[石神深一ブログ]オジュウチョウサン顕彰馬選出と、障害界の未来

ウマフリ読者の皆様、こんにちは。
元障害ジョッキーで、現在は調教助手をやっている、石神深一です。

6月、オジュウチョウサンが顕彰馬に選出されました。応援してくださっていたみなさま、お祝いしてくださったみたさま、改めましてありがとうございます。

昨年は2票だけ足らずに選出されず、歯痒く、とても悔しい思いをしていました。今年は投票が足りて有り難く思います。気持ちとしては「やっと選ばれたか」というホッとした側面が大きいです。正直なところ、どうしても、平地の活躍馬と比べると取りにくいんじゃないかという気持ちはありました。それだけに『障害の未来のために、絶対に選出されて欲しい』と思っていました。

オジュウチョウサンが顕彰馬にならないのであれば、逆に「障害ではどれだけ勝てば顕彰馬クラスの評価を得られるのか」という話にもなってしまいます。それは障害界にとってプラスに働かないと思っていました。こうしてオジュウチョウサンが顕彰馬となったことで「これくらい活躍されると評価される」「障害でも強ければ顕彰馬になれる」馬主さんにも明白に示せたと思います。これで、ご自身の馬を障害競走に回す判断がしやすくなることもあるのではないでしょうか。

騎手を引退して、障害競走を外で見るようになって思ったのが「やっぱり少頭数じゃなく、フルゲートの方が良いんだな」ということ。

乗っている時は、少頭数の方が良いんです。多いとそれだけ捌くのに難しさがあるし、危険だし…。でも裏方の立場として、改めてファン目線でレースを見ていると、頭数が多い方が迫力があり、面白く感じるものなんですよね。

障害競走も、重賞では14頭くらいは揃って欲しいな、と思うようになりました。そのためにも障害に馬を回してくれるオーナーは必要で、オジュウチョウサンの顕彰馬選出がその後押しになれば嬉しいです。

また、障害競走を盛り上がるためには、障害騎手も増やしていかないといけません。現状は20人をやっと超えるというレベル。どうにか30人くらいにはしたいです。騎手問題はなかなか難しい問題で、長い間、人手不足が解消する兆しが見えません。
ただ、新聞記者の人たちからの取材数が増えたり、ファンの方々が増えたりと、盛り上がりも感じますから、ひとつひとつ頑張っていくしかないと思います。

話は変わりますが、この前、オジュウチョウサン産駒のタクミオジュウを見かけました。「今のところおとなしいよ」とのこと。同じくオジュウチョウサン産駒のアースリーパーについても、和田先生から「結構おとなしい」と聞いています。ただ、ステイゴールドとオジュウチョウサンの血がこれからどう作用してくるのか…。今後もとても楽しみに見守っています。

引き続き応援、よろしくお願い致します。

写真:@pfmpspsm

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