2024年は阪神競馬場リフレッシュ工事に伴う開催日割の変更のため、京都競馬場で行われる宝塚記念。宝塚記念が京都競馬場で開催されたことは、過去に7度ある。 京都競馬場で宝塚記念が最初に行われたのが1966年の宝塚記念であった。勝ったのは牝馬のエイトクラウン。エイトクラウン以降、牝馬による宝塚記念制覇は2005年のスイープ...
競馬ノートの記事一覧
スポーツ、とりわけサッカーにおいて格下のクラブが格上のクラブに勝利する事を『ジャイアントキリング(giant-killing)』と呼んでいる。ジャイアントキリングの典型的な例として2022年の天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会が挙げられる。 Jリーグ2部(J2)のヴァンフォーレ甲府が格上のJリーグ1部(...
例年、話題を集める輸入新種牡馬たち。今年も楽しみな種牡馬が輸入されています。今回は、ナダル・シスキン・ノーブルミッションと、3頭の輸入種牡馬を取り上げたいと思います。 なお、セリ市での落札価格は税込価格です。 ナダル 父:Blame 母:Ascending Angel血統登録された産駒数:98頭 2021年の新種牡馬ド...
2023年度の新種牡馬からは、芝の活躍馬だけではなくダートの活躍馬も多く登場しました。ブリックスアンドモルタルからは兵庫ジュニアグランプリを制したイーグルノワール、モーニンからは雲取賞を制したブルーサンらが送り出されています。 2024年から羽田盃や東京ダービーがJRA所属馬や他の地方競馬所属馬に開放されました。他にも...
2023年のJRA2歳馬リーディングはキズナが1位、エピファネイアが2位となった一方で新種牡馬スワーヴリチャードがモーリスやロードカナロアを抑えて3位となりました。この他にもブリックスアンドモルタルが9位、ニューイヤーズデイが10位に入るなど2023年に産駒がデビューした新種牡馬の活躍が目立ちます。 2024年に入って...
京都新聞杯と聞けば、私のようなオールド競馬ファンなら、真っ先に『菊花賞の前哨戦』という印象が頭を掠める方もいるだろう。 21世紀を前にして菊花賞から日本ダービーのステップレースに変わってから、長い時が流れているのも事実である。 コース・距離ともグレード制が導入される前の1981年から一貫して、京都の外回り芝2200mと...
競馬の”スポーツ”としての一面を強く感じるのが、レコードタイムが更新された際に上がる歓声を耳にした時である。電光掲示板に『レコード』の赤い4文字が表示されると、各々のギャンブルとしての当たり外れはさておき、大きな歓声が沸き上がる。 平成になって最初の天皇賞・春となった1989年。イナリワンが、1982年にモンテプリン...
長い歴史を積み上げてきたクラシック第一戦、皐月賞。これまで、父と子供が揃って無敗で皐月賞を制したケースは3組6頭しかいない。しかも、どの馬も、父親は後の牡馬クラシック三冠を達成した馬である。 今回は親子揃って無敗で皐月賞を制した馬達を紹介していく。 ※馬齢はすべて現在の表記に統一しています。 シンザン(1964年)&ミ...
競馬実況中継の神様とも言うべき存在の杉本清アナウンサー。杉本アナウンサーの実況で個人的に強い印象が残っているレースの1つとして1991年の桜花賞がある。シスタートウショウが先頭でゴールした後に飛び出した「今年も汚れなき桜の女王の誕生です!」というセリフは、強烈なインパクトを残した。 一度の敗北も無く桜花賞を制するのがい...
春の中距離G1、大阪杯。大阪杯の歴代最多騎手は、G2レースだった産経大阪杯時代を含めると、8勝をあげている武豊騎手である(2024年現在)。 元号がまだ昭和だった1988年(昭和63年)、レース名もサンケイ大阪杯だった(産経大阪杯に改称するのは翌1989年)時代、武豊騎手は大阪杯での初勝利をあげる。デビュー2年目の武豊...
アーカイブ
カテゴリー
語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
-
[重賞回顧]”バド”の雪辱を、”スタニング”が晴らす見事な勝利~2024年・エリザベス女王杯~
-
[重賞回顧]夕暮れに映えた白き古豪、ハヤヤッコ~2024年・アルゼンチン共和国杯~
-
[地方レース回顧]意地の連覇、意欲の挑戦~2024年・マイルチャンピオンシップ南部杯~
-
[重賞回顧]いざ、逆襲のとき。武豊騎手とドウデュースが感動の後方一気!~2024年・天皇賞秋~
-
[重賞回顧]夏を越して走りが洗練されたアーバンシックが菊の大輪を戴冠!~2024年・菊花賞~
-
[重賞回顧]秋晴れに輝く2つ目のティアラ 盤石の競馬で突き抜けたチェルヴィニアが二冠達成~2024年・秋華賞~
-
[重賞回顧]古馬相手でも適距離では負けられない! 混戦を断った3歳馬シックスペンスが、秋初戦を快勝~2024年・毎日王冠~