[POG2022-2023]注目馬紹介~一口クラブ・インゼルサラブレッドクラブ編~

昨年の一口馬主界のビッグニュースだったインゼルサラブレッドクラブの誕生。「白、鼠元禄、袖鼠元禄」の勝負服を見ただけでワクワクする方も多いのではないでしょうか。日本国内の牧場だけでなく、世界目線からも魅力のある血統馬が初年度から募集されました。

そんなインゼルサラブレッドクラブの期待馬を今回は特集していきます。

オーサムリザルト

牝馬
父: Justify
母: Blossomed
母父: Deputy Minister
生産国:米国
厩舎:池江泰寿(栗東)
募集額:8,000万円(一口160万円)※50口募集

まずは超良血の外国産馬から紹介させて頂きます。

父Justify(ジャスティファイ)は41年ぶりの無敗の米国三冠馬。牝系を見ても非常に優秀で、半姉のCinemine(シネマイン)は北米で12勝をあげています。母Blossomed(ブラッサムド)は不出走で繁殖入りしましたが、デビューした産駒6頭が北米で合計28勝をあげる活躍を果たしています。なかでも2016年産のSippican Harbor(シッピカンハーバー)はGⅠスピナウェイSを制しています。また、半姉Bodacious Babe(ボウデイシャスベイブ)の子供ジュタロウは2021年に本国でデビューし4戦2勝の成績をあげています。

Deputy Minister(デピュティミニスター)は母父としてカネヒキリ、ミスターメロディがGⅠを制し、9頭の重賞馬がでています。牝馬の場合はマルターズスパーブがフラワーカップ、サクセスビューティがフィリーズレビューを制する等、早い時期から結果がでています。

カタログにある通り、中距離戦においてスピードを前面に押し出す走りを期待したい存在ですので、まずはオークスを目指して欲しい1頭です。

クリダーム

牡馬
父: ハーツクライ
母: ブーケトウショウ
母父: サクラバクシンオー
生産牧場: 杵臼牧場
厩舎:須貝尚介(栗東)
募集額:2,300万円(一口4.6万円)※450口

続いては世紀末覇王テイエムオペラオーが誕生した杵臼牧場生産の期待の1頭を紹介します。

牝系を遡ると天馬トウショウボーイを輩出したソシアルバタフライにつながる血統。そこからは多くの重賞馬が誕生し、歴史と結果を残してきました。母ブーケトウショウからはまだ特筆すべき活躍馬はおりませんが、キッカケ一つでいくらでも変わってくる下地は十分でしょう。

父ハーツクライ×母父サクラバクシンオーからは芝、ダート、障害とあらゆる舞台で活躍する馬が誕生しています。芝のマイルから2,000mを中心に6勝しているインビジブルレイズや芝の1,400m~1,800mを中心に走ったアフランシール、ダート4勝のマッシヴランナーなどです。

本馬クリダームの場合は募集時から育成段階まで非常に良いスピードを披露しており、POG期間に重賞3勝を果たした祖母マザートウショウの良い所がでている様に見受けられます。POG向きと言えますしマイルから2,000m位での活躍が楽しみな1頭です。

シュバルツガイスト

牡馬
父: キタサンブラック
母: フリーティングスピリット
母父:Invincible Spirit
生産牧場:ノーザンファーム
厩舎:国枝栄(美浦)
募集額:1億2,500万円(一口250万円)※50口募集

3頭目はシュバルツガイストです。

母フリーティングスピリットは2009年にGⅠジュライC(芝1,200m)制覇のアベイドロンシャン賞含むGⅠで2着3回を記録し、全欧チャンピオンスプリンターに選ばれた名牝です。ジュライCやアベイドロンシャン賞と言えばアグネスワールドが制した事で日本のファンの方で覚えてらっしゃる方も多いのではないでしょうか。ここまでミッキースピリット(父ディープインパクト)が2歳未勝利戦にて2歳レコードで勝利や、メメントモリ(父ダイワメジャー)がPOG期間のオープン戦で活躍など、スピード力はさすがと言った結果をだしています。

父キタサンブラック産駒は初年度からイクイノックスが東京スポーツ杯2歳Sを制し、皐月賞は2着を筆頭に上々の種牡馬生活のスタートを切る事が出来ました。古馬になってからの成長力を考えると今後の活躍がますます楽しみです。

本馬シュバルツガイストは2020年の当歳セレクトセールにて1億1,000万円(税抜)で取引されている期待馬。育成の段階から非常に良く動けていますし、何より父が本国の年度代表馬で母が全欧のチャンピオンスプリンターという組み合わせは期待せずにはいられません。ここまでは牝系の良さが強く出ている様に見受けられるので、マイルから2,000mを中心に日本ダービーへ駒を進めてもらいたい1頭です。


まだまだ本来ならば紹介したい期待馬が多くいるのですが、以上3頭に注目して紹介させて頂きました!

この記事が皆様のPOG戦略のお役に立てれば幸いです。

※記事内のクラブの名称は愛馬会法人名を使用しています。
※記事内の数字は2022年5月21日現在の内容です。
※記事内の写真はクラブ募集時の写真となっています。
※本記事はクラブ様からのご厚意で制作させて頂いております。転載等はご遠慮下さい。

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