1986年まで、中京競馬場で行なわれていたきさらぎ賞。過去の勝ち馬から、スペシャルウィークやネオユニヴァースといったダービーが誕生している。一方、2006年の2着馬メイショウサムソンは、ダービー他、GIを4勝。2011年3着のオルフェーヴルは、続くスプリングSから連勝を重ねて三冠馬となり、最終的にGIを6勝。歴史的名馬...
齋藤 翔人
6歳の時、父親の部屋にあった月刊『優駿』を見たことと、イナリワンが制した天皇賞(春)を現地観戦したことがきっかけで競馬に魅了される。
初めて遊んだ競馬ゲームは、ダービースタリオンMacintosh版。好きは馬はホッカイルソー。
共著に『競馬 伝説の名勝負』シリーズ、新刊『ゴールドシップ伝説 愛さずにいられない反逆児』(星海社新書)
齋藤 翔人の記事一覧
菊花賞当日の5レースに行なわれる新馬戦は、後のGI馬を多数輩出してきた出世レース。改めて、その実績を振り返ってみる。 2020年 1着シャフリヤール:ダービー2018年 1着ワールドプレミア:菊花賞、天皇賞・春2013年 1着トーセンスターダム:豪・GIトゥーラックH、エミレーツS2012年 1着エピファネイア:菊花賞...
シルクロードSは、2ヶ月後に行なわれる高松宮記念の前哨戦。当初はオープン特別として行なわれ、高松宮記念(当時は高松宮杯の名称)がGIに昇格した1996年、重賞へと昇格した。 その昇格初年度の覇者フラワーパークが本番も連勝すると、以後も、このローテーションで高松宮記念に出走した数多くの馬が本番でも好走。2021年現在、高...
古馬混合の短距離路線が本格的に整備されたのは、1984年のグレード制導入以降。それまでハンデ戦として行なわれていた安田記念がGIに格付けされ、マイルチャンピオンシップが新たに創設された。一方、さらに距離の短いスプリント路線が整備されるには、元号が平成に変わるのを待たなければならなかった。 それまでGⅡだったスプリンター...
東日本でシーズン最初に行なわれるGⅡ、アメリカジョッキークラブCは、創設から60年以上が経過した伝統の中距離重賞。かつては、ミホシンザン、サクラホクトオー、スペシャルウィークといったGI馬が勝利している。その一方で、メジロブライト、マツリダゴッホ、トーセンジョーダン、そしてルーラーシップが後にGI馬へと上り詰めた。 2...
日経新春杯は、JRAの年間スケジュールで最初に行なわれるGⅡ競走。1ヶ月後の京都記念とともに、春の中・長距離路線に向かう古馬たちにとって、重要なステップレースとなっている。 ただ、別定戦の京都記念に比べ、ハンデ戦の日経新春杯は、前走条件戦に出走していた馬や4歳馬が活躍する傾向にある。2022年に関しては、前走条件戦組が...
アメリカジョッキークラブカップは、3月の中山記念、日経賞と共に、関東で行われる伝統の古馬中・長距離重賞の一つ。ここから、GⅠの大阪杯や天皇賞春、もしくは、香港のクイーンエリザベス2世カップへと繋がる、重要なステップレースとなっている。 過去の勝ち馬からも、メジロブライト、マツリダゴッホ、トーセンジョーダン、ルーラーシッ...
3ヶ月後の皐月賞と同じ舞台で行われる京成杯。その皐月賞と、さほど関連戦は高くないものの、古くはクライムカイザーが。そして、2010年の覇者エイシンフラッシュが、京成杯を制した4ヶ月半後、同じ5月30日に行なわれた日本ダービーを制覇している。 また、2004年のレースで3着に敗れたキングカメハメハも、4ヶ月後にNHKマイ...
年間の最初に行なわれるGⅡが日経新春杯。1ヶ月後に行なわれる京都記念とともに、春の中・長距離路線に向かう古馬たちにとっては、重要なステップレースとなっている。 ただ、別定戦の京都記念とは異なり、ハンデ戦の日経新春杯は例年、これから大舞台を目指す前走条件戦に出走していた馬の活躍が目立つ。世代別に見ると4歳馬が強く、過去1...
「走り方がかっこいい馬といえば?」というテーマがあったら、どの馬を挙げるだろうか。パッと思いつくのは、グラスワンダーや、牝馬ならルージュバック。近年活躍した馬の中では、サートゥルナーリアなどが挙がるだろうか。 同じように「見た目がかっこいい馬といえば?」というテーマなら、白毛初のGⅠ馬となったソダシの名前を挙げる人がい...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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[重賞回顧]天まで届け勝利の凱歌。史上まれに見る混戦を制したのはジャスティンミラノ!~2024年・皐月賞~
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[重賞回顧]中118日の雪辱劇!『マジックマン』に導かれたステレンボッシュが、逆転で桜の女王を戴冠~2024年・桜花賞~
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[重賞回顧]躍進著しい上村厩舎の大黒柱ベラジオオペラ。ダービーの雪辱を果たし、GⅠ初制覇を達成!~2024年・大阪杯~
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[重賞回顧]雪辱vs雪辱の死闘を制したマッドクールが、待望のGⅠ初制覇~2024年・高松宮記念~
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[重賞回顧]傑出した瞬発力でライバルを圧倒!無傷3連勝を達成したシックスペンスが、堂々クラシック候補に名乗り~2024年・スプリングS~
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[重賞回顧]良血の外国産馬エトヴプレが一気の逃げ切りで後続を完封!~2024年・フィリーズレビュー~
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[重賞回顧]ミルコ・マジック炸裂! 勝負所でまくりを決めたコスモキュランダが重賞初制覇~2024年・弥生賞ディープインパクト記念~