2021年産駒達のJRA新馬戦も100レース以上が終了。
早くも9月2週目の開催となりました。
今回も世代全体のうち3割前後しか勝ち上がることができない狭き門を突破した2歳馬4頭を紹介していきたいと思います。

2023年09月09日(土)

阪神4R ダ1800 晴・良 11頭

メイショウキルギス

牡馬
アジアエクスプレス×メイショウアズミノ
母の父:ハーツクライ
所属:栗東)高橋亮厩舎
生産:林孝輝
鞍上:池添謙一騎手
458㎏ 4番人気 4枠4番

2場開催となります今週最初の新馬戦は阪神のダート1800。
好スタートを切りましたメイショウキルギスは、勢いそのままにハナを主張。逃げの体勢に入っていきます。
伸び伸びとレースを進めるとそのまま最終コーナーをまわり、先頭のまま直線へ。
外から1番人気ルディックが上り最速の脚で迫りましたが0.2秒及ばず。
見事逃げ切り勝ちとなりました。

勝ち時計は1分57秒2。
26年目の池添騎手はこれが今年の新馬戦初勝利。アジアエクスプレス産駒からは今年3頭目の新馬戦勝ち馬誕生となりました。

中山4R ダ1200 曇・重 15頭

グラシリティ

牝馬
ヘニーヒューズ×ディオーサシチー
母の父:シンボリクリスエス
所属:美浦)相沢郁厩舎
生産:幌村牧場
鞍上:石川裕紀人騎手
464㎏ 6番人気 7枠12番

ヘニーヒューズ産駒から、今年5頭目の新馬戦勝ち馬誕生です。

6番人気グラシリティは、悪くないスタート切るとスムーズにスピードに乗り前方へ。
馬群外側につけてレースを進めていきます。
5番手で直線に入ると37.1の上りはメンバー最速。先行したライバルたちを外から次々と抜いていき、2着馬カネトシゴウトに1と1/4馬身差をつけてゴールしました。

勝ち時計は1分13秒0。
昨年新馬勝ちがありませんでした友駿ホースクラブの所属馬。
クラブの大先輩たちにどこまで近付いているいけるか、注目の1頭になりそうです。

阪神5R 芝1400 晴・良 6頭

メイショウサチダケ

牡馬
アドミラブル×メイショウハバネラ
母の父:アイルハヴアナザー
所属:栗東)鈴木孝志厩舎
生産:まるとみ冨岡牧場
鞍上:和田竜二騎手
462㎏ 3番人気 2枠2番

新種牡馬アドミラブルの仔がJRA初勝利を挙げました。

好スタートを切ったメイショウサチダケは、出たままの勢いで先頭に立ちレースを引っ張っていきます。
伸び伸びと道中を進むと先頭のまま直線に入り、1つ2つ3つと鞭を入れられながら脚を伸ばして行き、2着に入った1番人気アスティスプマンテに3馬身差をつけ逃げ切り勝ちを決めています。

勝ち時計は1分22秒9。
「メイショウ」松本オーナーはこの日の阪神の新馬戦2戦2勝となりました。

4番ショウキンカセギはスタート直後に内へ行きコースを外れてしまい競走中止。
ラチに接触もあったようですが幸い人馬共に異常無しと発表されています。

中山5R 芝2000 曇・稍重 10頭

フォルラニーニ

牡馬
エピファネイア×リナーテ
母の父:ステイゴールド
所属:美浦)手塚貴久厩舎
生産:ノーザンファーム
鞍上:C.ルメール騎手
484㎏ 1番人気 8枠9番

サンデーレーシングから今月最初の、そしてこの世代9頭目の新馬戦勝ち馬が誕生しました。

10頭立ての8枠9番からの出走となりましたフォルラニーニ。
ゲートの出が飛びぬけて良かったというわけではありませんでしたが、スムーズにスピードに乗ると10番のすぐ後ろ、2番手につけてレースを進めていきます。
最終コーナーをやや膨らみながら回りますが残り200m付近で先頭に並びかけると、そこからはメンバー唯一の上り34秒台となる力強い末脚を見せて抜け出し、2着馬エクセルゴールドとは3馬身半差。単勝1.5倍の圧倒的一番人気に応えました。

勝ち時計は2分02秒7。
管理する手塚調教師は昨年中山競馬場では新馬戦未勝利。今年の新馬戦2勝目は久々の舞台での勝ち星となりました。


以上、9月9日開催のメイクデビュー勝ち馬4頭を紹介しました。

この仔達がこれからどのような走りを見せてくれるのか、今後の成長と活躍を楽しみに応援していきたいと思います。

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