![[リーディング]横山和生騎手が土日で大躍進!!生産者リーディングは3位が入れ替わる](https://uma-furi.com/wp-content/uploads/2026/06/202606164.jpeg)
競馬の流れは、数字で如実に表れる。好調な陣営や種牡馬を見つけ、注目するのも楽しみのひとつと言えるだろう。先週の競馬をリーディングの順位とともに振り返る。
■厩舎リーディング 熾烈な2位争い!!タイに3人の名が並ぶ
2位争いが白熱している。先週の開始時点で24勝を挙げてこの座に就いていた池江泰寿厩舎を追うように、矢作芳人、藤原英昭厩舎が猛チャージ。特に藤原厩舎は土日で3勝の大躍進で、一気に2位タイへ浮上した。
土曜阪神4Rの3歳未勝利芝1800m戦(ラパンドール・松山弘平騎手)、日曜函館6Rの3歳未勝利芝2000m戦(エイカイコバチ・小沢大仁騎手)、阪神10Rの花のみちS(3歳上3勝クラス 芝1600m戦 ミナデオロ・C.ルメール騎手)と、ここまで惜敗が続いていた3頭が一気に勝ち切ったのも厩舎としては勢いづく要因となりそうだ。

リーディングのトップこそ杉山晴紀厩舎が快走しているが、それでも2位タイの3人とは5勝差。ひっくり返せない数字ではないだろう。まだまだ逆転の余地は残されているこの状況から、誰が抜け出して首位を追うことになるだろうか。
先週が終了した時点での順位は以下の通り。
1位 杉山晴厩舎 29勝(+1勝) 先週1位
2位タイ 矢作厩舎 24勝(+1勝)先週3位
2位タイ 池江厩舎 24勝(+0勝) 先週2位タイ
2位タイ 藤原厩舎 24勝(+3勝) 先週5位タイ
5位 手塚久厩舎 23勝(+1勝)先週4位タイ
6位タイ 大竹厩舎 22勝(+1勝) 先週5位タイ
6位タイ 鹿戸厩舎 22勝(+3勝) 先週9位タイ
8位タイ 寺島厩舎 21勝(+0勝) 先週5位タイ
8位タイ 福永厩舎 21勝(+1勝) 先週8位
10位タイ 加藤士厩舎 19勝(+0勝) 先週9位タイ
10位タイ 田中克厩舎 19勝(+2勝) 先週12位タイ
土日の勝率10割を達成したのが森一誠厩舎。土曜東京に出走した2頭がいずれも勝利を挙げており、そのうちの1頭は2歳新馬のシャンデヴァーグである。
上り33秒4の末脚を使って勝利するという、いかにもスケールを感じさせる勝ち方を見せた同馬。東京マイルでのデビューというのは、厩舎を代表する名牝、エンブロイダリーと同じである。果たして、偉大な先輩と同じく牝馬三冠路線を歩むことができるか。
■騎手リーディング 函館開催の初週から横山和生騎手が土日6勝の大暴れ!
土日共に函館で騎乗した横山和生騎手は、土曜函館2Rの3歳未勝利牝馬限定ダ1700m戦(ビーチイン・和田勇介厩舎)を皮切りに、6Rの3歳未勝利ダ1700m戦(オンザムービー・牧田和弥厩舎)、7Rの3歳上1勝クラス芝1200m戦(ホワイトドラゴン・伊藤大士厩舎)、9Rの奥尻特別(3歳上1勝クラス芝2000m戦 ウェイクフィールド・嘉藤貴行厩舎)と土曜だけで4勝を挙げ、続く日曜も9Rの八雲特別(3歳上1勝クラス芝1800m戦 モンローウォーク・上村洋行厩舎)、12Rの3歳上1勝クラスダ1700m戦(ストラーダ・安田翔伍厩舎)と2勝。初週から6勝を挙げ、函館のリーディング争いでロケットスタートを決めたばかりか、全体のリーディングでも一気に8位タイまで浮上した。

だが、それを追う小沢大仁騎手も土日で3勝。開幕週から一気に勝利数を加算している騎手が多いため、今年の函館リーディングはかなりの激戦となるかもしれない。これから1か月間、目が離せなさそうだ。
一方、津村明秀騎手、C.ルメール騎手もそれぞれ土日で4勝を挙げており、固め打ちを決めた騎手たちが多い週という印象だった。
先週が終了した時点での順位は以下の通り。
1位 C.ルメール騎手 88勝(+4勝)先週1位
2位 岩田望騎手 69勝(+3勝)先週2位
3位 松山騎手 58勝(+2勝)先週3位
4位 横山武騎手 51勝(+1勝)先週4位
5位 川田騎手 52勝(+3勝)先週5位
6位 西村淳騎手 49勝(+3勝)先週6位
7位 丹内騎手 39勝(+0勝)先週7位
8位タイ 坂井騎手 38 勝(+1勝)先週8位
8位タイ 横山和騎手 38勝(+6勝)先週12位
10位 武豊騎手 37勝(+3勝)先週10位
先週も順調に勝利数を加算し、JRA通算2200勝に到達したルメール騎手だが、あと12勝で今年の年間勝利数も100勝に到達する。この勢いなら1か月後には早くも大台に乗るかもしれない。
今年の夏はイギリスのキングジョージにマスカレードボールと共に参戦する予定もあり、例年以上に大忙しの夏となりそうだ。世界の大舞台に挑む前に、日本で弾みを付けられるだろうか。
■種牡馬リーディング キズナが首位死守!TOP10にゴールドシップが一気の“捲り”進出
ここまで毎週のように上位3頭のキズナ、キタサンブラック、ロードカナロアの推移を取り上げていたこのコーナーだが、先週の宝塚記念で順位がひっくり返ることはなく、3頭の順位は変わらぬまま夏競馬に突入することとなった。
一方、4位以下で一気の上昇を見せたのがゴールドシップ。産駒のメイショウタバルが宝塚記念を勝利したことにより、3億円を加算して17位から8位にまでランクインしてきた。上半期のラストシーズンにグンと順位を上げてくるところは、やはり彼らしい。今週の府中牝馬Sにもコガネノソラがスタンバイしていることから、現役時代さながらの“捲り”を見せたゴールドシップの仔が2週続けての重賞制覇を叶えられるか期待したいところだ。
先週が終了した時点での順位は以下の通り。
1位 キズナ 72勝(+4勝) 先週1位
2位 キタサンブラック 51勝(+1勝) 先週2位
3位 ロードカナロア 45勝(+0勝) 先週3位
4位 エピファネイア 51勝(+4勝) 先週4位
5位 レイデオロ 40勝(+1勝) 先週6位
6位 ドレフォン 45勝(+1勝)先週5位
7位 サートゥルナーリア 40勝(+1勝)先週7位
8位 ゴールドシップ 14勝(+1勝)先週17位
9位 モーリス 37勝(+0勝)先週8位
10位 ドゥラメンテ 20勝(+1勝)先週9位
先週で新馬戦が2週間終了したが、この半月での総合トップはエフフォーリア。ここまで5頭がデビューし、3頭が既に勝ち上がるという勝率の高さである。まだまだ新馬戦は始まったばかりではあるが、これだけ仕上りが早ければある程度のアドバンテージにはなりそう。
引き続き、2歳戦では新種牡馬の彼への期待は高まる。
■生産者リーディング ついに3位が動いた!!三嶋牧場がTOP3ヘ浮上
先週の開始時点で4位だった三嶋牧場の生産馬であるメイショウタバルが宝塚記念を制したことで、1つ上の順位に付けていた社台コーポレーション白老ファームを追い抜き、ついに3位へ浮上。4位にも2億円近い差をつける単独抜け出しが叶った。
秋には凱旋門賞への挑戦もあるというメイショウタバル。日高の星が、フランスの頂に立つその瞬間が訪れるか、今から4か月後が楽しみで仕方ない。

先週が終了した時点での順位は以下の通り。
1位 ノーザンファーム 277勝(+10勝)先週1位
2位 社台ファーム 127勝(+10勝)先週2位
3位 三嶋牧場 33勝(+4勝)先週4位
4位 社台コーポレーション白老ファーム 37勝(+1勝)先週3位
5位 下河辺牧場 28勝(+2勝)先週5位
6位 ケイアイファーム 23勝(+1勝)先週6位
7位 追分ファーム 29勝(+4勝)先週8位
8位 ノースヒルズ 31勝(+1勝)先週7位
9位 ダーレー・ジャパンファーム 33勝(+2勝)先週9位
10位 辻牧場 25勝(+1勝)先週11位
1位ノーザンファームと、2位社台ファームの生産馬は、先週それぞれ10勝を上積み。ともに重賞勝ちこそなかったものの、着実に勝利を積み重ねている。
クロワデュノールやミュージアムマイル、マスカレードボールにダノンデサイルといったこれらの牧場で生まれ育ったトップホースたちが、秋にはどんな舞台で熱戦を繰り広げてくれるのか。そして、彼らを追って成長していく同牧場での生産馬たちがどんな未来を描いてくれるのか。
改めて、今の日本競馬界をけん引する彼らの凄さを知ることができた1週間と言えるだろう。
春のGⅠシーズンは幕を閉じ、今週から季節は夏競馬へ。東京、阪神の開催も間もなく終わり、来週以降は福島、小倉、函館と、いよいよローカルの競馬場が主軸となる。秋の飛躍を誓う人馬たちの熱戦に期待しつつ、ここから先、リーディングはどのように変わっていくのか。夏の間の動きからも、目が離せない。
写真:Horse Memorys、ぼん(@Jordan_Jorvon)
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