[リーディング]クリストフ・ルメール騎手、世界でのGⅠ勝利数が通算100勝に到達!騎手リーディングの首位も独走!!

競馬の流れは、数字で如実に表れる。好調な陣営や種牡馬を見つけ、注目するのも楽しみのひとつと言えるだろう。先週の競馬をリーディングの順位とともに振り返る。

■厩舎リーディング 鹿戸厩舎が週間3勝で加速し8位タイへ

先週は土曜東京12Rの4歳上1勝クラスダ1600m戦(チギリ・三浦皇成騎手)、日曜新潟5Rの3歳未勝利芝1800m戦(アナザーフェイス・荻野極騎手)、7Rの4歳上1勝クラス芝2000m戦(ベネスピラ・荻野極騎手)で3勝を挙げた鹿戸雄一厩舎が一気に8位タイまで浮上。3位タイまでわずか2勝まで迫っており、今週の活躍次第ではTOP3に顔を出してもおかしくない勢いだ。

そしてその3勝のうち2勝は義理の息子である荻野極騎手と挙げたもの。ちなみに先週はこれ以外にも2回、極騎手と鹿戸厩舎のタッグが実現しているが、結果はどちらも3着。1度も馬券圏内を外さないという優秀な成績を残している。

さらに、極騎手が結婚を発表した昨年の5月以降、彼が鹿戸厩舎の1番人気馬に騎乗した際は【3-1-0-1】と安定感は抜群。今後もこの親子コンビには注目だ。

先週が終了した時点での順位は以下の通り。

1位 杉山晴厩舎 25勝(+0勝) 先週1位
2位 矢作厩舎 22勝(+1勝)先週2位
3位タイ 池江厩舎 20勝(+0勝) 先週4位タイ
3位タイ 藤原厩舎 20勝(+0勝) 先週3位タイ
3位タイ 手塚久厩舎 20勝(+1勝)先週5位
6位タイ 寺島厩舎 19勝(+1勝) 先週6位タイ
6位タイ 福永厩舎 19勝(+1勝) 先週6位タイ
8位タイ 鹿戸厩舎 18勝(+3勝) 先週12位
8位タイ 大竹厩舎 18勝(+1勝) 先週8位タイ
10位 宮田厩舎 17勝(+1勝) 先週9位タイ

上位2厩舎こそ若干抜け出しているが、3位から11位までの勝利数の差はわずかに4勝。所属馬の成績次第では一瞬でひっくり返る順位だ。果たしてここからオークス、ダービーと重要な舞台が続いていく中で、どのような入れ替わりが発生するか、注目したい。

■騎手リーディング ルメール騎手が通算世界GⅠ100勝の大偉業を達成

土曜の新潟では8Rの4歳上1勝クラスダ1800m戦(ファルコンミノル・中館英二厩舎)、9Rの石打特別(4歳上牝馬限定1勝クラス 芝1800m戦 ルールーリマ・大竹正博厩舎)と2勝を挙げたクリストフ・ルメール騎手。日曜は東京11Rのヴィクトリアマイル(4歳上牝馬限定OP GⅠ 芝1600m戦 エンブロイダリー・森一誠厩舎)で今年のGⅠ3勝目を飾ると、続く最終12RのBSイレブン特別(4歳上3勝クラス ダ1400m戦 ラファル・田中克典厩舎)も制し、2連勝で先週の競馬を締め括った。

そしてルメール騎手はヴィクトリアマイルの勝利により、世界各国でのGⅠ勝利が100に到達。合計で7つもの国でGⅠという最高峰の舞台を制し続けてきた同騎手の手腕には、改めて感服するとともに敬意を表したい。

先週が終了した時点での順位は以下の通り。

1位 C.ルメール騎手 76勝(+4勝)先週1位
2位 岩田望騎手 60勝(+3勝)先週2位
3位 松山騎手 51勝(+2勝)先週3位
4位 横山武騎手 46勝(+2勝)先週4位
5位 西村淳騎手 45勝(+2勝)先週5位
6位 川田騎手 41勝(+1勝)先週6位
7位 丹内騎手 34勝(+1勝)先週7位
8位タイ 戸崎騎手 33勝(+1勝)先週8位タイ
8位タイ 坂井騎手 33勝(+3勝)先週8位タイ
10位タイ 武豊騎手 30勝(+1勝)先週10位タイ

先週は土日で3勝を挙げたジョッキーが6人いたが、中でもやはり目を引くのは舟山瑠泉騎手だろう。この勝利により、第1回の新潟開催での勝利数を10とし、最終週を前にして2位の斎藤新騎手に5の差をつけている。騎乗回数も43と、菊沢一樹騎手の49に次ぐ数字にもかかわらず、勝率も今開催で10回以上騎乗機会があるジョッキーの中ではトップというのが、彼の図抜けた安定感を表していると言って良い。

今週で新潟開催はラストとなるが、このまま逃げ切って自身初となる新潟リーディングを手中に収めることはできるか。

■種牡馬リーディング 再びトップが入れ替わる中、サートゥルナーリアが3つ順位を上昇

上位陣の順位は9位と10位が入れ替わっただけで大きな変動はないが、トップのロードカナロアとそれを追うキタサンブラックの賞金差はわずかに約300万円弱。一進一退の攻防が続いている。ここからの2週間、クラシックを含めた重賞レースの結果は非常に大事になってきそうだ。オークスとダービーに産駒を送り出している分、キタサンブラックの方が若干有利に見える。

だが、3位のキズナと上位2頭の差も1億6000万円ほど。彼もまた双方に有力馬が控えているため、結果次第では一気にトップとの入れ替わりも発生する。ここから2週間、種牡馬リーディングのTOP3の推移には特に気をかけておきたい。

先週終了時点の順位は以下の通り。

1位 ロードカナロア 37勝(+0勝) 先週1位
2位 キタサンブラック 46勝(+2勝) 先週2位
3位 キズナ 62勝(+3勝) 先週3位
4位 エピファネイア 39勝(+1勝) 先週4位
5位 レイデオロ 37勝(+1勝) 先週5位
6位 ドレフォン 39勝(+2勝)先週6位
7位 サートゥルナーリア 35勝(+3勝)先週7位
8位 モーリス 34勝(+2勝)先週8位
9位 ドゥラメンテ 16勝(+2勝)先週10位
10位 リアルスティール 18勝(+0勝)先週9位

今週、牝馬二冠を狙うスターアニスの父は現在6位につけるドレフォン。もし彼女がオークスを制すれば、平場の結果次第とはいえ恐らく5位のレイデオロとの順位は逆転する。

他の種牡馬たちも、賞金の多いGⅠレースでの一発を考えるなら、まだまだ現在の場所が定位置というわけでもない。ここからGⅠシーズンの続く1ヶ月間は、順位の上昇や下降が多数発生しそうだ。

■生産者リーディング ノーザンファームは15週連続重賞勝利+春シーズンのGⅠ7勝に到達

先週のヴィクトリアマイルはノーザンファーム生産馬のエンブロイダリーが勝利。この勢いを考えれば、本当に先週の当該記事で記した通り、このまま春GⅠは11勝2着1回という形で春を終えてしまってもおかしくない。オークスには牝馬二冠を狙うスターアニスを筆頭に6頭が登録。この記録はどこまで伸びて行くか。

先週が終了した時点での順位は以下の通り。

1位 ノーザンファーム 228勝(+15勝)先週1位
2位 社台ファーム 106勝(+7勝)先週2位
3位 社台コーポレーション白老ファーム 33勝(+0勝)先週3位
4位 三嶋牧場 25勝(+0勝)先週4位
5位 下河辺牧場 25勝(+3勝)先週5位
6位 ノースヒルズ 28勝(+3勝)先週7位
7位 ケイアイファーム 15勝(+0勝)先週6位
8位 追分ファーム 22勝(+0勝)先週8位
9位 ダーレー・ジャパンファーム 27勝(+0勝)先週9位
10位 岡田スタツド 19勝(+2勝)先週11位

今年の春はここまでの躍進を見せているノーザンファームであるが、実は2019年にも1度、大阪杯からノンストップで生産馬がGⅠを勝ち続けている。その連勝記録が止まったのが日本ダービーで、勝利したのは飛野牧場のロジャーバローズ。そして、同牧場からは今週のオークスに生産馬であるジュウリョクピエロが出走してくるというのは、何かのめぐりあわせなのだろうか。

7年前と同じく、飛野牧場の生産馬が府中の芝2400mでこの記録を止めるのか、それともノーザンファームの生産馬が今週も躍動するか。リーディングとは直接関係ないが、そんな観点でGⅠを楽しんでみるのもアリかもしれない。


今週から2週間は、各陣営にとっても夢であり最大の目標であるレースが続く。リーディングという観点を除いても注目度が高まる1戦であるのは間違いないだろう。とはいえ、オークスやダービーの制覇が、関係者にとって大きな弾みや飛躍になることも珍しくないため、やはり各部門の上位を目指すのであれば結果は残しておきたいところだろう。

まずは今週のオークスから、どんな結果が待っているか楽しみにしたい。

写真:かずーみ、ぼん(@Jordan_Jorvon)

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