ウマフリ読者の皆さまこんにちは、日本プロ麻雀連盟北海道本部の出越茂毅です。
2月と言えばパイロ棒…いや種牡馬展示会のシーズンです。
という訳で今回は種牡馬展示会やサラブレッドの出産にまつわるあれこれをお話したいと思います。
冒頭でも触れましたが今月は各地で種牡馬展示会が開催され、いよいよ種付けシーズンが到来しましたが「どうして種付けは2月からなのか?」と思ったことはないでしょうか?
サラブレッドは一般的に妊娠の期間が約11か月で、よく言われる出産予定日というのは「最終種付け日の11か月後」となっています。つまり2月1日に種付けをして受胎した場合、予定日は翌年の1月1日ということになるのです。ウマフリ読者の方であればご存じだと思いますが、サラブレッドは年が明けるとひとつ歳を重ねるので、12月31日に産まれた場合は翌日に1歳という扱いになってしまうのです。実際にいま地方競馬で現役のプリーミーという馬は2019年の12月27日産まれということで本来なら4歳のはずが12月生まれという理由で5歳という扱いになっています。古馬になってしまえば関係ないといっても良いのですが、クラシックシーズンに1年近く遅れて産まれるのは当然ながら致命的なハンディなので、基本的にサラブレッドが誕生するのは1月以降、となっているのです。
私の場合は普段馬産地で主に撮影、そして馬主マネージャーとしての仕事がメインなので、この時期は通常の撮影に加えて各牧場で当歳馬をチェックする仕事(趣味?)が通常業務にプラスされます。
誰よりも早く当歳馬を1頭でも多く見続けることができるのは大きなアドバンテージでもあり、なにより生きた教材として自分自身の経験値として蓄積され続けていくので、何にも替えがたい貴重な財産だと実感しています。
話は戻りますがサラブレッドの出産サイクルという理由もあり、また新種牡馬のお披露目なども兼ねて2月は各地で種牡馬展示会が開催される訳です。
そして今年の新種牡馬の主役は何といっても"あの馬"です。
そう…イクイノックス。
新種牡馬の種付け料としては過去最高となる2000万円という破格の金額にもかかわらず即満口となりました。
気は早いですが、来年どのような産駒が誕生するのか、興味が尽きないですね。
なお、個人的注目の新種牡馬はと言いますと、こちらの1頭。
"令和の逃亡者"ことパンサラッサ。世界的大オーナーのユーロングループから絶大なバックアップを受けて夏には南半球へシャトル予定です。産駒にもあの大逃げが遺伝されることを期待したくなりますね。
私自身、新種牡馬を見る時は競馬ファンと同じような目線でワクワクしながら将来をイメージするのが何よりの楽しみだったりします。また機会があれば新種牡馬のお話や写真なども取り上げたいと考えていますので、リクエストやご感想などありましたら気軽にいただけたら喜んでブログを書くと思います(単純)。