![[リーディング]リーディング上位は堅実も、各部門で超加速の人馬が多数!](https://uma-furi.com/wp-content/uploads/2026/04/202604222-scaled.jpeg)
競馬の流れは、数字で如実に表れる。好調な陣営や種牡馬を見つけ、注目するのも楽しみのひとつと言えるだろう。先週の競馬をリーディングの順位とともに振り返る。
■厩舎リーディング 再び杉山晴紀厩舎が首位に返り咲く
先週は日曜中山11Rの皐月賞(G1 芝2000m戦 ロブチェン・松山弘平騎手)を筆頭に土日で4勝を挙げた杉山晴紀厩舎が、前週トップに立った矢作芳人厩舎を再び追い抜いてトップに返り咲いた。

土曜福島で4勝を挙げて勢いづけ、日曜のクラシック一冠目を手土産に王座へ舞い戻るというのは、昨年のリーディングトレーナーの矜持とも取れる。このままリーディングトップを維持できるか注目だ。
先週が終了した時点での順位は以下の通り。
1位 杉山晴厩舎 22勝(+4勝) 先週2位タイ
2位 矢作厩舎 20勝(+0勝)先週1位
3位 池江厩舎 19勝(+2勝) 先週4位タイ
4位 藤原厩舎 18勝(+0勝)先週2位タイ
5位 手塚久厩舎 16勝(+0勝)先週5位
6位タイ 寺島厩舎 15勝(+1勝)先週7位
6位タイ 福永厩舎 15勝(+0勝) 先週6位
8位タイ 高野厩舎 14勝(+0勝)先週8位タイ
8位タイ 大久保厩舎 14勝(+2勝) 先週12位タイ
10位タイ 鹿戸厩舎 13勝(0勝)先週9位
ほか、10位タイに栗田徹師など4名。
注目したいのは12位タイから一気に順位を上げてきた大久保龍志厩舎。先週は日曜の阪神で2勝を挙げたが、5Rの3歳未勝利芝2200m戦(ダノンシーホーク・松本大輝騎手)、6Rの3歳1勝クラスダ1200m戦(エコロレバン・酒井学騎手)ともに人気薄での勝利である。先月のフラワーカップでスマートプリエールと共に挙げた重賞制覇も6番人気だったように、同厩舎の所属馬は馬券人気がなくともしっかり勝利を挙げていることが最近は多い。好調の波に乗っていると見て良さそうだ。
■騎手リーディング 戸崎騎手が週間6勝で7位に浮上
週中の大井で東京スプリント(Jpn3 ダ1200m戦 ドラゴンウェルズ・藤原英昭師)を勝利した戸崎騎手が、中央競馬でも大活躍。土曜中山6Rの3歳1勝クラス芝1800m戦(ルージュボヤージュ・木村哲也師)を皮切りに、8Rの4歳上1勝クラスダ2400m戦(コズミックダンサー・橋田宜長師)、10Rの下総ステークス(3勝 ダ1800m戦 ワイドブリザード・佐藤悠太師)、日曜中山6Rの3歳1勝クラスダ1800m戦(イッテラッシャイ・ 齋藤誠師)、8Rの利根川特別(2勝 ダ1800m戦 サノノワンダー・栗田徹師)、12Rのサンシャインステークス(3勝 芝2200m戦 パンジャ・金成貴史師)と6勝。一気にリーディング7位まで進出した。10年ぶりの騎手リーディング獲得に向けてエンジンが温まってきた感じにも見え、ここから先のG1戦線でも彼の騎乗ぶりが楽しみだ。

一方で、リーディング2位につけている岩田望来騎手がJRAの年間50勝目に到達。昨年、年間50勝を挙げたのが6月初旬だったことを考えるなら、今年はかなりのハイペースだ。2023年以来3年ぶりとなるJRAの年間通算100勝到達はもちろん、リーディング奪取の可能性も十分にある位置につけていると言えるだろう。
先週が終了した時点での順位は以下の通り。
1位 C.ルメール騎手 60勝(+1勝)先週1位
2位 岩田望騎手 50勝(+4勝)先週2位
3位 松山騎手 46勝(+4勝)先週3位
4位 横山武騎手 40勝(+4勝)先週6位
5位タイ 川田騎手 39勝(+2勝)先週4位
5位タイ 西村淳騎手 39勝(+0勝)先週5位
7位 戸崎騎手 29勝(+6勝)先週9位
8位タイ 丹内騎手 28勝(+0勝)先週8位
8位タイ 坂井騎手 28勝(+1勝)先週8位
10位 武豊騎手 23勝(+1勝)先週10位
4月に入ってから猛チャージを続けているのが横山武史騎手。3週目終了時点で11勝を挙げ、一気にリーディングTOP5入りを果たしている。得意の中山で勝利数を積み上げたこの勢いが、東京開催に変わる今週からも持続できるか注目したい。
■種牡馬リーディング TOP10に大きな変動はなしも、ワールドプレミアは一挙24位へ進出!
上位勢は5位だったドレフォンと6位のレイデオロ、7位のモーリスと8位のドゥラメンテがそれぞれ上下入れ替わっただけの変動だったが、先週時点で119位だったワールドプレミアがロブチェンの皐月賞制覇により一気に24位まで浮上してきた。今年の産駒出走数は25回とあまり多くはないうえに、ロブチェンの皐月賞が今年の3勝目。それでもここまで順位を上げてくるあたり、改めてG1レースの賞金額がかなりのものということが実感できる。
仮にロブチェンが日本ダービーで二冠を達成した場合、現在の賞金額のまま推移していればリーディングのTOP10入りを果たすのも現実的となってくるのだから面白い。初年度産駒からいきなりリーディング上位に名を連ねることはできるだろうか。
先週終了時点の順位は以下の通り。
1位 ロードカナロア 29勝(+0勝) 先週1位
2位 キズナ 50勝(+3勝) 先週2位
3位 キタサンブラック 35勝(+1勝) 先週3位
4位 エピファネイア 34勝(+1勝) 先週4位
5位 ドレフォン 30勝(+1勝)先週6位
6位 レイデオロ 31勝(+4勝) 先週5位
7位 ドゥラメンテ 13勝(+0勝)先週8位
8位 モーリス 27勝(+2勝)先週7位
9位 サートゥルナーリア 23勝(+1勝)先週9位
10位 ブリックスアンドモルタル 20勝(+0勝)先週10位
リーディング上位の争いに目を向けると、今週は土日の東京でオークス、ダービーに向けたトライアルレースが開催されるが、両方にキズナ産駒の素質馬が複数頭参戦する予定。仮にこの2つ、どちらもキズナ産駒が制したとしても1位のロードカナロアとの差はひっくり返らないが、3歳G1戦線、そしてトップの座を目指すうえで弾みがつくことは間違いない。首位奪還へのきっかけにできるか。
■生産者リーディング ノーザンファームが4月開催のG1を完全掌握
皐月賞を制したロブチェンはノーザンファーム生産馬。これで1週目の大阪杯、2週目の桜花賞に続く3週連続のG1制覇となり、2021年以来5年ぶりに4月開催の国内G1を全て制するという快挙を達成した。このままの勢いが今週も続けば、4月中の年間200勝達成も十分にあり得る成績で、改めてノーザンファームの強さと凄さに感服するばかりである。
先週が終了した時点での順位は以下の通り。
1位 ノーザンファーム 186勝(+12勝)先週1位
2位 社台ファーム 75勝(+6勝)先週2位
3位 社台コーポレーション白老ファーム 25勝(+2勝)先週3位
4位 三嶋牧場 21勝(+2勝)先週4位
5位 下河辺牧場 20勝(+2勝)先週6位
6位 ケイアイファーム 12勝(+1勝)先週6位
7位 ノースヒルズ 21勝(+1勝)先週7位
8位 追分ファーム 19勝(+1勝)先週11位
9位 辻牧場 20勝(+2勝)先週9位
10位 ダーレー・ジャパンファーム 22勝(+1勝)先週8位
3位の社台C白老ファームの5億6827万円に、4位の三嶋牧場が5億5381万円と猛追。ついに背中が見えてきた。今週の結果次第では今年初めて3,4位の入れ替わりが発生する可能性もある。
前者は日曜京都メインのマイラーズカップにファーヴェントの登録があるが、後者は土日共に重賞への登録はなし。果たして、平場の結果で順位の上昇や下降はあるのか、来週の結果が楽しみだ。
クラシック第一冠目の戦いも終わり、今週は一旦G1レースがない小休止を挟む。だが、白熱するリーディング争いに休みはない。来週の5月1週目から6月2週目まで続くG1シーズンに、勢いをつけて乗り込むことのできる陣営はどことなるだろうか。
写真:ぼん(@Jordan_Jorvon)
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