国内の平地競走では、最長距離のステイヤーズS。年に1度しか行なわれない条件ゆえスペシャリストが生まれやすく、このレースを2回以上勝利した馬は6頭。中でもアルバートは、ムーア騎手とのコンビで三連覇を達成している。 2021年の出走頭数は13頭。ただ、連覇を目指したオセアグレイトは故障が判明し、残念ながら回避となってしまっ...
齋藤 翔人
6歳の時、父親の部屋にあった月刊『優駿』を見たことと、イナリワンが制した天皇賞(春)を現地観戦したことがきっかけで競馬に魅了される。
初めて遊んだ競馬ゲームは、ダービースタリオンMacintosh版。好きは馬はホッカイルソー。
共著に『競馬 伝説の名勝負』シリーズ、新刊『ゴールドシップ伝説 愛さずにいられない反逆児』(星海社新書)
齋藤 翔人の記事一覧
「現役の頃からファンだった」「産駒の馬券を買ったら万馬券が的中した」などなど……好きな種牡馬や"推し"種牡馬をもつ競馬ファンは、決して少なくないだろう。 では、いわゆるその道のプロ──血統のスペシャリストにとっての好きな種牡馬は、果たしてどの馬なのだろうか。今回は、日本を代表する血統評論家の栗山求氏にインタビューを敢行...
ラジオNIKKEI杯京都2歳Sは、関西で行なわれるホープフルSの前哨戦。京都競馬場が改修工事のため、今年も、阪神競馬場での開催となった。 例年、少数精鋭で行なわれているこのレース。今年も10頭立てと少なく、全馬が、前走で初勝利を挙げたばかり。実績だけを見れば横一線で、単勝オッズ10倍を切ったのは5頭だった。 その中で、...
ショウナンパンドラが勝った2015年以来、6年ぶりのフルゲート。そして、3年ぶりに外国調教馬が複数頭出走した、2021年のジャパンカップ。複数ある見どころの中でも特に注目すべき点は、引退レースとなるコントレイルが有終の美を飾るのかどうか。そして、4世代のダービー馬が、それぞれどういったレースを見せるかだった。 圧倒的な...
創設から四半世紀を迎えた2021年、GⅡに昇格した東京スポーツ杯2歳S。このレースを勝利した馬はもちろんのこと、敗れた馬からも、後のGI馬が多数誕生している。とりわけ、2歳GIや牡馬クラシックと相性が良く、2019年の勝ち馬コントレイルは、無敗で牡馬クラシック三冠を達成。敗れた馬からも、サニーブライアンとメイショウサム...
関西で唯一の2歳限定GⅡ・デイリー杯2歳S。朝日杯フューチュリティSや阪神ジュベナイルフィリーズへのステップとして出走する馬が多いが、一方で数は少ないながらも、ホープフルSのステップとして出走する馬もいる。2017年の勝ち馬ジャンダルムは、本番でも2着と好走した。 例年、少頭数で争われるこのレース。2021年は、その近...
2021年で57回目を迎える、伝統の福島記念。ローカルのハンデ重賞=波乱の決着をイメージしがちだが、近年は意外にも荒れていないのが、このレースの特徴といえる。 出走頭数は16頭で、重賞勝ち馬が半数の8頭。さらに、それ以外の4頭にも重賞2着の実績があった。人気は割れ、最終的に単勝オッズ10倍を切ったのは6頭。その中で、1...
2021年で57回目を迎える京王杯2歳Sは、長年、関東で行なわれる唯一の2歳GⅡだった。 過去10年の勝ち馬で後にGI馬となったのは、2017年に勝利したタワーオブロンドンのみ。しかし、その前年の2着馬レーヌミノルは、翌春の桜花賞を制覇。2013年の6着馬モーリスは、後に国内外のGIを6勝して年度代表馬に輝いた。他にも...
先週末に東京で開催された重賞は、いずれも創設から50年以上が経過している、歴史あるGⅡレース。日曜日に行なわれたアルゼンチン共和国杯の歴史を紐解くと、アドマイヤジュピタが勝利した2007年から、このレースの覇者が、後に続々とGIを勝利している。 例えば、2008年の勝ち馬スクリーンヒーローは、次走のジャパンCも連勝。そ...
アメリカ競馬の祭典、ブリーダーズカップ。大きな特徴の一つとしてあげられるのが、毎年、持ち回り開催で行われる点である。2021年の開催地となったのは、デルマー競馬場。2日間で、14レースが行なわれた。 Photo by Breeders’ Cup Photo by Breeders’ Cup その2日目の第7レースに組ま...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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[重賞回顧]天まで届け勝利の凱歌。史上まれに見る混戦を制したのはジャスティンミラノ!~2024年・皐月賞~
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[重賞回顧]中118日の雪辱劇!『マジックマン』に導かれたステレンボッシュが、逆転で桜の女王を戴冠~2024年・桜花賞~
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[重賞回顧]躍進著しい上村厩舎の大黒柱ベラジオオペラ。ダービーの雪辱を果たし、GⅠ初制覇を達成!~2024年・大阪杯~
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[重賞回顧]雪辱vs雪辱の死闘を制したマッドクールが、待望のGⅠ初制覇~2024年・高松宮記念~
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[重賞回顧]傑出した瞬発力でライバルを圧倒!無傷3連勝を達成したシックスペンスが、堂々クラシック候補に名乗り~2024年・スプリングS~
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[重賞回顧]良血の外国産馬エトヴプレが一気の逃げ切りで後続を完封!~2024年・フィリーズレビュー~
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