[リーディング]高野友和師が3勝で調教師部門の単独トップに! 騎手部門は若手の台頭も目立つ

競馬の流れは、数字で如実に表れる。好調な陣営や種牡馬を見つけ、注目するのも楽しみのひとつと言えるだろう。先週の競馬を、リーディングの順位とともに振り返る。

1月1週終了時点でのリーディングは以下の通りとなっている。

■厩舎リーディング 高野友和師が3勝で単独首位。昨年リーディングの杉山晴紀師も初勝利

先週は日曜京都5Rの新馬芝1800m戦(タイキルッジェーロ・斎藤新騎手)・京都8Rの1勝クラスダ1200m戦(イマージョン・北村友一騎手)・月曜京都8Rの4歳上2勝クラスダ1200m戦(イリフィ・西村淳也騎手)で3勝を挙げた高野友和師が単独リーディングトップとなった。しかも今年の厩舎初出走・初勝利を飾ったタイキルッジェーロは18頭立て13番人気、単勝オッズは170.6倍の大穴である。

さらに高野師はこの日のメインレースである京都金杯(G3)に出走したショウナンアデイブは18頭立て最低人気という評価を覆す3着に激走。穴馬もしっかりと好走し、人気馬でも勝ち切った高野師が調教師部門ではスタートダッシュを決めた形だ。

また、昨年の調教師リーディングを獲得した杉山晴紀師は4頭を出走させ1頭が勝利と順調な滑り出しを決めている。先週の順位は以下の通り。

1位   高野厩舎 3勝(先週3勝) 昨年22位
2位タイ 福永厩舎 2勝(先週2勝) 昨年26位
2位タイ 大竹厩舎 2勝(先週2勝) 昨年36位
2位タイ 新谷厩舎 2勝(先週2勝) 昨年93位
2位タイ 北出厩舎 2勝(先週2勝) 昨年51位
2位タイ 宮厩舎  2勝(先週2勝) 昨年86位
2位タイ 上原厩舎 2勝(先週2勝) 昨年30位
8位タイ 加藤征厩舎 1勝(先週1勝)昨年47位
8位タイ 藤原厩舎 1勝(先週1勝) 昨年8位
8位タイ 長谷川厩舎 1勝(先週1勝)昨年14位

今週は3歳重賞戦が組まれている。クラシックに繋がるレースを制し、有力馬を本番へ送り込む厩舎は果たしてどこになるか、注目だ。

■騎手リーディング 横山武史・丹内祐次両騎手が3勝で1位タイに。2年目の田山旺佑騎手もいきなり2勝で好スタート

先週は日曜中山1Rの未勝利ダ1200m戦(フュルスティン・加藤士津八師)・月曜中山5Rの新馬芝1600m戦(デイトナチャンプ・加藤征弘師)・中山12Rの4歳上1勝クラスダ1200m戦(ビーコング・小手川準師)で勝利を挙げた横山武史騎手と、月曜中山1Rの未勝利ダ1200m戦(ヴァイオスペース・黒岩陽一師)・中山4Rの4歳上1勝クラスダ2400m戦(キャストロププ・尾形和幸師)・中山11Rのサンライズステークス(4歳上3勝クラス ウインアイオライト・矢嶋大樹師)を制した丹内祐次騎手がそれぞれ3勝で1位タイに。

昨年、5年連続となる年間100勝超えを達成した武史騎手と、キャリアハイの95勝を記録した丹内騎手。両者ともにその好調ぶりを年始からいきなり発揮している。今年も引き続き期待できそうだ。

一方、関西では2年目の田山旺佑騎手が2勝を挙げ、並みいる先輩たちに肩を並べる3位タイにつけているほか、3年目の吉村誠之助騎手も同じく2勝。若手ジョッキーの成長も感じる正月競馬だった。

先週の順位は以下の通り。

1位タイ 横山武騎手 3勝(先週3勝) 昨年4位
1位タイ 丹内騎手 3勝(先週3勝) 昨年7位
3位タイ 吉村騎手 2勝(先週2勝) 昨年16位
3位タイ 川田騎手 2勝(先週2勝) 昨年6位
3位タイ 岩田康騎手 2勝(先週2勝)昨年23位
3位タイ 松若騎手 2勝(先週2勝) 昨年43位
3位タイ 三浦騎手 2勝(先週2勝) 昨年19位
3位タイ 田山騎手 2勝(先週2勝) 昨年66位
3位タイ 佐々木騎手 2勝(先週2勝)昨年9位
3位タイ 津村騎手 2勝(先週2勝)昨年20位

フレッシュなメンバーも上位に名を連ねているが、先週騎乗の無かったクリストフ・ルメール騎手が今週から帰還。また、昨年リーディング2位の戸崎騎手は勝利数こそ1だったが2着は7回と安定しており、すぐにでもリーディング上位に顔を出してきそうな予感はある。2週目の今週、勢いをさらにつけるジョッキーは果たして誰だろうか。

■種牡馬リーディング レイデオロが東、リオンディーズが西の金杯を優勝

日曜中山11Rの中山金杯(G3・芝2000m)を制したカラマティアノスの父レイデオロと、京都金杯(G3・芝1600m)を制したブエナオンダの父リオンディーズがそれぞれ父として新年最初の重賞タイトルを手にした。勝利数は双方とも3勝で並んでいるが、獲得賞金の分だけレイデオロが1歩抜け出した形だ。

また、3位には月曜京都11Rの万葉ステークス(L・芝3000m)を勝利したアクアヴァーナルの父・エピファネイアがつけたことで、現役時代にキャロットファームが所有していた馬でTOP3を独占する形に。白・緑・赤の勝負服は何とも正月らしく縁起の良い配色とも取れる。この勢いのまま彼らが今年の中央競馬を席巻するか。先週の順位は以下の通り。

1位 レイデオロ 3勝(先週3勝) 昨年10位
2位 リオンディーズ 3勝(先週3勝) 昨年6位
3位 エピファネイア 2勝(先週2勝) 昨年5位
4位 ドレフォン 2勝(先週2勝) 昨年7位
5位 キズナ 2勝(先週2勝) 昨年1位
6位 シニスターミニスター(先週2勝) 昨年19位
7位 イスラボニータ 1勝(先週1勝) 昨年30位
8位 オルフェーヴル 1勝(先週1勝) 昨年38位
9位 ディープインパクト 1勝(先週1勝)昨年18位
10位 ルヴァンスレーヴ 2勝(先週2勝)昨年25位

昨年のリーディングサイアーであるキズナは5位と上々の立ち上がり。今週のフェアリーステークスにはマカレイ、シンザン記念にはバルセシートと有力馬の出走が控えている。クラシックを見据える上でも楽しみな馬が多いため、2週目にして重賞を制覇し、早くもトップに返り咲く可能性も十分ありそうだ。

■生産者リーディング ノーザンファームが2日間で12勝。2位に早くも2億円以上の差

2012年から14年連続で生産者リーディングの頂点に立ち続けているノーザンファームが、正月競馬の2日間で12勝。東西の金杯も生産馬が制したことで、獲得賞金額は2位の白老ファームに既に2億円以上の差をつけており、いきなりダントツトップに躍り出た。

このノーザンファームに次ぐ3勝を2日間で記録したのが新冠タガノファーム。日曜京都10Rの寿ステークス(4歳上3勝クラス・芝2000m戦)では、この条件で掲示板が6回と惜しい競馬が続いていたタガノデュードが勝利を飾った。

この先はいよいよオープンクラスでの戦いとなるが、2歳時には朝日杯フューチュリティステークスで5着にも入った実力馬だけに、ここから先の飛躍にも期待できそうだ。

先週の順位は以下の通り。

1位 ノーザンファーム 12勝(先週12勝)昨年1位
2位 社台コーポレーション白老ファーム 2勝(先週2勝)昨年3位
3位 社台ファーム 2勝(先週2勝) 昨年2位
4位 新冠タガノファーム 3勝(先週3勝)昨年24位
5位 コスモヴューファーム 1勝(先週1勝)昨年16位
6位 追分ファーム 1勝(先週1勝)昨年10位
7位 辻牧場 1勝(先週1勝)昨年18位
8位 サカイファーム 1勝(先週1勝)昨年133位
9位 岡田スタツド 1勝(先週1勝)昨年6位
10位 三好牧場 1勝(先週1勝)昨年402位

今週の3歳重賞にも想定時点でのべ15頭が登録しているノーザンファーム。フェアリーステークスにはギリーズボールやサンアントワーヌ、ブラックチャリスら上位人気が予想される馬がおり、シンザン記念にもモノポリオを筆頭とする有力馬がスタンバイ。ここから春の王道を歩む馬も多そうで、果たして今年もノーザンファームがクラシック路線を席巻することになるだろうか。


まだまだ始まったばかりの中央競馬。騎手リーディングでは若手の台頭も見え、種牡馬リーディングでは昨年TOP10を果たすまでブレイクしたレイデオロとリオンディーズがそのまま好調の波に乗っている。ここから1か月、どのような動きとなっていくだろうか。

写真:突撃砲、ぼん、INONECO

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