巷で話題になっているゲームアプリ「ウマ娘 プリティーダービー」。
実際の競走馬をモデルにしたこのゲーム。登場するウマ娘たちの中に現役で走っている馬をモチーフとしたキャラクターはいませんが、子供、孫あるいは親戚にあたる馬が現役で駆けている例はたくさんあります。
そういった競走馬を「ウマ娘 プリティーダービー」から競馬を持った方々にも応援してもらいたい。そんな思いからこの「今も駆ける スターの血を引く者」では、ウマ娘にも登場するキャラクターのモデルとなった競走馬と血縁関係に当たる馬を、その週のビッグレースからピックアップして紹介していきたいと思います。
今日はアーリントンカップの出走馬の中から注目馬を2頭紹介してみたいと思います。
ディオ
某長寿漫画の宿敵キャラクターと同じ名を持つことでも話題のディオ。母の父にマンハッタンカフェ、曽祖父にスペシャルウィークがいます。
ディオはまだ1勝しかしていませんが、2走前の未勝利戦では上がり3F33秒を切る32.9と言う「時を止める」ような末脚で勝利しています。前走スプリングステークスでは皐月賞の優先出走権を狙うものの惜しくも5着。とは言え、勝ったビーアストニッシドとは0.3秒の差しかなく、十分重賞でも通用する力があることを見せつけました。
また、半兄にあたるソウルラッシュはマイルに照準を定めてから3連勝を飾っており、一躍マイル界で注目を集める存在になっています。ディオがここを勝つようなことがあれば、3歳、古馬の春のマイル王をこの2頭で分け合うと言う未来も見えてきます。
父のリオンディーズはこれまでに重賞勝ち馬を2頭輩出していますが、そのうちの1頭テーオーロイヤルはディオと同じ母の父マンハッタンカフェ。この配合は相性が良いようなのでディオにも期待が高まります。
他の馬の粘りが「無駄ァ」と思えるような走りを見せてほしいところです。
トゥードジボン
既に阪神マイルで2勝を挙げ、このコースを得意としているトゥードジボン。祖父は”幻の三冠馬”と呼ばれるフジキセキです。
トゥードジボンの父はフジキセキ産駒で唯一のクラシックホース、イスラボニータ。イスラボニータは今年の3歳が初年度産駒です。この「初年度産駒」と言うのは種牡馬の将来を占う極めて重要な世代と言えます。
現役で活躍した馬が種牡馬になって産駒がデビューするまでおよそ4年の月日が減ることになります。初年度の種付け数はそれなりに与えられたとしても、2年目、3年目にと時を経るごとに新しい種牡馬も増えていくため、一般的には種付け数が徐々に減っていきます。
その状況で、初年度産駒が走らなければ、種付け数はさらに減り、種牡馬として後世に子孫を残す可能性はガクっと低くなります。逆に、初年度産駒が活躍すれば「あの馬の子は走る」と評判になり、繁殖牝馬の量が増え質が上がるため種牡馬としての未来がより一層開かれることになります。
この「初年度産駒のアピール」に成功したのがメジロライアンで、初年度からメジロドーベル、メジロブライトと言う2頭のG1ホースを送り出し、その後の種牡馬としての地位を確かなものにしました。
イスラボニータ産駒は既にプルパレイがファルコンステークスを制しており、ここで2頭目の重賞勝ち馬が誕生すれば今後の種牡馬としての未来が大きく開かれます。フジキセキファンの方はこの馬の走りに注目してほしいところです。
開発:Cygames
ジャンル:育成シミュレーション
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