「馬体は語る2-母のちから」が5月25日(木)に発売開始されます。前作「馬体は語る」から5年が経ち、その間に僕が学んだことを詰め込んでみました。「馬体は語る」が基礎編だとすると、こちらは応用編、もしくは実践編になります。まだ「馬体は語る」を読んでいない方は、1を読んでから2に進んでもらえると、より分かりやすいと思います...
治郎丸敬之
「ROUNDERS」編集長。単なる馬券検討ではなく、競馬の持つ様々な魅力を広く伝えていきます。好きな馬はヒシアマゾン、ブラックホーク。敬愛するジョッキーは野平祐二、安藤勝己騎手。週刊Gallopにて「超・馬券のヒント」、一口馬主DB、キャロットクラブ会報誌にて連載中。著書に「馬体は語る」、「馬券は語る」(主婦の友社)
治郎丸敬之の記事一覧
夏は牝馬という言葉は、競馬を始めたばかりの頃からずっと耳にタコができるほど聞いてきましたが、いまいちピンと来ていませんでした。僕はどうしても人間に置き換えて考えてしまうところがあって、僕の周りには夏になると溶けてしまいそうなほど暑さに弱い女性しかおらず、牝馬が夏に強いなんてとても信じられなかったからです。しかも野球少年...
翌朝、窓を開けてみると、雨が降っていました。あらかじめ分かっていたけれど、朝からため息がひとつ。最近の天気予報は正確で、良くも悪くも予測どおりになります。午後からは雨が上がる予定ですが、午前中の雨はどこまで馬場を濡らしてしまうのでしょうか。それによっては、芝で行われるべきレースがダートに変更になってしまいます。 クエス...
もしかすると、エコロテッチャンにとって今年の芝レースのラストランになるかも知れないと思い、9月20日に盛岡競馬場まで観戦しに行くことになりました。台風14号の影響で天候が不安定な中でしたが、「Equine Vet Owners」の上手代表に初めて会い、インタビュー取材をさせてもらう仕事も兼ねて、新幹線に乗り込みました。...
エコロテッチャンの馬体重の上昇と共に、僕たちの士気もだだ上がりになったのも束の間、ハーベストカップには出走することができないことがレースの3日前に確定しました。思っていたよりも出走登録馬が多く、エコロテッチャンは補欠の2番目という扱いになってしまい、順番が回ってこなかったのです。僕たちだけで競馬をやっているわけではあり...
朗報と悲報が同時に飛び込んできました。朗報は9月11日~13日に開催される盛岡6回は準重賞が2つ組まれているため、ハーベストカップは出走できそうだという知らせです。ハーベストカップを勝ったからといって、OROターフスプリントオープンに出られるとも限らないのですが、まずはハーベストカップに出走できないことには話が先に進み...
エコロテッチャンは普通にゲートを出ましたが、外のリンシャンカイホウの方が頭ひとつ前に出て並走し、第1コーナーを回るまでにようやくエコロテッチャンがハナに立つという隊列でレースは進みます。前走は外の2、3番手を追走する形でしたが、今回は逆に外から被されるような形で走らざるを得ませんでした。エコロテッチャンは馬群を嫌うとこ...
俄然、勢いづいたチーム・エコロテッチャンの代表馬主から、OROターフスプリントオープンに挑戦したいという提案がありました。9月26日(日)に行われる芝1000m戦の全国交流競走です。1着賞金は300万円。オープンクラスのレース賞金にしてはお世辞にも決して高いとは言えませんが、岩手競馬で馬を走らせていると、300万円の賞...
夏旅行のプランは、盛岡競馬場にエコロテッチャンのレースを観に行き、その足で翌日のセレクトセール当歳に参加し、その後、ウインレーシングの取材に臨むというものでした。ところが、仕事上の問題が発生し、盛岡にもセレクトセールにも行けないことが早い段階で判明しました。ウインレーシングの取材はアポイントを取ってもらっている以上、キ...
セレクトセールという言葉を目や耳にするようになると、夏の到来を感じます。昨年まではどこか遠い世界の話のように考えていましたが、今年は少し違って見えてきました。セレクトセールといえば、ノーザンファームや社台ファームなどの社台グループの生産馬、もしくは大手牧場の生産馬しか上場できないのではと僕は考えていましたが、実はそうで...
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