[新馬戦回顧]メイクデビューの勝者達(2025/07/27)

多くのサラブレッドたちが最初の大舞台として走ることになる新馬戦。
ここでは2023年産まれの競走馬のなかから、新馬戦を勝利した馬たちを取り上げていきます。

今週はどのような期待馬が勝利を収めたのでしょうか?

07月27日(日)

■中京3R 2歳新馬・芝2000m・2:01.5

ロックターミガン

牡馬(3番人気)
父:シスキン
母:リリカルホワイト(母父:ダイワメジャー)
厩舎:(栗東)石坂公一
騎手:幸英明
馬主:キャロットファーム
生産者:(白老町)社台コーポレーション白老ファーム

6頭立てとなった中京の新馬戦。
馬群中ほど4番手でレースに入っていったシスキン産駒ロックターミガンは、勢いよく外を回り直線に入ると534㎏の雄大な馬体で素晴らしい切れを見せてあっという間に先頭へ。
2着ダノンセフィーロに3馬身差をつける快勝で新馬勝ちを決めました。

6月は新馬戦勝利が無かったキャロットファーム、7月はこれで3頭目の新馬戦ウィナー誕生となっています。

■新潟3R 2歳新馬・芝1600m・1:37.1

フィロステファニ

牝馬(2番人気)
父:エピファネイア
母:スキア(母父:Motivator)
厩舎:(栗東)中内田充正
騎手:Rキング
馬主:社台レースホース
生産者:(千歳市)社台ファーム

Rキング騎手が2日連続の新馬戦勝利です。

出たなりの6-7番手でレースに入っていったフィロステファニは馬群内寄りをリズムよく回り直線へ。
壁に阻まれ馬場の中央付近まで出ていくことになりましたが、前が空くと力強く脚を伸ばし残り200m付近で先頭に並びます。
最後は同じ社台ファーム生産馬ディールメーカーとの一騎打ち。これをクビ差で制しました。

半兄に皐月賞馬ソールオリエンスや富士S勝ち馬ヴァンドギャルドがいる良血馬。
兄達に続く活躍が見せられるか、今後の成長に期待の1頭です。

■札幌5R 2歳新馬・芝1800m・1:53.5

サンセットゴールド

牡馬(1番人気)
父:キズナ
母:パスティエーラ(母父:キングカメハメハ)
厩舎:(栗東)矢作芳人
騎手:鮫島克駿
馬主:青芝商事
生産者:(新冠町)ハクレイファーム

近親に昨年の2冠牝馬チェルヴィニアを持つ注目馬が新馬戦勝利をおさめました。

好スタートを切ったサンセットゴールドでしたが、鼻をきることはせず3-4番手に折り合ってレースを進めていきます。
直線を迎えると鮫島騎手のゴーサインで抜け出して、最後は少し流して余力を残すクビ差という着差以上の内容で1.8倍のダントツ1番人気に応えました。

重賞2勝馬オーシャンブルーや鳴尾記念勝ち馬ステイインシアトルで知られる青芝商事はこれが今年の新馬戦嬉しい初勝利となりました。

写真:かずーみ、すずメ

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