「名馬」を語る 「新時代の扉」のその先へ。 - マンハッタンカフェが証明した世代交代 2024年12月20日 1.「新時代の扉」のその先 2024年5月に公開され、興行収入13億円を超えるヒット作となった『劇場版ウマ娘プリティーダービー 新時代の扉』。本作のラストは主人公ジャングルポケットと強敵テイエムオペラオーが激闘を繰り広げたジャパンカップで幕を閉じた。クラシック級(現実の競馬における3歳馬に相当)のジャングルポケットがシ... 縁記台
それぞれの競馬愛 寺山修司が加賀武見に見た「現代批評」 - メイデイレディの来日に寄せて 2024年12月6日 1.メイデイレディと加賀武見 2024年10月25日、暮れの2歳女王決定戦・阪神ジュベナイルフィリーズに米国馬メイデイレディが登録したことが報じられた。正直に言って、最初はそのニュースにそれほど注目していたわけではなかった。おそらく登録だけだろう、わざわざ2歳GⅠを使いに米国から出走するはずがない──。そう思っていたの... 縁記台
「名馬」を語る 「新時代の扉」をこじ開けたヒーロー - アグネスデジタル 2024年10月27日 1.もう一つの「新時代の扉」 2024年5月に公開され、興行収入13億円を超えるヒット作となった『劇場版ウマ娘プリティーダービー 新時代の扉』。 本作では主人公ジャングルポケットの前に立ちはだかる強敵として「世紀末覇王」テイエムオペラオーが登場する。有馬記念のレースシーンと拳を天に衝き上げる勝利のポーズは、多くの観客の... 縁記台
競馬と「エンタメ」 『ウマ娘』で思い返された「メジロ」の栄光 - 世界に羽ばたいたグローリーヴェイズ 2024年10月5日 1.羽ばたく雛鳥 Cygamesが手掛けるゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』のストーリーイベント、「A Gleaming Mejiro Gala」には次のような会話がある。 メジロラモーヌそういうものよ。雛鳥の旅立ちは。愛らしく見上げてきた瞳は、いつの間にか空を 見据え、羽ばたきの意志をたたえる。 メジロライアン……... 縁記台
「名馬」を語る 三冠馬シンザンに阻まれ続け…。寺山修司のエッセイと振り返る「元祖二番手」ウメノチカラの馬生 2024年8月31日 1.「三冠馬の二番手」 「三冠馬の二番手」と聞いて思い起こす馬は、世代によって分かれるはずだ。若いファンであればサリオス(2020年、皐月賞・日本ダービーでコントレイルの2着)を挙げるだろうし、その上の世代だとウインバリアシオン(2011年、日本ダービー・菊花賞でオルフェーヴルの2着)やアドマイヤジャパン(2005年、... 縁記台
競馬と「エンタメ」 ウマ娘 [ウマ娘]「華やかさ」が似合う、強く、逞しく、美しい名牝 - デアリングハート 2024年7月28日 1.デアリングハートの「華やかさ」 2024年2月4日、Cygamesが手掛けるメディアミックスコンテンツ『ウマ娘 プリティーダービー』の5thイベント東京公演「YELL」にて、ゲームのメインストーリー第2部の情報が初公開された。 メジロマックイーン・ナリタブライアン・スペシャルウィークらを主人公に据えて、主にシニア級... 縁記台
「名馬」を語る 「モデルチェンジ」による帝王戴冠。2016年、コパノリッキーの躍進を振り返る 2024年6月26日 1.同郷の名馬2頭 「2016年に活躍した、ヤナガワ牧場の生産馬と言えば?」という問いを競馬ファンに出したとしたら、おそらく十中八九「キタサンブラック」という答えが返ってくるだろう。 2010年代の日本競馬を代表する名馬・キタサンブラック。「顔が二枚目」という理由で北島三郎オーナーが購入したこの馬は、古馬となった201... 縁記台
「名馬」を語る 抒情詩としての三冠馬 - コントレイル 2024年5月26日 1.競馬界の「大名人」 本題に入る前に、ある将棋棋士の話をさせて欲しい。その棋士は史上4人目の中学生棋士としてデビューし、弱冠20歳で竜王位を獲得。そして竜王戦を5連覇し、「永世竜王」の資格を史上初めて得た。その後もトップ棋士として活躍、名人にもなった。棋士の名は渡辺明。競馬ファンとしても有名だから、読者の中にもご存じ... 縁記台
競馬と「エンタメ」 型破りな逃げ馬、ダイタクヘリオス - 「グルーヴ」を生む太陽 2024年4月19日 1.「型破りな逃げ馬」ダイタクヘリオス 「逃げ馬」を表現するとき、どのような言葉が使われることが多いだろうか。一頭だけ前に出てそのまま歩みを止めない姿を表現する手法には、語り手のセンスが問われるように思う。私が感銘を受けたのは、文筆家・寺山修司が1965年のダービー馬キーストンについて書いたエッセイにおける以下の一節で... 縁記台
「名馬」を語る 「先んずれば即ち馬を制す」。「一流」の勝負根性を持つスプリント王、ローレルゲレイロ 2024年3月23日 1.「一流」の血統 その馬の近況を知ったきっかけは『週刊Gallop』2024年2月4日号であった。この号の巻頭トピックニュースは『ロンジンワールドレーシングアワード』の表彰式。勿論、主役は日本馬歴代最高のレーティング135ポンドを獲得し、世界ランク1位となったイクイノックスである。この素晴らしいニュースが巻頭に置かれ... 縁記台