巷で話題になっているゲームアプリ「ウマ娘 プリティーダービー」。
実際の競走馬をモデルにしたこのゲーム。登場するウマ娘たちの中に現役で走っている馬をモチーフとしたキャラクターはいませんが、子供、孫あるいは親戚にあたる馬が現役で駆けている例はたくさんあります。
そういった競走馬を「ウマ娘 プリティーダービー」から競馬を持った方々にも応援してもらいたい。そんな思いからこの「今も駆ける スターの血を引く者」では、ウマ娘にも登場するキャラクターのモデルとなった競走馬と血縁関係に当たる馬を、その週のビッグレースからピックアップして紹介していきたいと思います。
今日は中山牝馬ステークスの出走馬の中から注目馬を2頭紹介してみたいと思います。
ゴルトベルク
この中山牝馬ステークスが重賞初挑戦となるゴルトベルク。祖母は女帝エアグルーヴです。
エアグルーヴは秋華賞で10着に敗れた後、骨折のために8か月休養をしています。その復帰戦となったのが翌年のマーメイドステークス。このレースはエアグルーヴの他にもう1頭注目されていた馬がいました。
その馬はシングライクトーク。その年の2月から5月まで5連勝を飾った、いわゆる上がり馬。前走のエプソムカップでは4着に敗れ連勝は止まったものの、牝馬限定戦に戻ればとの期待からエアグルーヴに次ぐ2番人気に支持されました。
曇り空の中行われたレースは4コーナーで先頭に立ったシングライクトークを外からエアグルーヴがまくって追いかける展開。直線はこの2頭が後続を大きく引き離しマッチレースとなりました。
勝ったのはエアグルーヴ。着差こそ4分の3馬身でしたが最後は鞍上の武豊騎手が手綱を押さえる完勝でG1ホースの底力を見せつけました。
その後、エアグルーヴは牡馬相手にも天皇賞を制するなどその後もG1戦線で活躍しましたが、シングライクトークは4戦して2着1回3着1回と勝つことが出来ませんでした。もしこのレースでエアグルーヴにシングライクトークが勝っていればこの2頭の運命も大きく変わっていたのかもしれません。
このレースにはそのシングライクトークの孫にあたるシングフォーユーも出走します。そのマーメイドステークスから25年。孫同士の対決どちらが制するか、注目です。
フェアリーポルカ
一昨年のこのレースの覇者フェアリーポルカ。この馬の母の父はアグネスタキオンです。
因縁の対決と言う意味では2001年のクラシックホース3頭の子孫、フェアリーポルカ(母父アグネスタキオン)、アブレイズ(母父ジャングルポケット)、ローザノワール(父マンハッタンカフェ)とミスニューヨーク(母父マンハッタンカフェ)にも注目したいところです。
この3頭が活躍した2001年クラシック世代はスペシャルウィーク、エルコンドルパサー、グラスワンダー、セイウンスカイ、キングヘイローが顔をそろえた1998年クラシック世代にも負けず劣らずの黄金世代。
その証明と言えるのがこの世代で活躍した馬の種牡馬成績。前述のクラシックを制した3頭はいずれも複数のG1ホースを輩出しており、アグネスタキオンとマンハッタンカフェはいずれもリーディングサイアーに輝いた経験があります。
このほか、この世代の種牡馬は他にもクロフネ(カレンチャンなど多数)、ミスキャスト(ビートブラック・天皇賞春)、シングンオペラ(シングンマイケル・中山大障害)と合計6頭がG1ホースの父となっています。
その世代の頂点に立った3頭の子孫の対決。競馬の血統の面白さを感じずにはいられません。
皆さんもそういった「因縁の対決」を探してみてはいかがでしょうか。
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