[セレクトセール2020・1歳]亡きディープインパクトの産駒を巡る、熱き競り合いの結末は?

「セレクトセール2020」の1歳セッションが、7月13日、苫小牧・ノーザンホースパークにて開催されました。
セレクトセールは世界的にも有数の規模を誇る、日本最大のサラブレッドのセリ市場です。
今年は新型コロナウイルス対策を行った上での開催となりました。

コロナ禍の影響もあり、セリに登録した馬主の数は前年比10%減。
売上減少が懸念されましたが、初日の1歳セッションの売上は104億2800万円にも上りました。
昨年に続き、1日の売上が100億円を超える活発な市場となりました。

では一体、どんな馬たちが高額取引されたのでしょうか?
2億円超えとなった5頭を見ていきましょう!

セレクトセール1日目 1歳馬

カンビーナの2019(牡) 2億円

カンビーナの2019

父:ディープインパクト
母:カンビーナ
母の父:Hawk Wing
生産:社台ファーム
馬主:島川隆哉

母カンビーナは米G1・アメリカンオークスを制し、22戦6勝の成績を収めました。
全兄トーセンカンビーナは阪神大賞典(G2)2着、天皇賞・春(G1)5着と芝の長距離レースで活躍しています。
購買者はそのトーセンカンビーナの馬主である島川隆哉氏です。
兄に続いて弟も所有することになった島川氏の、この血統への期待の高さがうかがえます。

アブソリュートレディの2019(牡) 2億2000万円

アブソリュートレディの2019

父:ディープインパクト
母:アブソリュートレディ
母の父:Galileo
生産:社台ファーム
馬主:金子真人ホールディングス(株)

父はディープインパクト、母の父はGalileo。
半姉のラクレソニエールはフランスの牝馬二冠である仏1000ギニー、仏オークスを無敗で制しています。
購買者の金子真人ホールディングス(株)は、父ディープインパクトのオーナーでもあります。

テディーズプロミスの2019(牝) 2億4000万円

テディーズプロミスの2019

父:ディープインパクト
母:テディーズプロミス
母の父:Salt Lake
生産:ノーザンファーム
馬主:(株)キーファーズ

(株)キーファーズが、自身の所有馬であるマイラプソディの半妹を落札しました。
現在3歳、京都2歳ステークスを制したマイラプソディは今年のクラシック戦線にも出走しています。

父がハーツクライからディープインパクトへと変わり、また牝馬ということで、兄とは一味違った活躍を期待したいです。

フォエヴァーダーリングの2019(牡) 4億円

フォエヴァーダーリングの2019

父:ディープインパクト
母:フォエヴァーダーリング
母の父:Congrats
生産:ノーザンファーム
馬主:(株)ダノックス

現2歳の半妹モンファボリ(父Frankel)は、函館の新馬戦で2着に5馬身差をつけてのレコード勝ち。
また、牝系を眺めるとゼンノロブロイ、ロックディスタウンなどの名も。

父が亡きディープインパクトというのも相まって、値段は上がりに上がりました。
激しい競り合いを制し、落札したのは(株)ダノックスでした。

シーヴの2019(牡) 5億1000万円

シーヴの2019

父:ディープインパクト
母:シーヴ
母の父:Mineshaft
生産:ノーザンファーム
馬主:国本哲秀

1億円からのスタートで、最終的にはなんと、1歳セリ史上最高額の5億1000万円で落札。
国内のセリ全体をみても、史上3位となる高額取引となりました。
購買者は「ショウナン」の冠名で知られる国本哲秀氏でした。

半姉のCathryn Sophia(父Street Boss)はケンタッキーオークスを制しています。


2億円超えとなった上記5頭はすべて、昨年夏に急逝したディープインパクトの産駒。
残された貴重なディープインパクトの血を巡り、白熱した競り合いが見受けられました。
名馬・ディープインパクト。
この世を去ってもなおその健在ぶりを見せつける、今年のセレクトセール1歳セッションの結果となりました。

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