ノーザンファームミックスセールは2頭に絞りました。1頭目はビットレート(10歳)です。実はビットレートの初仔であるクエイヴァー(父ヘニーヒューズ)に出資しており、2番仔もキャロットクラブで募集されていたのですが、残念ながら落選してしまいました。クエイヴァーは馬体の形というかシルエットが美しく、それで出資を決めたのですが...
治郎丸敬之
「ROUNDERS」編集長。単なる馬券検討ではなく、競馬の持つ様々な魅力を広く伝えていきます。好きな馬はヒシアマゾン、ブラックホーク。敬愛するジョッキーは野平祐二、安藤勝己騎手。週刊Gallopにて「超・馬券のヒント」、一口馬主DB、キャロットクラブ会報誌にて連載中。著書に「馬体は語る」、「馬券は語る」(主婦の友社)
治郎丸敬之の記事一覧
繁殖牝馬選びの基準としては、昨年、下村獣医師に教えてもらった、胸の深さがあって、トモにしっかりと実が入り、顔つきが良い馬を狙うという前提は変わりありません。その3点は母から仔に強く遺伝しますので、良い産駒を出そうと思うならそこは譲れないところです。ところが、昨年からその3点を意識しながら母馬を調べているうちに、とあるこ...
第3レースが終わり、いよいよ第4レースの出走馬たちがパドックに姿を現しました。5番のエコロテッチャンは精神的にも成長したのか、岩手競馬に慣れてきたのか、いつもより落ち着いて歩けています。周回を重ねるごとに気持ちは入ってきますが、我を忘れてしまうほどではありません。しかし、ダートに替わったことで僕自身が弱気になっているか...
「今年は3頭分、馬房が空きますので、治郎丸さんも1頭いかがですか?僕たちも1頭か2頭の繫殖牝馬を新たに導入しようかと思っています」 碧雲牧場の長谷川慈明さんこと慈さんから話がありました。もう1頭繁殖牝馬がほしいと思っていても、牧場の馬房に空きがなければ預かってもらうことはできませんので、待っていましたとばかりに僕はこの...
「馬体は語る2-母のちから」が5月25日(木)に発売開始されます。前作「馬体は語る」から5年が経ち、その間に僕が学んだことを詰め込んでみました。「馬体は語る」が基礎編だとすると、こちらは応用編、もしくは実践編になります。まだ「馬体は語る」を読んでいない方は、1を読んでから2に進んでもらえると、より分かりやすいと思います...
夏は牝馬という言葉は、競馬を始めたばかりの頃からずっと耳にタコができるほど聞いてきましたが、いまいちピンと来ていませんでした。僕はどうしても人間に置き換えて考えてしまうところがあって、僕の周りには夏になると溶けてしまいそうなほど暑さに弱い女性しかおらず、牝馬が夏に強いなんてとても信じられなかったからです。しかも野球少年...
翌朝、窓を開けてみると、雨が降っていました。あらかじめ分かっていたけれど、朝からため息がひとつ。最近の天気予報は正確で、良くも悪くも予測どおりになります。午後からは雨が上がる予定ですが、午前中の雨はどこまで馬場を濡らしてしまうのでしょうか。それによっては、芝で行われるべきレースがダートに変更になってしまいます。 クエス...
もしかすると、エコロテッチャンにとって今年の芝レースのラストランになるかも知れないと思い、9月20日に盛岡競馬場まで観戦しに行くことになりました。台風14号の影響で天候が不安定な中でしたが、「Equine Vet Owners」の上手代表に初めて会い、インタビュー取材をさせてもらう仕事も兼ねて、新幹線に乗り込みました。...
エコロテッチャンの馬体重の上昇と共に、僕たちの士気もだだ上がりになったのも束の間、ハーベストカップには出走することができないことがレースの3日前に確定しました。思っていたよりも出走登録馬が多く、エコロテッチャンは補欠の2番目という扱いになってしまい、順番が回ってこなかったのです。僕たちだけで競馬をやっているわけではあり...
朗報と悲報が同時に飛び込んできました。朗報は9月11日~13日に開催される盛岡6回は準重賞が2つ組まれているため、ハーベストカップは出走できそうだという知らせです。ハーベストカップを勝ったからといって、OROターフスプリントオープンに出られるとも限らないのですが、まずはハーベストカップに出走できないことには話が先に進み...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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