デアリングタクト、史上初・無敗の牝馬三冠達成。コントレイル、史上初・無敗の父子三冠達成。アーモンドアイ、史上初・芝のGⅠ8冠達成。 この秋、中央競馬では史上初の偉業が3週連続で達成された。さらに、記録を達成したこれら3頭の陣営が、揃ってジャパンカップに参戦することを表明し、その直後から『空前絶後』『百年に一度の戦い』『...
齋藤 翔人
6歳の時、父親の部屋にあった月刊『優駿』を見たことと、イナリワンが制した天皇賞(春)を現地観戦したことがきっかけで競馬に魅了される。
初めて遊んだ競馬ゲームは、ダービースタリオンMacintosh版。好きは馬はホッカイルソー。
共著に『競馬 伝説の名勝負』シリーズ、新刊『ゴールドシップ伝説 愛さずにいられない反逆児』(星海社新書)
齋藤 翔人の記事一覧
日本の競馬でマークされたレコードタイムのなかで、個人的に大きな衝撃を受けたタイムがいくつかある。 1989年のジャパンカップで、ホーリックスがマークした2分22秒2。1997年のシルクロードステークスで、エイシンバーリンがマークした1分6秒9。2001年の武蔵野ステークスとジャパンカップダートで、クロフネがマークした1...
数ある2歳重賞の中でも、出世レースとして名高いのが東京スポーツ杯2歳ステークスではないだろうか。2019年の勝ち馬コントレイルが、翌年に史上初となる親子二代無敗の三冠を達成。2005年から実に12年連続で当レースの出走馬が後にGⅠを制していて、2018年の出走馬からGⅠ勝ち馬が出ればこの記録はさらに伸びることとなる(2...
2020年の福島記念は、5年ぶりに開催最終週に行われることとなり、福島競馬の年間のフィナーレを飾るレースとなった。「ローカル重賞」「多頭数」「ハンデ戦」と、予想を難しくしそうな要素がたくさん詰まったレースではあるが、意外にも過去10年で馬連万馬券や3連単の配当が10万円を超えたレースは共に2回だけ。実はさほど荒れずに、...
秋の女王決定戦・エリザベス女王杯は、京都競馬場の改修工事により、2020年は阪神競馬場の内回り2200mで行われることとなった。いわゆる『非根幹距離』の2200mで行われるGⅠは、他に宝塚記念しかなく、共にリピーターが多いレースとして知られている。 しかし、2020年は競馬場だけでなく、外回りから内回りに変わることもあ...
エリザベス女王杯は、非根幹距離と呼ばれる2200mで行われる。同距離で行われるGⅠは他に宝塚記念しかない。2000mや2400mと比べてマイナーな条件だからこそ、この距離を得意とするリピーターが、過去に何頭も活躍してきた。また、その異質な条件を求めるのは日本国内の馬に限らない。時には、遠く数千キロ離れたヨーロッパから遠...
秋の福島開催で行われる伝統の重賞といえば、福島記念である。 福島記念は『荒れるハンデ重賞』のイメージがあるが、2010年〜2019年の10年間を調べてみると、多くのレースで単勝オッズは割れていたものの、3連単の配当が10万円を超えた年は2回しかない。 その中でも、特別目立つのは、2011年の福島記念。1番人気の単勝オッ...
ファンタジーステークスは、12月に行われる2歳女王決定戦・阪神ジュベナイルフィリーズの前哨戦として位置づけられている。過去10年で6回、延べ6頭がここをステップに本番で3着内に入っており、特に近2年はファンタジーステークスの勝ち馬が本番も連勝しているため、非常に注目度の高いレースとなっている。 2020年は、12頭がエ...
みやこステークスは1ヶ月後に行われるチャンピオンズカップの前哨戦。過去9回中7回のレースで、のべ9頭がここをステップに本番で馬券圏内に食い込んでいる。2020年は、京都競馬場が改修工事に入っているため、阪神競馬場での開催となった。 10頭立ての少頭数になったものの、GⅠ級のレースやGⅡの勝ち馬、そして重賞勝ちはなくとも...
東京競馬場の芝2000mで行われる天皇賞秋は、性別や年齢、得意とする距離など、あらゆるカテゴリーの最有力馬が参戦してくる、現役最強馬決定戦といっても過言ではないだろう。 2020年の出走馬にあてはめれば、マイルのGⅠ馬ダノンプレミアム、最長距離のGⅠ天皇賞春や菊花賞を制したフィエールマンとキセキ、その間の距離帯2000...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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[重賞回顧]師弟で掴んだ王者の称号。長期休養を乗り越えたテーオーロイヤルが古馬最高の栄誉を獲得!~2024年・天皇賞(春)~
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[重賞回顧]美しいレース運びで惜敗続きにピリオドを打ったアドマイヤベルが、オークスの優先出走権を権得!~2024年・フローラS~
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[重賞回顧]天まで届け勝利の凱歌。史上まれに見る混戦を制したのはジャスティンミラノ!~2024年・皐月賞~
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[重賞回顧]中118日の雪辱劇!『マジックマン』に導かれたステレンボッシュが、逆転で桜の女王を戴冠~2024年・桜花賞~
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[重賞回顧]躍進著しい上村厩舎の大黒柱ベラジオオペラ。ダービーの雪辱を果たし、GⅠ初制覇を達成!~2024年・大阪杯~
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[重賞回顧]雪辱vs雪辱の死闘を制したマッドクールが、待望のGⅠ初制覇~2024年・高松宮記念~
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[重賞回顧]傑出した瞬発力でライバルを圧倒!無傷3連勝を達成したシックスペンスが、堂々クラシック候補に名乗り~2024年・スプリングS~