「名馬」を語る アグネスタキオン〜幻の三冠馬と呼ばれた"超光速"の名馬〜 2020年4月18日 その馬は、スピードが違い過ぎた。それだけでなく、強靭なスタミナも兼ね備えてた。 まるで自分のレースタイムがどれほどのものか、理解しているかのような走り方をしていた。後続から来る、今もなお名を残している強力なライバル達を、子供扱いしていた。 ある者は、欲望・羨望を。ある者は、絶望を。そしてある者は、日本競馬史上最強馬とい... ウマフリライター
それぞれの競馬愛 人生を変える、名馬との出会い〜ヒシアマゾンとハルウララ〜 2020年4月15日 よく競馬ファン同士で「人生で最も好きな競走馬は?」といった問いがあります。 アーモンドアイ、ディープインパクト、スペシャルウィークを始めとした超有名馬……。ツインターボやブロードアピールのように強烈な脚質で多くのファンを熱狂させた馬……。競馬ファンの数だけ、好きな競走馬がいると思います。私にとっての「好きな競走馬」も、... スオミアッキ
「名馬」を語る 桜のつぼみの季節に、初めての記念馬券〜ライデンリーダーに託した夢 2020年3月15日 競馬に限らない話かもしれないが、何かを覚え始めたときの記憶というのは意外と残り続けるもので、つい先日も競馬仲間数人が集まった際に 「情報がアップデートされていないねぇ」と笑われたことがあった。 かつては牝馬限定の重賞で使われていた名称に「牝馬特別」というものがある。略して「牝特(ひんとく)」という呼び方をするファンも多... 並木 ポラオ
それぞれの競馬愛 引退馬支援 引退馬支援の「いま」 2020年2月22日 「引退馬支援を考えよう〜私と支援の出会いと、これからの願い〜」という記事で、引退馬支援の始め方について書かせていただきましたオラシオンです。今回は実際に支援を続けている「いま」をご紹介していきたいと思います。 SNS等のツールが増えたことで、それぞれの馬たちの近況が伝わりやすくなりました。 牧場さんや乗馬クラブさん、ま... オラシオン
「名勝負」を語る 引退馬の宿命を考える〜アッカンベーをする馬・ナリタトウショウ〜 2020年2月11日 時には、走るために生を受けたとも言われる、サラブレッドたち。走ることを宿命づけられた若駒たちは、幼い頃からデビューに向け、虎視眈眈と訓練を積んでいきます。しかし本当にそれだけが宿命なのでしょうか?今回はそんな事を感じさせてくれた馬をご紹介します。 1996年10月6日・東京新馬戦。無事に競走馬としてデビューを果たすと思... ウマフリライター
「名勝負」を語る [Rewind the race]王之原石~2016年きさらぎ賞~ 2020年2月9日 毎年1月から3月は、3歳重賞が多く開催される。 G1レースに大きく直結するトライアルレースも多く、クラシック戦線のなかでは重要な競走が毎週のように行われる。 そして、そこには過去に数多くの名馬が出走したことから「出世レース」と称されるレースもいくつか存在している。 毎年2月に京都競馬場で行われるきさらぎ賞もまた、出世レ... ウマフリライター
「名馬」を語る ブロードアピール~砂を切り裂く鬼の末脚~ 2020年2月2日 2000年11月12日、エリザベス女王杯開催日。 私は京都競馬場にいた。20世紀最後の競馬界はテイエムオペラオーが無尽の強さを見せつけ、破竹の連勝を飾っていた。古馬の王道路線をひた走るテイエムオペラオーを尻目に、牝馬戦線は少々盛り上がりにかけていた印象もあるが、それでもGⅠともなれば競馬場は人で溢れていた。 そのエリザ... 例の元上司
「名勝負」を語る [Rewind the race]真直少女~2014年シルクロードステークス~ 2020年2月1日 競馬ファンの語り草になっている2015年ヴィクトリアマイル。 5→12→18番人気の決着で、なんと3連単は2000万円越え。競馬ニュース以外でも取り上げられ、多くの注目を浴びた一戦となった。 この時は払戻金のインパクトが先行してしまったが、勝ち馬のストレイトガールは先行する2頭を長い直線猛追しての勝利。 力強さが光った... ウマフリライター
「名勝負」を語る 1分7秒の壁が破られた衝撃〜1997年シルクロードS・エイシンバーリン〜 2020年1月31日 JRA史上はじめて1分7秒を切った馬はどの馬か、ご存知だろうか? 快速として知られたサクラバクシンオーでもなければ、史上最強スプリンターの呼び声が高いタイキシャトルやロードカナロアでもない。 それは1頭の、スプリント戦の実績がほぼなかった意外な牝馬によって記録された。 淀における冬のスプリント重賞として、すっかり定着し... 齋藤 翔人
「名勝負」を語る 現場にいた者だけが見た、勝負を分けた瞬間。~2016年川崎記念~ 2020年1月29日 レース後、騎手たちのこんなコメントを目にしたり耳にしたりすることがあります。 「〇〇が勝負の分かれ目だった」「勝負どころで置かれてしまった」 それはきっと、実際に乗っていたからこそ感じることなのでしょう。 一方、ファン目線で「あそこが勝負を分けた」と感じられる瞬間もあります。それは、映像が残っていて、その映像を見ること... ウマフリライター