ダービーウィークに僕は北海道へと飛び立ちました。追分ファームと社台ファームを訪れ、G1レーシングと社台レースホースの今年度の募集馬を取材するのが目的です。毎年恒例となっている一口馬主DBのこの企画も、ここ2年間はzoom取材となっていましたので、久しぶりに実馬を見せてもらうことができます。正直に言うと、実馬を見たからと...
治郎丸敬之
「ROUNDERS」編集長。単なる馬券検討ではなく、競馬の持つ様々な魅力を広く伝えていきます。好きな馬はヒシアマゾン、ブラックホーク。敬愛するジョッキーは野平祐二、安藤勝己騎手。週刊Gallopにて「超・馬券のヒント」、一口馬主DB、キャロットクラブ会報誌にて連載中。著書に「馬体は語る」、「馬券は語る」(主婦の友社)
治郎丸敬之の記事一覧
そうこうしているうちに、初めての共有馬エコロテッチャンが水沢競馬場でのデビュー戦を迎えました。さすがに毎レース、岩手に応援に行くことはできませんので、せめて初戦ぐらいはと思っていましたが、ちょうど外せない仕事が重なってしまいました。盛岡競馬場で行われる芝の短距離戦が狙いであり、水沢競馬場のダート戦は調教代わりというか調...
セリ当日は、川崎競馬のパドック解説の日でした。午前中はいつもどおりに仕事をして、昼過ぎに競馬場へと向かいました。途中の電車の中で、スマホから「千葉サラブレッドセール2022」の特設サイトを開いてみると、ちょうど入札が始まったところです。事務局から送られてきたIDとパスワードを入力してログインすると、各馬の応札状況をリア...
参加するとは言いつつも、千葉サラブレッドセールは社台ファームの育成馬が中心に上場されるため、毎年、高額馬が続出するセリになります。分かりやすくいうと、お金持ちのためのトレーニングセールであって、僕のような弱小馬主のためのそれではありません。ちなみに、2021年の販売実績を見ると、売却率は100%、平均価格は26,723...
僕の中の悪魔がささやきました。トレーニングセールで競走馬を購入してはどうか。昨年は馬主登録証がなかったので、参加しようとさえ思いませんでしたが、2歳馬のトレーニングセールで実際に走りを見て、リアルな場で馬を購入してみてはどうかだろうかと。 そこでトレーニングセールの日程を調べてみたところ、毎年4月にJRAブリーズアップ...
2021年は地方競馬の馬主登録証をつくり、2022年から川崎競馬場でパドック解説を務めるなど、ここに来て地方競馬とのつながりが深くなってきました。もともと学生時代は毎日のように南関東の競馬場に足しげく通っていましたが、社会人になり仕事に忙殺されるにつれて、地方競馬からは足が遠のいてしまいました。このまま中央競馬しか観な...
エコロテッチャンは、「Equine Vet Owners」という地方競馬共有馬主クラブ(オーナーズ)の募集馬。獣医師である上手健太郎さんが共同代表馬主として、岩手と川崎を中心として共有馬を走らせているクラブです。僕が上手さんやクラブのことを知ったのは、サラブレッドオークションを熱心に眺めていた時期でした。ネージュダムー...
馬主になろうとしたら、生産の世界に足を踏み入れていた。「トンネルを抜けるとそこは雪国であった」みたいな始まりですが、僕にとってはまさにそんな感じです。馬主になろうと思って地方競馬の馬主登録証を取得したものの、望みの馬を手に入れることができず、預託先の厩舎も見つからず、だったら自分で馬をつくろうと考え、繁殖牝馬セールに足...
フリーリターンという制度があります。社台スタリオンステーションが今から20年近く前に始め、他のスタリオンも追従する形で今に至ります。フリーリターンとは、読んで字のごとく、無料で戻してくれる制度。つまり、今回のように種付け料を支払ったあとに流産や死産してしまった場合、翌年、同じ種牡馬を無料で種付けできることができるシステ...
2021年11月18日の朝、「014」から始まる番号からの着信履歴が僕の携帯に残っていました。日高の関係者からかなと思いつつ、忙しくて折り返しもできずにいると、今度は碧雲牧場の長谷川さんの携帯から電話がかかってきました。嫌な予感というか、良い予感はしなかったのですが、電話を受けると、「おはようございます!」と元気な声が...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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