くろゆり賞:笠松 1600m
1972年に創設された重賞です。
トリッキーな一面もある笠松マイル戦で、マイラーたちが激突します。
ダイオライト記念・オグリキャップ記念と交流重賞を制覇した地方の名馬・ミツアキタービンの引退レースとなった(ゴール後に怪我が判明)レースとしてご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
1997年には安藤勝己騎手が4連覇を達成。
その4連覇のうちの第一戦は、アラブ牝馬・スズノキャスターでサラブレッドの牡馬たちを撃破するという内容で、当時の「アンカツ」さんの圧倒的な実力がわかります。
夏にこのレースを使い、9月10月に南関や金沢への遠征をする有力馬も多い一方で、仕上げる過程での参戦ということで取りこぼす人気馬も多くあります。それとは反対にここを得意とする馬もいて、メジロベイリー産駒・ヴェリイブライトは2016年に5番人気2着、2017年に7番人気1着、2018年に8番人気2着と、抜群の安定感を披露しました。
また、2008年と2013年には伊藤強一厩舎が1,2,3着を独占しています。
灼熱の笠松で行われる重賞を制するのは、レースを知る馬や陣営でしょうか、それとも実績ある有力馬でしょうか。