[旅行記]個人協賛レースを"はしご"して。

毎年恒例、年に一度の長期休暇を使っての一人旅。地方競馬場にて個人協賛レースを開催しています。馬と城とグルメ……私、プーオウの旅行記(2019年)です。

①サンライズ瀬戸・出雲に乗る

2019年10月27日東京駅22時出発の寝台特急サンライズ瀬戸・出雲に乗って姫路へ。
昔はたくさん走っていた寝台特急も、今ではこの一本。プレミア感もあり人気がありますが、繁忙期でなければ、1ヶ月前の販売開始から数日経っても購入可能です。

私が今回購入したのは『B個室寝台1人用(シングル)』。広さはカプセルホテルよりやや広いくらいで、高さは結構あります。私が寝台特急に乗ったのは高校時代の修学旅行以来。この時は三段ベットになっていて、ベットの上では起きられない造りだったので、乗り心地は格段に良くなりました!

……とはいえ電車の揺れや音が苦手な人にはきついかもしれません。私は昔から電車が好き、特に路線図や電車の音が好きなので何も問題なく過ごせました。ただ、深い眠りにつくと起きられない心配や、寝台特急に乗ったワクワク感で、結局あまり眠れませんでしたが(笑)

②竹田城に行く

10月28日姫路駅朝5時過ぎに到着、大きな荷物は駅のコインロッカーに預け、始発の電車に乗り竹田駅へ。途中寺前駅で電車を乗り継ぎ、1時間30分程で竹田駅に到着。
姫路より内陸部に来たので結構寒い……。

上着を羽織って竹田城に向かいますが、途中から急な階段を登ることになります。だんだん体が熱くなってきて、結局上着を脱ぐことに。距離は1kmなのに、所要時間が40分とあったので「?」と思っていましたが、こういうことでしたか……。40分のうちの30分は階段や坂道の登山となると、竹田城に行く時は気を引き締めていきましょう!

ようやくお城の入口に着くと、そこからもまだ歩きます。さすがは山城、こんなところを攻めようとしたら、命がいくつあっても足りません。つくづく戦国時代に生まれなくてよかったと思います。

朝8時頃にお城の雲海ポイントにつくと、十数名の方々がいました。ハイシーズンだったり、土日祝日だと結構混んだりするとのことで注意が必要です。また、雲海が見られるのは9月下旬から4月上旬の早朝ですが、12月から2月は雪が降りますし、雨の日だと登ること自体が危険になりそうです。雲海が出る条件は「よく晴れていること」「朝方と日中の気温差が大きいこと」「風が弱いこと」。これらの条件が重なると、こんなに素敵な雲海が!
正直「見られたらラッキー」くらいに思っていったので、日頃の行いが良い証拠ですね(笑)

雲海が見られたので、また急な階段や坂道を用心しながら降りていきます。降りながら雲海がだんだん、下から上に行くのが分かります。

雲海を見るために竹田城に行く時は、姫路で全泊して始発電車かレンタカーで行くのが良いでしょう。

③姫路城に行く

竹田城は早い時間だったので、そのまま姫路に戻り、お昼頃から姫路城へ。こちらは世界遺産だけあって、優雅かつ壮大。敷地内も広く、展示物もかなりの数があり、くまなく回ると2時間近くはかかります。その分見ごたえがあるのですが、天守閣に行く時はまたしても急な階段が……。竹田城からの連闘なので、足にきます(笑)上の階に行くほど狭くなるので、ここもハイシーズンや土日祝日などは、入城規制がかかることもあるそうです。天守閣まで登って見る姫路の街は、とても雄大で見ごたえがあります。

私は一人旅なので、自由気ままでいいのですが、一般的には、竹田城と姫路城は別の日に見に行くのがよいと思われます。特に階段や坂道の上り下りで、ふくらはぎがパンパンになります(涙)

④園田競馬場に行く

10月30日は園田駅から無料バスで園田競馬場へ。予想以上に街中にある園田競馬場。「もしや、浦和競馬場より街中なのでは?」と思います。よくここでナイター競馬をやっているなぁと感心。園田競馬関係者の方々の努力がうかがい知れます。

場内は広々としていて、居心地が良いです!
協賛レースに申し込んでいたので8人部屋の指定席へ。広いしゆったりできますが、一人はちょっと寂しいかも……。3~6人くらいでくると、ちょうど良い感じで盛り上がれそうですし、座るところも余裕があっていいかもしれません。

私は当日、園田近くにお住まいのtwitterのフォロワーさんがいらして、2人で園田競馬を楽しむことになったので、1人寂しくポツンとなることはありませんでした!

協賛レースに向けての事前打ち合わせがあるとのことで、園田競馬で実況をされている三宅きみひとアナウンサーが指定席までいらしてくれました。三宅アナが用意してくれた質問にお答えしながら、楽しく競馬談義。三宅アナと私の年齢が近いこともあり、とても楽しくお話できました!

さて私の協賛レース、園田競馬第5レース「ハシルプーオウ園田来場記念競走」の時間がやってきます。園田の協賛レースではパドック解説後、三宅アナは事前打ち合わせを元に、協賛者の紹介やレースの協賛に至った経緯を、園田競馬場の場内に流す形となっています。
さすがはプロアナウンサー、良い声でとてもわかりやすくお話をしてくれて、自分事ながら楽しく聞かせていただきました。

パドックで隣いた地元競馬オヤジの方々が「ハシルプーオウ? 変な名前やな~。いろいろなところで協賛しているとは変わっているの~」という会話をしていました。まさか本人が隣にいるとは思ってもいなかったことでしょう。
はい、私がハシルプーオウでございます(笑)

協賛レースでは、中田貴士騎手騎乗のサカノフォワードが勝利。おめでとうございます!

その後フォロワーさんと一緒に、競馬や園田競馬グルメを楽しみつつ、あっという間に一日が終わりました。園田競馬からは協賛レースの記念品として、かわいい「そのたん」グッズもいただき、ほっこりした気持ちに。

園田競馬場はこれぞ地方競馬という牧歌的なところがありながらも、建物や指定席などきれいにするべき所はかなり力を入れており、居心地抜群! 馬も近く感じられますし、姫路競馬場とあわせて、また来たいと思いました!

⑤名古屋競馬場へ行く

10月31日、こちらは昨年に引き続きの協賛レース。名古屋競馬の協賛レースは口取りができるのが魅力です。
第5レース「第2回ハシルプーオウ一人旅競走」は、宮下瞳騎手騎乗のイズジョークラウンが勝利。川西調教師や宮下瞳騎手に加えて、馬主さんもいらしており、表彰式でお渡しする目録も、それぞれの方にお渡しできて楽しかったです。

前年は事情があって、角田調教師と私の二人の表彰式になってしまったので、名古屋競馬の方も「今年は人数も多く、華やかで良かったです!」とおっしゃってくれました。
また川西調教師からは「瞳が勝つと華があるし、良かったですね!」とお声かけいただきました。宮下瞳騎手はママさん騎手として、テレビでも取り上げられており、競馬を知らない方でも目にする機会のあるジョッキー。その方と一緒に口取りできたのは良い思い出です。

名古屋競馬では外国人厩務員の方がいたり、twitterで担当馬の装飾について発信している方がいたりして、普段競走馬を世話する裏方さんにも注目です。また名古屋競馬場はなんといっても馬が近い!

レースは、かなりの迫力があります。
南関東と違って白っぽい砂を使用しているので、砂はかなり舞いますが、きれいな感じがします。ちなみに指定席は安い分まあ……といった感じで、私が行ったことある競馬場の中では正直設備の良い方ではありませんが、安い値段で座る場所が確保できるという意味では便利といって良いでしょう。

移転後の名古屋競馬場が素敵な指定席を有していることを期待しつつ、名古屋競馬ではこれからも協賛レースをしていきたいです!

⑥グルメ

ここで、一人旅でのグルメをいくつか紹介します。

姫路といったら「炭焼あなご やま義」
あなごがふっくらしていて、さらにはタレも絶妙で美味しい!
あっという間に平らげてしまう一品です。

姫路名物「生姜醤油のおでん」
今は駅ナカで、食べやすい量とお値段で売っている時代。一人旅には助かります。おでんに生姜醤油はあいますね!

園田競馬場「まぐろ専門店 一八」
競馬場でこれだけ本格的かつリーズナブルな鉄火丼を食べられるとは!
金沢競馬場のお寿司屋さんもそうですが、地方競馬グルメをなめてはいけません!
まぐろ煮込みやまぐろ串カツも、美味しゅうございました。

園田競馬場「ホルモン、鶏皮ポン酢」
THE・競馬場グルメ!
どちらも「地方競馬場に来たー!」という気持ちになります。もちろん美味しゅうございました。

名古屋競馬場「ミソ串カツ どて焼き おでんミソだれ」
名古屋といったら、甘じょっぱいミソ!
私はこのミソを使った料理が大好きで、名古屋に来たら必ず食べます。むしろこれを食べたくて、名古屋に行くくらい(笑)

新幹線名古屋駅「きしめん」
新幹線ホームにあるここのきしめんを食べないと名古屋に来たとはいえません!

⑦最後に

私プーオウの徒然なる旅行記にお付き合いいただき、ありがとうございます。ただ好き勝手に書いただけですが、読んでいただき「地方競馬に行ってみようかな……」と思っていただけたら幸いです。
これからも勝手気ままな一人旅をしていきたいます!
以上、プーオウでした!

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