[POG2021-2022]注目馬紹介~一口クラブ・YGGホースクラブ編~

近年、中央競馬、地方競馬問わず活躍馬が増え始め、会員の熱い声援を集める4年目のYGGホースクラブ。
牝系を非常に強く意識していて、キッカケ一つで大物が登場する下地は十分です。

そんな「赤、白袖黒二本輪、黒鋸歯形」の勝負服。
今回は「YGGホースクラブ」の期待の3頭をピックアップしていきます!

ロフティースマイル

牝馬
父:エイシンフラッシュ
母:ロフティーエイム
母父:サンデーサイレンス
生産牧場:社台コーポレーション白老ファーム(白老町)
厩舎:飯田祐史(栗東)
募集額:2,420万円(一口24,200円)
母17歳時の産駒(11連産目)

母はサンデーレーシングの所属馬として現役生活を送り、2006年の福島牝馬Sを制覇。GⅠ挑戦をはじめ長い間重賞戦線で頑張りました。全兄はキャロットファームで現役生活を送り3勝をあげ共同通信杯3着のエイムアンドエンド。特に近年は誕生時の馬体のバランスの良さや走りが評価されエイシンフラッシュを連続で配合されました。

父エイシンフラッシュからはまだ"超大物"と呼べるほどの名馬は誕生していませんが、母父サンデーサイレンスとの配合では一口馬主クラブ所属馬の勝ち上がり率が非常に高いのが特徴的です。父の産駒はやはり芝の中距離路線に適性があるようでコンスタントに勝ち星をあげている点があげられます。

クラブ募集時の写真を見ても、ダービー馬でもある父エイシンフラッシュの特徴を引き継いでいる青鹿毛のグッドルッキングホース。全兄達は2歳の夏から始動していて、本馬も3月中には北海道から兵庫の育成へ移動し入厩を待つばかりとなりました。母は重賞馬、全兄は重賞好走馬で期待が高まる1頭です。

ニジイロノコマ

牝馬
父:ドゥラメンテ
母:マネーペニー
母父:Monarchos
生産牧場:オリオンファーム(門別町)
厩舎:大竹正博(美浦)
募集額:2,640万円(一口26,400円)
母16歳時の産駒(2連産目)

勝ち馬を多く出しているマネーペニーの産駒が登場です。父がマンハッタンカフェでそれぞれ4勝をあげているカウニスクッカ、ダイトウキョウ。ディープインパクト産駒からはラッシュハート、ダノンアポロンが勝ち上がりを果たしています。

牝系に目を向けると半妹に北米にてBCジュヴェナイルフィリーズやサンタニアオークスなどGⅠを5連勝し2歳時にはエクリプス賞最優秀2歳牝馬に輝いたスターダムバウンドがいる血統。また母父のMonarchos(モナーコス)は、2001年のケンタッキーダービー、フロリダダービーを制していて、産駒には2009年にBCフィリー&メアスプリントなど短距離GⅠを3勝しエクリプス賞最優秀短距離牝馬に輝いたインフォームドディシジョンを輩出しています。バリバリの米国血統と言えるでしょう。

そこに父が本国のダービー馬ドゥラメンテ。クラブ発表のカタログにある通り、母の産駒や血統背景を考えると、若駒の間は芝のマイルくらいまでが得意分野と見るほうが良さそうです。3月まではふっくらしていた馬体も、4月に入るにつれ競走馬らしい姿に変わり早期からしっかり動けても何ら不思議無い1頭と見ています。

フウゲツムヘン

牝馬
父:ドレフォン
母:シンラバンショウ
母父:サクラバクシンオー
生産牧場:川上牧場(新冠町)
厩舎:新開幸一(美浦)
募集額:1,320万円(一口13,200円)
母7歳時の産駒(初仔)

3頭目は2021年に産駒がデビューする新種牡馬ドレフォン産駒のフウゲツムヘンです。

まず牝系から見ていくと、母はノーザンファームの生産馬でグリーンファームの所属馬としてデビュー勝ちを果たしたシンラバンショウ。曾祖母ロージーミストからは朝日杯FSとNHKマイルCの勝ち馬で息の長い活躍をしたグランプリボスが誕生しています。それもあってか祖母ミスティフォレストにはサクラバクシンオーが配合され、母シンラバンショウが誕生しました。

そこにBCスプリントの勝ち馬で2016年エクリプス賞最優秀短距離馬のドレフォンが父ですから、狙いは1,400m前後という意図がハッキリしています。父ドレフォンは社台スタリオンステーションがウォーエンブレム、スウェプトオーヴァーボード以来15年ぶりに導入した米国輸入種牡馬。サンデーサイレンスやディープインパクトの血が濃くなり始めた日本競馬という事もあり、StormCatの血をひくドレフォンへの期待の高さが窺えます。

先にも書きましたが、短距離路線を明確に意図した配合で早期からの活躍に期待が集まります。
育成中にややスローダウンした時期もありましたが、現在は再び乗り込みも始まっていて一安心。スピード力を活かした競馬に期待です。


まだまだ本来ならばご紹介したい期待馬が多くいるのですが、以上3頭に注目してご紹介させて頂きました。

この記事が皆様のPOG戦略のお役に立てれば幸いです。 

※記事内のクラブの名称は愛馬会名称を使用しています。
※記事内の数字は2021年5月9日現在です。
※記事内の写真はクラブ募集時の写真となっています。
※本記事はクラブ様からのご厚意で使用させて頂いております。転載等はご遠慮下さい。

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