リリーカップ: 門別 1200m

2004年に創設された牝馬限定の2歳重賞です。
近年レベルの向上著しいホッカイドウ競馬の牝馬戦線における、重要な一戦です。
ハイレベルで層の厚いホッカイドウ競馬の2歳牝馬戦線だけに、人気による順当な結果におさまることはなかなかありません。

同じく2歳牝馬限定の重賞・フルールカップ (1000m戦)組が中心となりますが、飛びぬけた強さを誇る牝馬が登場した場合を除き、距離などの条件が異なるリリーカップでの逆転が起こる可能性は少なくない
のが特徴です。

2019年の勝ち馬・プリモジョーカーは、函館2歳S・コスモス賞と中央挑戦を挟んでの参戦だったこともあり、4番人気と人気を落としていました。2017年の勝ち馬ストロングハートはフルールカップで4着と負けてここでも4番人気の評価を受けましたが、その評価を覆す勝利をあげるとそのまま交流重賞・エーデルワイス賞でも勝利。
さらには古馬になってからも交流重賞・マリーンCで4着に食い込むなどの活躍を見せます。さらにその際2着だったグラヴィオーラも、東京2歳優駿牝馬競走・東京プリンセス賞競走での優勝やエーデルワイス賞での2着など、世代を代表するような活躍を見せています。

エーデルワイス賞や南関の3歳牝馬クラシックなど、今後の地方牝馬の世代戦を牽引する役割を担う牝馬が多く登場する注目の一戦。
秋冬や来春を見据えるうえでも、見逃せないレースです。

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