島記念2着のヴァンケドミンゴ(牡5 栗東・藤岡厩舎 56Kg 藤岡康太騎手騎乗予定)。中山コースでは実績が残っていないのは気になりますが、福島記念はバイオスパークとはハンデ差無しでクビ差の2着。今回はバイオスパークが57Kgに対してヴァンケドミンゴは56Kgのハンデですので、逆転があってもおかしくはないでしょう。

3勝クラスから勝ち上がってきた馬たちも魅力は十分!

3勝クラスを勝ち上がってきた馬の中にも、注目したい馬がいます。

2勝クラス、3勝クラスのウェルカムステークスと連勝中のヒシイグアス(牡5 美浦・堀厩舎 54Kg 松山騎手騎乗予定)。3歳時にはスプリングステークスで0.2秒差の5着と健闘した実績をありましたが、馬の成長に合わせてレースを使っていたので、ここまでキャリアが9戦の馬です。9戦4勝、2着3回と安定した戦績を残している馬。関西から松山弘平騎手が参戦する辺り、楽しみな一頭です。

福島で行われたフルーツラインカップを制したココロノトウダイ(牡4 美浦・手塚厩舎 53Kg 丸山騎手騎乗予定)。重賞戦線では2020年の共同通信杯の5着が最高ですが、フルーツラインカップのタイムが1分59秒9と、同開催で行われた福島記念とは0.3秒差というレベルが高い走りを見せています。3勝クラスを勝ち上がってきた馬が54Kgのハンデに対し、この馬は53Kgのハンデで出走できるのも魅力です。

京都で行われた古都ステークスを勝ったシークレットラン(牡5 美浦・田村厩舎 54Kg 横山武史騎手騎乗予定)。2歳時の葉牡丹賞で中山競馬芝2000m2歳レコードをマークするなど、重賞競走以外での中山コースの戦績は3勝2着3回と安定しています。2020年に史上最年少で関東リーディングジョッキーに輝いた横山武史騎手とのコンビで重賞初制覇を狙います。

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