コラム・エッセイ
コラム・エッセイの記事一覧
いきなりですが「トウホクビジン」のことを覚えていますか? 2010年から2014年にかけて各地の地方競馬場で走り続け、重賞出走回数は国内最多となる130回、現存する地方競馬場全場のレースに出走、という記録を作り「鉄の女」「タフネスガール」等の愛称でファンの注目を集めました。私自身、地方競馬に興味を持つようになった時...
今から30年ほど前、ライバコウハクという1頭の競走馬が障害界を席巻していた。 1986年の中山大障害・春(現在の中山グランドジャンプ)での勝利や京都大障害を春秋連覇するなど、大活躍を見せていた名馬である。 しかし運命とは時として残酷なもの。 1987年12月26日、中山大障害。1年前の春に栄華を極めた地で行われるそのレ...
年の瀬を迎えたとある日、駅前の小さなイタリアンレストランは活気に満ちあふれていた。 白髪混じりで黒縁眼鏡、体型は少し痩せ型の初老の男に、若々しい新入社員が花束を送る。彼が着るスーツはしっかりとアイロンがかけられていて、綺麗すぎるネクタイも体に馴染んでいない。今日の気合いの入れ方が伝わってくるようだった。 僕は上司や同僚...
こんにちは。まだまだ寒い季節が続いていますね。 冬の競馬観戦は寒いので苦手、という方も多いと思います。確かに防寒着を着ていても、風が吹き付ける屋外でのレース観戦はきついものだと思います。実際私自身も、1月の中山に行ったときは、屋内でレースを見ることも多かったです。 しかし、2月の東京競馬場はフェブラリーSもあるように、...
今回は九州、四国地区の3歳クラシックについてご紹介したいと思います。四国地区は高知競馬場のみですが、九州地区はかつて荒尾競馬場が存在し、佐賀と荒尾の両競馬場を使って3歳クラシックが争われていました。 九州地区 かつて荒尾競馬場が存在していた頃は、荒尾ダービー(1975-)、九州ダービー栄城賞(1959-)、ロータスクラ...
今回は東海・北陸地区の3歳クラシック路線をご紹介したいと思います。北陸地区、つまり金沢には「ダービー」がありませんので、金沢所属馬がダービーを狙う、となれば基本的には「東海ダービー」を目指すことになりますが、金沢競馬にも「三冠レース」は存在していますので、北陸のクラシック路線についても後述したいと思います。 東海地区 ...
今回はホッカイドウ競馬と岩手競馬における3歳クラシック路線についてご紹介したいと思います。ホッカイドウ競馬と岩手競馬に共通していることがあります。それは「冬期のシーズンオフがある」ということです。気候的にどうしても冬場の競馬開催が難しいという事情から、クラシックへ挑む道のりというのは他地区と少し変わっていると言えるかも...
南関牝馬 南関東牝馬三冠は桜花賞 (1955-)、東京プリンセス賞(1987-)、関東オークス (1965-)の3競走からなり、1987年東京プリンセス賞の創設によって成立しました。創設当初から、春シーズンで三冠全てを戦い抜くという形式は変わっていません。牡馬とは異なり、浦和・大井・川崎と、三冠全てが別のコースで実施さ...
近年、地方競馬 IPATの導入、そして2006年に創設された「ダービーウィーク」の展開により、地方競馬の「ダービー」の知名度は飛躍的に向上したと思います。 しかし、地方競馬各地区においては、それぞれ「ダービー」だけではなく、三冠レースが整備されています。「ダービー」がない地区もありますが、「ダービー」がない地区にも三冠...
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語り継がれし「名馬」たち
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