巷で話題になっているゲームアプリ「ウマ娘 プリティーダービー」。
実際の競走馬をモデルにしたこのゲーム。登場するウマ娘たちの中に現役で走っている馬をモチーフとしたキャラクターはいませんが、子供、孫あるいは親戚にあたる馬が現役で駆けている例はたくさんあります。
そういった競走馬を「ウマ娘 プリティーダービー」から競馬を持った方々にも応援してもらいたい。そんな思いからこの「今も駆ける スターの血を引く者」では、ウマ娘にも登場するキャラクターのモデルとなった競走馬と血縁関係に当たる馬を、その週のビッグレースからピックアップして紹介していきたいと思います。
土曜日のメインレースは平安Sです。
オーヴェルニュ
今年の東海S勝ち馬でフェブラリーSにも駒を進めたオーヴェルニュ。父は、5月に育成ウマ娘として実装されたばかりのスマートファルコンです。
スマートファルコンは3歳時にオープンのジュニアカップを制するなど芝でも実績を残していますが、真価を発揮したのはダート戦。中央競馬所属の馬ながら地方交流競走を主戦場としており、JRAのレースはたった8戦しかしていないある意味異色の存在でした。地方交流は3歳春~4歳夏に重賞6連勝、5歳秋~7歳冬まで重賞9連勝と大型連勝を2度記録。これだけの連勝を2度も記録する馬は正直記憶にありません。
レーススタイルは逃げながらも直線引き離すまるでサイレンススズカを思わせる競馬で、中には「砂のサイレンススズカ」と呼ぶ人もいました。
距離も1400mから2400mのレースまで勝利をおさめていて、スピード・スタミナともに優れた近年のダート界を代表する名馬です。
今回平安Sに出走するオーヴェルニュは前走で連勝が3でストップしましたが、父のように再びの連勝街道を歩む可能性もあるのではないでしょうか。
ペオース
今回は3か月の休み明けでの出走となるペオース。彼の祖父はフジキセキです。
フジキセキは4戦4勝でクラシック候補と騒がれながらクラシックを前にケガで引退した幻の三冠馬とも呼ばれる名馬。もちろん主戦場は芝のレースでした。しかし種牡馬としては、競走馬にとって不治の病と呼ばれる屈腱炎から奇跡の復活を遂げ、ダートG1を7勝した名馬カネヒキリを輩出しています。このようにフジキセキはスピードだけでなくパワーも産駒に伝える種牡馬と言えるのではないでしょうか。ちなみに先ほど紹介したオーヴェルニュも曽祖父はフジキセキです。
また、祖母のファレノプシスはウマ娘にこそ登場していませんが、1998年の桜花賞などG1を3勝した名牝。おじにはナリタブライアンやビワハヤヒデがいる、ウマ娘とも縁がある良血馬でもあります。
そんな良血馬ペオースですがここ2戦は二桁着順が続いておりクラスの壁にぶつかっている印象です。休み明けでリフレッシュした今回巻き返すことは出来るのでしょうか。
その他の主なウマ娘関連馬
- アルドーレ、マルシュロレーヌ:父オルフェーヴルの母方の祖父がメジロマックイーン
- ヴェルテックス:母方の祖父がサクラバクシンオー
- マリオマッハー:父がゴールドシップ
- ロードブレス:曾祖父にフジキセキ
開発:Cygames
ジャンル:育成シミュレーション
プラットフォーム:iOS/Android/PC
配信:日本
利用料金:無料(一部有料コンテンツあり)
URL:
・AppStore
https://apps.apple.com/jp/app/id1325457827
・GooglePlay
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.cygames.umamusume
・DMM GAMES
https://dmg.umamusume.jp
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