[キーンランドカップ、新潟2歳ステークス]今も駆ける スター"ウマ娘"の血を引く者たち〜日曜重賞編〜

巷で話題になっているゲームアプリ「ウマ娘 プリティーダービー」。

実際の競走馬をモデルにしたこのゲーム。現在も、ウマ娘たちのモチーフとなった名馬たちの子供、孫あるいは親戚にあたる馬が現役で駆けています。

そういった競走馬を「ウマ娘 プリティーダービー」から競馬を持った方々にも応援してもらいたい。そんな思いからこの「今も駆ける スターの血を引く者」では、ウマ娘にも登場するキャラクターのモデルとなった競走馬と血縁関係に当たる馬を、その週のビッグレースからピックアップして紹介していきたいと思います。

今日は日曜日に行われる2重賞から1頭ずつ紹介したいと思います。

キーンランドカップ ヴァトレニ

去年は6月から8月にかけて3連勝。今年もここに来て2連勝と夏に調子を上げてきたヴァトレニ。父は栗毛の怪物グラスワンダーです。

グラスワンダーは競走馬としてもグランプリ3連覇など輝かしい成績をおさめましたが、種牡馬としても成功をおさめました。

ジャパンカップを勝ち、種牡馬としても21世紀最強マイラーとも呼ばれるモーリスや有馬記念を勝ったゴールドアクターを輩出するなどグラスワンダーの血を今も広げるスクリーンヒーローや、宝塚記念をレコード勝ちしたアーネストリー等中長距離で活躍する馬を多数輩出しています。

そんなグラスワンダーも、近年では加齢とともに産駒の数が徐々に減少しており、今年の2歳にいるその名も「ファイナルワンダー」と言う馬が最後の産駒になります。

年々産駒数も少なくなり、その活力もなくなってきていますが、そんな中でも重賞に手が届くところまで来た産駒を出せるのがグラスワンダーの底力と言えるでしょう。

ヴァトレニは母系も優秀で曾祖母に牝馬ながらにケンタッキーダービーを制したウイニングカラーズがおり、これからの更なる活躍も期待できる馬です。ここでの重賞初勝利を期待したいところです。

新潟2歳ステークス シーウィザード

ビーチパトロールの初年度産駒のシーウィザード。母の父メジロベイリーはメジロブライトの弟にあたります。

今年6月28日に亡くなったメジロベイリー。去年までのメジロベイリーの血を持つ馬は、父としては2017年以降勝利がなく、母の父としても2021年以前はJRAで年間最大4勝に留まっていました。しかし、メジロベイリーが亡くなる6月28日前後から母の父としてメジロベイリーの血が活性化。2勝クラスで2頭が勝利をおさめ、シーウィザードが新馬勝ち、レパードステークスではカフジオクタゴンが重賞を制覇しました。

メジロの血は父祖直系として見ることが少なくなってきていますが、母系に含まればその底力を発揮することは多いです。例えば、母父メジロマックイーンの馬はステイゴールドの血と合わさることで、ゴールドシップやオルフェーヴルと言った名馬を数多く輩出しました。また、先述のモーリスは牝系を遡ること5代は全てメジロの馬で構成されています。

メジロベイリーに関しては、父母ともにメジロの馬ではありませんが、母のレールデュタンはメジロベイリー、メジロブライトの他ダートの中距離で活躍したメジロモネも輩出しており、メジロに多大な貢献をした繁殖牝馬です。今回シーウィザードが勝てば、再びその血に脚光を浴びるのは間違いありません。

更なるメジロの躍進に期待したいところです。

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