家宝級競馬アイテム~名ライバル・名親子の馬券編~

世の中に様々ある、「家宝級」とも呼ぶべき競馬アイテムたち。
今回も、過去二回の馬券編に引き続き「馬券」を主軸にしながら、皆様からご提供いただいた貴重なお宝アイテムの写真をご紹介します。

このシリーズでは、解説文を書く中で、それぞれの「馬券」から垣間見える歴史や応援していた方々の心境、熱い物語などに触れられる事を楽しませていただいております。
読者の皆様にとっても、当時の感動が蘇るもの、これから先を想像してワクワクするようなものがあれば幸いです。

また、大変有り難い事に多くの写真が手元に集まったため「馬券」編が続いておりますが、他のアイテムの紹介も予定しているので、どうぞお楽しみに! (馬券、その他のアイテム、まだまだ募集中です!)

それでは、「名ライバル・名親子の馬券編」、行ってみましょう!

※他の記事と同じく、画像の無断転用はお控え下さい。

1.ナリタブライアンVSマヤノトップガンの名勝負

「名ライバル」と聞いて、まずこの二頭を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
1996年阪神大賞典。3着以下を9馬身離した直線での競り合い──多くの歓声と胸の高まりが刻まれた、二頭の馬券です。
「二頭の馬連」ではなく、「それぞれの単勝」というところからも、複雑なファン心理、熱い思いが伝わってきます。

(写真提供:「16→1→10」様)

2.名牝ライバル二頭(ウオッカ、ダイワスカーレット)のデビュー戦

2008年、天皇賞秋で同じく直線のデッドヒートを繰り広げた、名牝ライバル二頭のデビュー戦の現地馬券です。

(写真提供:がわっち様)

3.ジェンティルドンナのデビュー~引退戦の現地馬券集

「名牝」といえば名前を出さずにはいられない、ジェンティルドンナの現地馬券集です。
デビュー戦からほぼ全てのレースを現地で応援したファンの方からいただきました。
これほどの思いを捧げられる馬に出会えた事、デビュー戦から追い続けられた事、筆者からすると羨ましい思いでいっぱいです。

(写真提供:はねひろ様)

4.ヴィルシーナのデビュー戦(オーナーによる当日のサイン付き)

そしてこちらは、そのジェンティルドンナと牝馬三冠で鎬を削ったヴィルシーナのデビュー戦馬券です。
こちらも現地で買われたもので、「大魔神」こと佐々木オーナーから当日たまたまサインをいただけたそうです。

(写真提供:ラクダ様)

5.種牡馬としてもライバル「同級生」二頭(キズナ、エピファネイア)のデビュー戦

2013年の日本ダービーでワンツー(0.1秒差)となったキズナ、エピファネイアのデビュー戦現地馬券。
どちらのデビュー戦も、怪物級としての片鱗を感じられるものでした。
種牡馬としても同じ年にデビューしており、今後も二頭の(産駒達の)白熱したライバル関係から目が離せません。

(写真提供:がわっち様)

6.ディープインパクトのデビュー戦、日本ダービーの現地馬券(新旧デザイン

「ここまでの紹介にも出てきた名馬達(ジェンティルドンナ、ヴィルシーナ、キズナ)の父」という、そんな凄い言葉でも到底説明しきれないほどの超レジェンド「ディープインパクト」のデビュー戦と日本ダービーの現地馬券です。
前回も少し触れましたが、2005年は現在のQRコード付きのデザインへの移行期間であったため、日本ダービーが行われた東京競馬場では新旧二種類の馬券を買えました。
歴史を物語る擦れ方と、それを感じさせない保存状態、どちらも素敵です。

(写真提供:新馬戦→Hassie様、日本ダービーQRコード無し→まっすん様、日本ダービーQRコード有り→かえるま様)

7.一生ものの記憶に繋がる単勝馬券(グローリーヴェイズ)

こちらもディープインパクト産駒、グローリーヴェイズが大金星をあげた2019年香港ヴァーズの馬券になります。
現地まで応援に行った出資者様よりいただきました。
大好きな馬が与えてくれた、なかなか味わえない海外での現地勝利の喜び。
当時の興奮もそのまま折り目に刻まれた、どんな紙幣よりも価値がある大切な「家宝」でしょう。

(写真提供:ハハロー様)

8.シーザリオのオークス現地馬券

先ほど紹介したエピファネイアも含め、それぞれ違う父から3頭(他リオンディーズ、サートゥルナーリア)のGⅠ馬を産んだシーザリオが、日本のオークスを勝った時の現地馬券です。
大舞台で活躍する馬がまだまだ出てきそうなこの一族からも目が離せません。

(写真提供:まっすん様)

9.フサイチパンドラのデビュー戦

こちらも、母馬としても立派な活躍をしているフサイチパンドラのデビュー戦現地馬券です。
ご存じ、超名牝アーモンドアイのお母さんですね。

(写真提供:がわっち様)

10.将来を想像すると更に貴重になるかも!? 無観客開催時のデビュー戦馬券(ドゥラヴェルデ)

こちらも、高いパフォーマンスでデビュー戦を勝利したドゥラヴェルデの応援馬券。
クラブ(DMMバヌーシー)のプレゼント企画で当選されたようです。
無観客開催、また、新馬戦の馬券の価値が高まり続けるような将来を期待させる馬だけに、このようなサービスは有り難いですね。
筆者個人的にも、ここまでで紹介した名馬達に負けないような活躍、ライバル達との出会い、その先を期待しています。

(写真提供:NANA様)

11.番外編(おまけ)

今回の番外編は、「ちょっとしたアイデアでオシャレになるオリジナル馬券」の紹介です。

PATで買った馬券を”実際の馬券風”に印刷するデフォルトのサービス(※)を利用する際、ポリエステルフィルム等を用紙にするだけで、素敵なビジュアルに早変わりします。

また、「用紙を変える」というシンプルなアイデアだからこそ、付箋やイラストをつけ加えたり、透明なフィルムに印刷して綺麗な台紙を裏側に貼り付けたり、それぞれが自分なりに色々展開していけます。

現地で紙の馬券を買える時も、現地に行けない時も、このような方法で「馬券」を残していくと愛着がわきますね。

※厳密には実際の馬券とは少しデザインが異なるため、印刷物からの換金等は出来ません。あくまでも”馬券風”となります。

(写真提供:小娘ディラ様)

他にもまだまだ沢山(なお、更に募集中)

「名ライバル・名親子の馬券編」、いかがだったでしょうか。
好きな馬を応援するうち、その馬の子や兄弟、ライバルなど、気になる馬がどんどん増えていくのも醍醐味の一つだと感じています。
皆様にも、馬券そのものの価値はもちろん、「その馬券を残してきた方々の心境」だったり、「日々展開される様々な力関係や血のドラマによって、その馬券に関わる語り手が今なお、そして時が経つほどに熱くさせられていく構図」だったり、そのあたりを上手く伝えられていれば幸甚です。

珍しい馬券・競馬アイテムをお持ちの方、Twitter等から筆者(徳澤)まで気軽にご連絡下さい。

まだまだ紹介できていないものもあわせて、記事にするのが楽しみです。
皆様も是非お楽しみに。それでは。

※いただいたお写真は、他の写真との兼ね合い等で、掲載できない場合もございます。
※「ご自身で買ったもの」「(換金期間終了後に)友人やコレクター仲間等から記念品として譲り受けたもの」「懸賞等で当たったもの」を中心にご紹介しております。

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