有馬記念を連覇したグラスワンダー。スプリンターズSでタイキシャトルを撃破したマイネルラヴ。英仏のG1を制覇したアグネスワールド。有馬記念でも2着に食い込んだ重賞4勝馬、アメリカンボス。 1995年生まれの「マル外」は、本当に素晴らしい馬が多かった。 「マル外」がクラシック競走に参戦できなかった当時、外国生まれの3歳馬(...
コラム・エッセイ
コラム・エッセイの記事一覧
赤ちゃんはコウノトリが運んでくると言われるが、我が家の場合は馬だった。早朝4時。みんなが寝静まった頃、じわっと水の漏れる気配を感じて飛び起きた。 まさか三十過ぎになって粗相だなんて──と思ったが、冷静に考えてみるとそうではない。当時わたしは妊娠中で、臨月に入ったばかりだった。咄嗟に「破水」という単語が脳裏を過る。 トイ...
馬の毛色は全部で8種類。その中でも特にバリエーションが豊かな毛色といえば、芦毛ではないでしょうか。今回はそんな芦毛馬たちの毛色の違いを写真で見ていこうと思います。 個性あふれる芦毛馬の魅力をお楽しみください! 馬体は黒、たてがみは白。 モノトーンをお洒落にきめて、パドックはまるでランウェイ?! こちらはどこまでも、白。...
3歳のマイル王決定戦「NHKマイルカップ」。 過去にはエルコンドルパサーやクロフネ、キングカメハメハといった日本競馬史に名を残す名馬が、このレースを勝っている。このレースでは、多くの「G1初制覇」が見られる。近年でも藤岡康太騎手や秋山真一郎騎手、藤岡佑介騎手らがここでG1初制覇を達成。今回の物語の主役である柴田大知騎手...
「スーパーGⅡ」と呼ばれるレースがある。それにはしっかりした定義があるわけではなく、個人それぞれの思いがあるだろう。3歳の春クラシックを前にして戦い、過去の勝ち馬に名馬が並ぶ「弥生賞」や「スプリングS」か。或いは春秋の天皇賞前のレース「阪神大賞典」や「京都大賞典」か。はたまたGⅢのハンデ戦からGⅡに昇格し、現在では多く...
その日、年に二度響きわたる勇壮なファンファーレ──障害競走の頂点を競うJ-G1のファンファーレ──を、私が中山競馬場で聴くことはなかった。 年に二度、欠かさずにおもむく大好きな競馬場。しかし、あえて中山行きの切符をとらなかった。夜も眠れないくらいに待ち望んでいた遠征の足どりを、自ら途切れさせた。どうしても、かの地へと足...
1994年5月1日。 その日、イタリアのイモラ・サーキットではサンマリノGPが開催されていた。のちに「赤い皇帝」の異名をとるミハエル・シューマッハ、日本人の片山右京、ミカ・ハッキネン、ルーベンス・バリチェロらが参戦していたそのレースは、今では「呪われた週末」「イモラの悲劇」と呼ばれる。そのレースで「音速の貴公子」と呼ば...
私の幼い頃の記憶に、新潟競馬場の厩舎地区側にある外厩にいた、重賞馬・キリサンシーの姿があります。引退後数年のあいだ、彼はそこで過ごしていました。昭和から平成への転換期、挑戦を続けた「公営新潟」出身の名馬の姿が、そこにはありました。 1985年(昭和60年)に、父サンシー母アンナリビアとの間に生まれたキリサンシー号。 公...
金沢競馬の魅力や面白い所、たまに変な所などを発信していこうと思っています、金沢競馬フリーペーパー「遊駿+」代表のヨドノミチです。 ネットの界隈でもなかなか取り上げてもらえない(書いてくれる人が少ない)金沢競馬場の事を色々と書いていこうと思いますので、どうぞお付き合いの程、よろしくお願いします。 皆さんは行った事のない競...
イナリワン、メジロマックイーン、マヤノトップガン、サクラローレル、ゴールドシップ、キタサンブラック……。これまで、本当に様々な「名ステイヤー」が日本競馬界を賑わせてきました。そこで今回は「あなたの好きなステイヤーは?」をテーマに、4人の競馬ファンに各自の想いを語っていただきました!あなたの好きな馬は語られているでしょう...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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[重賞回顧]いざ、新時代へ! 復活を遂げたレガレイラが偉業を達成~2024年・有馬記念~
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[重賞回顧]ニュースター誕生! 見惚れるほどの圧勝劇~2024年・朝日杯フューチュリティステークス~
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[重賞回顧]世界を完封! 主役はやはり日本総大将~2024年・ジャパンカップ~
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[重賞回顧]最速の母”ラッシュ”から魂の”ラッシュ”へ、鞍上が繋ぐ悲願成就!~2024年・マイルCS~
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[重賞回顧]”バド”の雪辱を、”スタニング”が晴らす見事な勝利~2024年・エリザベス女王杯~
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[重賞回顧]夕暮れに映えた白き古豪、ハヤヤッコ~2024年・アルゼンチン共和国杯~
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[地方レース回顧]意地の連覇、意欲の挑戦~2024年・マイルチャンピオンシップ南部杯~