2005年のマイルチャンピオンシップは、2003年・2004年と当時2連覇中であったデュランダルが3連覇達成するかどうかに注目が集まっていました。
オッズもその注目が反映される形で、単勝オッズ1.5倍。断然の1番人気となっていました。
今回は、王者・デュランダルを中心に、挑戦者・2番人気ラインクラフト、3番人気ハットトリック、4番人気ダイワメジャー、5番人気ダンスインザムードについて、人気順に2005年マイルチャンピオンシップのパドック写真を中心に5頭を振り返っていきます。
デュランダル
断然の1番人気だった、王者・デュランダル。
レースでは後方から、上がり最速の33秒2の末脚を使いましたが、前が止まらず、結果は8着。
このレースが引退レースとなりました。
引退後は、種牡馬としてオークス馬エリンコートらを輩出しています。
ラインクラフト
桜花賞・NHKマイルカップを優勝したラインクラフト。実績と勢い、マイル適性の高さなどから支持を集め、3歳牝馬ながら2番人気に推されました。
しかし結果は、惜しくも3着におわっています。
ハットトリック
2005年の京都金杯で重賞初制覇したハットトリック。安田記念では15着に敗れていたものの、3番人気と期待を集めました。ただ、オッズとしては11.8倍と、デュランダル・ラインクラフトからはやや離されていました。
前走の天皇賞・秋から引き続き名手ペリエ騎手を鞍上にむかえ、直線鋭く伸びて勝利。
その後、香港マイルでもコンビを継続し、見事連勝しました。引退後は海外で種牡馬生活をおくり、数多くの優秀な競走馬を誕生させています。
ダイワメジャー
4番人気は、2004年の皐月賞馬・ダイワメジャー。先行してうまく粘り込みをはかるも、最後はハットトリックの末脚に屈し、残念ながらハナ差2着におわりました。
しかし、その後、2006年・2007年とマイルチャンピオンシップを2連覇することになります。
ダンスインザムード
前年の2着馬であり、5番人気ダンスインザムード。好位から果敢な競馬をしたものの4着に敗れ、雪辱をはらすことはできませんでした。
さて、いかがだったでしょうか。
今回は、2005年マイルチャンピオンシップの思い出を振り返りました。1着ハットトリック、2着ダイワメジャーともに引退後も活躍を収めた名馬です。ペリエ騎手とルメール騎手が繰り広げたゴール前の叩き合いとともに、今も多くの方の印象に残るレースのひとつかもしれません。