巷で話題になっているゲームアプリ「ウマ娘 プリティーダービー」。
実際の競走馬をモデルにしたこのゲーム。登場するウマ娘たちの中に現役で走っている馬をモチーフとしたキャラクターはいませんが、子供、孫あるいは親戚にあたる馬が現役で駆けている例はたくさんあります。
そういった競走馬を「ウマ娘 プリティーダービー」から競馬を持った方々にも応援してもらいたい。そんな思いからこの「今も駆ける スターの血を引く者」では、ウマ娘にも登場するキャラクターのモデルとなった競走馬と血縁関係に当たる馬を、その週のビッグレースからピックアップして紹介していきたいと思います。
日曜日は春の長距離王決定戦、天皇賞春です。
天皇賞春とは
いわゆる「八大競争」のひとつに数えられる伝統のG1。
3200mと言う距離は日本のG1では最長です。
ウマ娘に登場するキャラクターの中にもこのレースを制した馬は多く、アニメ版「ウマ娘プリティーダービーSeason2」でもメジロマックイーンやトウカイテイオー、ライスシャワーが激闘を繰り広げていました。
例年は京都競馬場で開催されていて、3コーナーの坂での駆け引きが見もののひとつとなっていますが、今年は京都競馬場が改修工事中のため阪神競馬場での開催。
それがまた、違った味を出すかもしれません。
オセアグレイト・メロディーレーン・オーソリティ
8枠に入ったこの3頭は全てオルフェーヴル産駒。
オルフェーヴルは母方の祖父がメジロマックイーンです。
ウマ娘に登場するメジロマックイーンは「天皇賞はメジロ家の悲願」と語っていますが、実在のメジロマックイーンもメジロ牧場の悲願である、祖父メジロアサマ、父メジロティターンから続く「天皇賞親子3代制覇」を成し遂げた名馬です。
種牡馬となってからも「親子4代天皇賞制覇」の期待がかけられていましたが、2008年に春の天皇賞に出走したホクトスルタンの4着が最高で、前人未到の大記録は残念ながら達成されませんでした。
しかし、そのステイヤーとしての資質は隔世遺伝と言う形で受け継がれます。
メジロマックイーンはステイゴールドという種牡馬との相性が抜群で、オルフェーヴル、ドリームジャーニー、フェイトフルウォーなど活躍馬が多数輩出されました。
そして、2015年ゴールドシップがついにメジロマックイーンの血を継ぐ者として、初めて天皇賞春を制覇。その血の力がまだまだ健在であることを証明しました。
今回出走するメジロマックイーンの血を持つ3頭は、決して上位人気ではありません。しかし、オセアグレイトはセイウンスカイの菊花賞など京都の長距離を乗らせたら天下一品の騎乗を見せる横山典弘騎手が鞍上、メロディーレーンは340キロと言うJRA最少馬体重勝利と言う記録を持つ馬、オーソリティは母ロザリンドの祖父がスペシャルウィークと、馬券的にも話題性としても魅力が詰まった馬たちです。是非注目してみてはいかがでしょうか。
ディープボンド
ディープボンドは、母方の祖父が、4月28日に誕生日を迎えたキングヘイローです。
キングヘイロー自身は短距離G1の高松宮記念を制しており、ウマ娘からこの馬を知った方は「スプリンター」と言うイメージを持たれるかもしれません。しかし、現役時代のキングヘイローは菊花賞や有馬記念と言った長距離G1でも掲示板に載っているように、決してスタミナのない馬ではありませんでした。
それを証明するように、種牡馬としてオークス・秋華賞を制したカワカミプリンセスを輩出。ディープボンドも前走で3000mの重賞を勝っておりスタミナ面に不安はありません。これが「名家」の底力と言ったところでしょうか。
また、ディープボンドは母方の血統を見るとマルゼンスキーの血も入っていますし、父キズナはビワハヤヒデ・ナリタブライアン兄弟と同じ祖母(パシフィックプリンセス)を持っています。ウマ娘ファンには馴染みの深い血統なのではないでしょうか。
その他の主なウマ娘関連馬
- アリストテレス:父エピファネイアの母方の祖父がスペシャルウィーク
- ディバインフォース:母方の祖父がゼンノロブロイ
- ウインマリリン:父方の祖父がグラスワンダー
開発:Cygames
ジャンル:育成シミュレーション
プラットフォーム:iOS/Android/PC
配信:日本
利用料金:無料(一部有料コンテンツあり)
URL:
・AppStore
https://apps.apple.com/jp/app/id1325457827
・GooglePlay
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.cygames.umamusume
・DMM GAMES
https://dmg.umamusume.jp
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