ブログ・手記 [連載・馬主は語る]ホゲットミーノット(シーズン1-10) 2021年10月14日 オークションサイトで購入するデメリットのひとつとして、大物感が挙げられます。ここで言う大物とは一流馬や超がつく一流馬のことを指しています。セリ市で馬を買う時点では、どの馬も一流馬であり超一流馬になる可能性を秘めていますが、さすがにオークションサイトに出品されてくる馬たちは、少なくとも一度はレースで走って、能力の限界を見... 治郎丸敬之
ブログ・手記 [連載・馬主は語る]サラブレッドオークション(シーズン1-9) 2021年10月7日 日本におけるオークションサイトに、「楽天サラブレッドオークション」があります。こちらは主に現役として走っている馬たちを中心として、競走馬の売買を仲介するオークションサイトです。未出走の2歳馬や3歳馬、または繁殖牝馬も出品されることもありますが、ほとんどは現役の中央競馬所属馬と地方競馬所属馬が中心です。 最初からネタバレ... 治郎丸敬之
ブログ・手記 [連載・馬主は語る]千葉サラブレッドセールに行ってみた(シーズン1-8) 2021年9月30日 生産者たちの熱い想いに触れ、東京に戻ってきた私の目に飛び込んできたのは、北海道のトレーニングセールの広告でした。 「『北海道市場トレーニングセールに、スクリーンヒーロー産駒の凄いのがいるらしい』という噂が広まったのは2013年春、セール本番を6週間後に控えたリハーサル撮影の前後からだった」 スクリーンヒーロー産駒とはモ... 治郎丸敬之
ブログ・手記 [連載・馬主は語る]関わる人間の情熱の量がサラブレッドの運命を決める(シーズン1-7) 2021年9月23日 その日の夜は、日高の生産者の方々と食卓を囲みました。彼らは父親の世代が創業した牧場を継いだ息子たちです。そのまま跡継ぎとして牧場で働き始めた者もいれば、紆余曲折があって、一度、都会に出て仕事をしてから戻ってきた者もいます。彼らに共通しているのは、僕の周りにいるサラリーマンにはない、無邪気さであり、元気なエネルギーです。... 治郎丸敬之
ブログ・手記 [連載・馬主は語る]セリで良い馬を買う方法(シーズン1-6) 2021年9月16日 オータムセール2日目は第1部が終わり、お昼休みに入りました。この間に軽食として食べたラーメンが美味しかったです。馬主しか食べられないコーナーがあり、今ならば大手を振って食べられますね。 ふと周りを見回すと、休憩にもかかわらず、馬を見ている関係者たちがあちこちにいます。彼らは気になった馬は1頭でも多く見ようと、食事を取る... 治郎丸敬之
ブログ・手記 [連載・馬主は語る]オータムセールに行ってみた(シーズン1-5) 2021年9月9日 僕たちが競走馬を買うには、いくつかの方法があります。 セリ市またはトレーニングセールで購入するオークションサイトで購入する庭先で購入する他の馬主から譲り受ける セレクトセールやセレクションセールに代表されるセリ市では、当歳馬から1歳馬のサラブレッドを購買することができます。また、JRAブリーズアップセールや千葉サラブレ... 治郎丸敬之
ブログ・手記 [連載・馬主は語る]定款に夢を入れる(シーズン1-4) 2021年9月2日 実はもうひとつ、地方競馬の馬主申請書を提出する前にすべき仕事がありました。僕は今回、個人名義ではなく、会社名義で馬を走らせようと思っており、そのためには法人の定款(ていかん)を変更する必要があったのです。 定款とは、会社の基本情報や株数、株式総会などについて記載された書類です。その中に会社の活動目的が箇条書きになってい... 治郎丸敬之
ブログ・手記 [連載・馬主は語る]オーストラリアの競馬学校(シーズン1-3) 2021年8月26日 預託予定調教師名の欄には、岩手競馬の永田幸宏調教師の名を書きました。YouTubeの「夢色グラス競馬チャンネル」を通して知り合った志村直裕厩務員が所属する新規開業の厩舎です。志村さんはオーストラリアの競馬学校で騎手になるために学び、実際に向こうのレースでの騎乗経験があり、騎手として復帰することも目指しています。 永田調... 治郎丸敬之
ブログ・手記 [連載・馬主は語る]プランB 地方競馬の馬主になるには(シーズン1-2) 2021年8月19日 諦めることでプランBが見えてきます。中央競馬の馬主が現実的ではないとすれば、他にも道はあるはず。すでにオーストラリアでは共有馬主になっていますので、今回は選択肢から外し、日本で馬主となって競馬を楽しむためにはやはり地方競馬の馬主がプランBでしょう。そう考えると、急に肩の力が抜けたというか、中央競馬の馬主の要件があまりに... 治郎丸敬之
ブログ・手記 [連載・馬主は語る]馬主を夢見る(シーズン1-1) 2021年8月12日 「本書の印税は全て、競走馬を買うことに使わせてもらいます」と拙著「馬券は語る」の帯に書き、いよいよ僕は1頭持ちの本当の馬主になることを決意しました。本当のという表現は相応しくないかもしれませんが、一口馬主ではなく、共有馬主でもない、自分名義の馬を持つ馬主ということです。オグリキャップが有馬記念でラストランを飾った年に競... 治郎丸敬之