[フラワーカップ]今も駆ける スター"ウマ娘"の血を引く者たち〜月曜重賞編〜

巷で話題になっているゲームアプリ「ウマ娘 プリティーダービー」。

実際の競走馬をモデルにしたこのゲーム。登場するウマ娘たちの中に現役で走っている馬をモチーフとしたキャラクターはいませんが、子供、孫あるいは親戚にあたる馬が現役で駆けている例はたくさんあります。

そういった競走馬を「ウマ娘 プリティーダービー」から競馬を持った方々にも応援してもらいたい。そんな思いからこの「今も駆ける スターの血を引く者」では、ウマ娘にも登場するキャラクターのモデルとなった競走馬と血縁関係に当たる馬を、その週のビッグレースからピックアップして紹介していきたいと思います。

今日はフラワーカップの出走馬の中から注目馬を2頭紹介してみたいと思います。

フラワーカップ キタサンシュガー

フラワーカップは距離が1800mとチューリップ賞(1600m)やフィリーズレビュー(1400m)に比べてやや長めなところから、桜花賞ではなく、オークスにターゲットを絞っている中距離志向の強い馬も多く出走します。

かつては、スペシャルウィークの娘シーザリオがこのレースを制した後、桜花賞2着、オークス1着とクラシックで活躍しました。その後シーザリオはアメリカンオークスに参戦。「ジャパニーズスーパースター」と実況されるほどの完勝で世界にその名を轟かせました。

今年注目したいのはキタサンブラックの初年度産駒、キタサンシュガーです。キタサンシュガーはキタサンブラックの初年度産駒と言うだけでなく、調教師(清水久嗣氏)、馬主(大野商事・北島音楽事務所の法人名義)も同じと言う「チームキタサンブラック」再集結を思わせる面子になっています。

新馬戦は7番人気と決して高い評価とは言えませんでした。レースも残り200mまでは先頭と4馬身以上の差があり勝つのは難しいと思われましたが、そこから確かな末脚を披露し見事な差し切り勝ち。ポテンシャルにおいても父譲りの力があるのではと感じさせる内容でした。

清水久嗣氏も大野商事もキタサンブラック引退以降はG1勝利から遠のいています。このキタサンシュガーが両者にとって久しぶりのG1制覇を運んできてくれる孝行娘になる可能性は十分にあると思います。

フラワーカップ デインティハート

冒頭で紹介したスペシャルウィークの娘シーザリオは引退して繁殖牝馬となってからも数多くの名馬を競馬界に送り出しています。デインティハートの父エピファネイアもその産駒の1頭。その他にもリオンディーズ、サートゥルナーリアとG1ホース3頭を輩出しています。

競馬界では古くから「名牝の子は名馬に非ず」と言われており、現役時代に活躍した牝馬が繁殖に上がってからも必ずしも活躍するとは限らないとするのが常でした。そのジンクスをまず打ち破ったと言えるのがエアグルーヴで、アドマイヤグルーヴやルーラーシップを送り出し、繁殖牝馬としての影響力を今なお強く残しています。

そんなエアグルーヴでさえも、直子のG1ホースは2頭だけ。そう考えるとシーザリオの繁殖牝馬としての実績がいかに凄いものか分かります。

さらに凄いのが、シーザリオの孫世代の躍進です。エピファネイアは産駒デビュー僅か3世代で牝馬三冠のデアリングタクト、昨年の年度代表馬エフフォーリア、昨年の2歳牝馬チャンピオンサークルオブライフを輩出し、ディープインパクト亡き後の種牡馬競争の中において確固たる地位を築いています。

スペシャルウィークの血はシーザリオを通じてさらに世界へと広がっていくことが期待されます。

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