[桜花賞]今も駆ける スター"ウマ娘"の血を引く者たち〜日曜重賞編〜

巷で話題になっているゲームアプリ「ウマ娘 プリティーダービー」。

実際の競走馬をモデルにしたこのゲーム。登場するウマ娘たちの中に現役で走っている馬をモチーフとしたキャラクターはいませんが、子供、孫あるいは親戚にあたる馬が現役で駆けている例はたくさんあります。

そういった競走馬を「ウマ娘 プリティーダービー」から競馬を持った方々にも応援してもらいたい。そんな思いからこの「今も駆ける スターの血を引く者」では、ウマ娘にも登場するキャラクターのモデルとなった競走馬と血縁関係に当たる馬を、その週のビッグレースからピックアップして紹介していきたいと思います。

今日は桜花賞の出走馬の中から注目馬を2頭紹介してみたいと思います。

ナミュール

トライアルのチューリップ賞を制し、今回は1番人気が予想されるナミュール。この馬には桜花賞ゆかりの血統がたくさん詰まっています。

母の父ダイワメジャーは2007年の桜花賞馬ダイワスカーレットの兄。ウオッカとの対決を制したダイワスカーレットはこの後も秋華賞、エリザベス女王杯、有馬記念と多くのG1を制し歴史に名を残す名牝となりました。また、ダイワメジャー自身も牡馬クラシック第一弾の皐月賞を制していますし、種牡馬としても2017年の桜花賞馬レーヌミノルを輩出しています。

また、曾祖母のキョウエイマーチは1997年の桜花賞馬。ナミュールと同じ8枠18番から雨をものともせず先行し、メジロドーベル以下その他の有力馬を寄せ付けない4馬身差の圧勝を飾りました。天賦のスピードと良馬場・重馬場、芝・ダート問わず走れるパワーは子孫にも受け継がれており、昨年は孫にあたるマルシュロレーヌが日本馬として初めてアメリカ競馬の祭典として知られるブリーダーズカップ競走を勝利しました。

さらに、ナミュールの7代母にあたるクインナルビーは世紀のアイドルホース・オグリキャップの5代母にあたり、同じ牝系を出自としています。オグリキャップの妹には1994年の桜花賞馬オグリローマンがおり、この血もまた桜花賞とは縁のある血統と言えるでしょう。

オグリキャップは現役時代は華々しい大活躍を見せましたが、種牡馬としてはJRAの重賞勝ち馬を出せないまま終わり、その血が入った馬を見ることはめっきり少なくなりました。ナミュールにはオグリキャップファンの期待も背負って活躍してほしいところです。

スターズオンアース

重賞勝ちはないもののコンスタントに馬券圏内に顔をのぞかせるスターズオンアース。この馬の血統はナミュールとは対照的に桜花賞では苦杯をなめてきた血統です。

スターズオンアースの父ドゥラメンテは日本が誇る名牝系のひとつ、ダイナカール-エアグルーヴ-アドマイヤグルーヴの流れをくむ血統。この血統はなぜか不思議と桜花賞には縁がありません。

エアグルーヴの母であるダイナカールは1983年の桜花賞に1番人気で出走したものの、同じ社台グループ吉田善哉氏が所有するシャダイソフィアに敗れ3着。その13年後、今度は娘エアグルーヴがチューリップ賞5馬身差圧勝で桜花賞に王手をかけますが、直前に熱が出たためにまさかの出走回避。その7年後に今度はエアグルーヴの娘アドマイヤグルーヴが1番人気で桜花賞に出走しますが、後の三冠牝馬スティルインラブに敗れて祖母と同じく3着敗退となぜか桜花賞だけは結果を出せずに終わっています。

また、牝系に目を向けても、スターズオンアースのおばには2017年の桜花賞で1.4倍の圧倒的1番人気に支持されながら3着に敗れたソウルスターリングがいます。スターズオンアースが桜花賞を制覇することが出来れば、父系、母系いずれにとっても念願のタイトルを獲得することになります。

スターズオンアースが一族の悲願である桜花賞制覇を叶えるか、注目です。

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