ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]雪辱vs雪辱の死闘を制したマッドクールが、待望のGⅠ初制覇~2024年・高松宮記念~ 2024年3月25日 「春のスプリント王決定戦」高松宮記念は、重賞の中でも屈指の荒れるレース。毎年のようにフルゲートの18頭で争われ、枠順が結果を左右することも少なくなく、その上、雨に祟られて馬場が悪化することも多い。 良馬場でおこなわれたのは過去10年で3回しかなく、とりわけ、直近4年はいずれも重か不良馬場での開催。そして、2024年も例... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]傑出した瞬発力でライバルを圧倒!無傷3連勝を達成したシックスペンスが、堂々クラシック候補に名乗り~2024年・スプリングS~ 2024年3月18日 皐月賞の最終トライアル、スプリングS。弥生賞ディープインパクト記念と比べて頭数が揃うことが多いこのレースも、2000年以降では最少タイとなる10頭立てで争われることになった。 ただ、年末の2歳GⅠ好走馬や重賞ウイナーの出走はなく、10頭立てでも大混戦の様相。半数以上の7頭が単勝10倍を切る時間帯もあり、その中でシックス... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]良血の外国産馬エトヴプレが一気の逃げ切りで後続を完封!~2024年・フィリーズレビュー~ 2024年3月11日 関西でおこなわれる桜花賞トライアルのチューリップ賞とフィリーズレビュー。阪神競馬場でおこなわれる以外にも、3着までに桜花賞の優先出走権が与えられることや、GⅡに格付けされていることなど、これら2つのレースには複数の共通点がある。 一方、距離は1600mに対して1400m、外回りと内回りの違いなど、大きく異なる点もあり、... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]ミルコ・マジック炸裂! 勝負所でまくりを決めたコスモキュランダが重賞初制覇~2024年・弥生賞ディープインパクト記念~ 2024年3月4日 3着までに皐月賞の優先出走権が与えられる弥生賞ディープインパクト記念。ただ、このレースから本番を制した馬は2010年のヴィクトワールピサが最後。近年は、ダービーや菊花賞と関係性が強くなっている。 とりわけ、2022年の覇者アスクビクターモアは、皐月賞5着、ダービー3着と着順を上げ、秋に菊花賞を制覇。また、2着ドウデュー... 齋藤 翔人
「名勝負」を語る 父の想いをその背に宿して。"エリート"トゥザワールドと"野武士"ワンアンドオンリーの決闘 - 2014年・弥生賞 2024年2月29日 2010年代の日本競馬を牽引した種牡馬といえば、ディープインパクト・キングカメハメハ・ハーツクライではないだろうか。現役時代も激突したこの3頭。ディープインパクトとキングカメハメハの対決こそ叶わなかったものの、キングカメハメハは、ダービーでハーツクライの追撃を抑えて優勝。そのハーツクライは、国内で唯一ディープインパクト... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]道悪を苦にしなかったマテンロウスカイが、そつのない競馬で抜け出し重賞初制覇~2024年・中山記念~ 2024年2月26日 春の中距離GⅠを見据える古馬が集う中山記念。近年は、1ヶ月後の大阪杯をはじめ、ドバイターフやドバイシーマクラシック。さらには、4月末におこなわれる香港のクイーンエリザベス2世Cに至るまで、国内外問わず、様々なビッグレースの前哨戦として機能している。 いわゆる「少数精鋭」で争われることが多かったこのレースも近年は頭数が揃... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]浦河の名門に一足早い春の訪れ!初物づくしの伏兵ペプチドナイルがGⅠ初制覇~2024年・フェブラリーS~ 2024年2月19日 川崎記念が開催時期を移したことにより、1年で最初におこなわれるGⅠとなったフェブラリーS。春秋ダートGⅠを制したレモンポップや、日本調教馬として2頭目となるドバイワールドC制覇を成し遂げたウシュバテソーロは海外遠征のため出走しなかったものの、GⅠ馬6頭が参戦。さらに地方所属馬3頭や、芝からの転戦組、キャリア6戦目でのG... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]キズナ産駒のエース候補ジャスティンミラノが、2歳王者を撃破し重賞初制覇~2024年・共同通信杯~ 2024年2月13日 皐月賞とダービーに向け、最も重要な前哨戦といっても過言ではない共同通信杯。このレースに出走後、春二冠で連対を果たした馬は過去10年で10頭。そのうち7頭がクラシックを制し、さらにそのうちの4頭、イスラボニータやドゥラメンテらは、皐月賞とダービーの両レースで連対を果たした。 一方、クラシックで連対しながら惜しくも勝利する... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]名門ファミリーから再び衝撃! 末脚を爆発させた牝馬のレガレイラがGⅠ初制覇~2023年・ホープフルS~ 2023年12月29日 有馬記念の激闘の興奮冷めやらぬなか、4日後におこなわれたホープフルS。正真正銘、中央競馬の一年を締めくくるGⅠで、前身であるラジオNIKKEI杯2歳Sの時代から数多のクラシック勝ち馬を送り出してきた。とりわけ、GⅠに昇格した2017年以降は、サートゥルナーリアやコントレイルなど1番人気馬が4年連続勝利(GⅡ時代も含める... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]輝きを取り戻したドウデュースと、帰ってきた千両役者・武豊騎手が復活のグランプリ制覇 ~2023年・有馬記念~ 2023年12月25日 一年の総決算、有馬記念はファン投票によって出走馬が決まるドリームレース。開催をあと1日残しているものの、実質、中央競馬の一年を締めくくるレースで、普段は馬券を買わない人でもついつい買ってしまう「国民的行事」といっても過言ではない。 2023年の有馬記念は、前年覇者で世界最強となったイクイノックスが引退。さらに、三冠牝馬... 齋藤 翔人