巷で話題になっているゲームアプリ「ウマ娘 プリティーダービー」。
実際の競走馬をモデルにしたこのゲーム。登場するウマ娘たちの中に現役で走っている馬をモチーフとしたキャラクターはいませんが、子供、孫あるいは親戚にあたる馬が現役で駆けている例はたくさんあります。
そういった競走馬を「ウマ娘 プリティーダービー」から競馬を持った方々にも応援してもらいたい。そんな思いからこの「今も駆ける スターの血を引く者」では、ウマ娘にも登場するキャラクターのモデルとなった競走馬と血縁関係に当たる馬を、その週のビッグレースからピックアップして紹介していきたいと思います。
今日はファルコンステークスと若葉ステークスの出走馬の中から注目馬を1頭ずつ紹介してみたいと思います。
ファルコンステークス ナムラリコリス
ファルコンステークスはNHKマイルカップに向けて短距離・マイル双方の実績馬が集う1400mの重賞。一昨年の2着馬ラウダシオンは後にNHKマイルカップを勝利しています。
今年のウマ娘的注目馬はナムラリコリス。祖父にマンハッタンカフェがいます。
これまで何度か紹介してきましたが、2500m以上のG1を3勝したマンハッタンカフェの子供には父と同じような長距離馬はもちろん、短距離やダートで活躍した馬も多数います。ナムラリコリスの父ジョーカプチーノは、父とは似ても似つかない芦毛馬で、こちらも父と正反対の短距離で活躍した名馬です。
ジョーカプチーノは2009年のファルコンステークスで当時デビュー3年目だった藤岡康太騎手を背に勝利しています。藤岡康太騎手にとってこのレースは初めての重賞勝利でした。
その後ニュージーランドトロフィーで3着に入ったジョーカプチーノはNHKマイルカップに参戦。800mの通過タイムが45.5と言うハイペースを2番手から抜け出す競馬で見事G1初制覇を飾ります。引き続き手綱をとっていた藤岡康太騎手にとってもデビュー3年目にして初めてのG1制覇となりました。
今年、父に続く連覇を狙うナムラリコリスも鞍上は当時の藤岡康太騎手と同じデビュー3年目の泉谷楓真騎手。昨年に46勝を挙げ、ナムラリコリスとのコンビで函館2歳ステークスを制し重賞初制覇を遂げています。ここでナムラリコリスも勝つようなことがあれば、父と同じように「デビュー3年目の騎手をG1制覇に導く」と言うドラマが期待できるかもしれません。注目したいところです。
他にも、今年のサウジターフスプリントを制したソングラインの弟で、曽祖父にアグネスタキオン、曾祖母にエアグルーヴがいるティーガーデンあたりにも注目です。
若葉ステークス エイカイマッケンロ
若葉ステークスは重賞でこそありませんが、かつてはトウカイテイオーがこのレースを足掛かりに皐月賞・日本ダービー二冠を達成するなど、クラシックへ向けて重要なレースとなっています。
今年の注目はロードカナロア産駒のエイカイマッケンロ。祖母にダイワスカーレットがいます。
ダイワスカーレットは「子供からなかなか男の子が生まれない」ことで知られる繁殖牝馬です。これが大奥なら「なぜおのこを産まぬのじゃ」と責められそうですが、競馬ファンにとっては子孫を見られる確率が上がると言う意味ではむしろプラスなのかもしれません。
エイカイマッケンロはダイワスカーレットの3番子ダイワミランダの子供で2019年のセレクトセールで1億を超える価格で落札されました。デビュー2戦は結果が出ませんでしたが、距離を2000mに伸ばしてからは1着、2着と好走を続けています。
前走のフリージア賞は、前を行くジャスティンロックこそ捕えられなかったものの後続には3馬身の差をつけておりその能力の片りんを見せるレースだったと思います。
祖母のダイワスカーレットは2008年の大阪杯でメイショウサムソンやアサクサキングスを相手に鮮やかな逃げ切り勝ちをおさめており、阪神芝2000mの適性も高いことが予想されます。
ここで好走して是非とも皐月賞の切符を勝ち取ってほしいところです。
その他、曾祖母にエアグルーヴがいる無敗馬デシエルト、セレクトセールで4億円を超える価格で落札されたショウナンアデイブあたりに注目してみてはいかがでしょう。
開発:Cygames
ジャンル:育成シミュレーション
プラットフォーム:iOS/Android/PC
配信:日本
利用料金:無料(一部有料コンテンツあり)
URL:
・AppStore
https://apps.apple.com/jp/app/id1325457827
・GooglePlay
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.cygames.umamusume
・DMM GAMES
https://dmg.umamusume.jp
© Cygames, Inc.