[新馬戦回顧]メイクデビューの勝者達(2025/07/12)

07月12日(土)

■函館5R 2歳新馬・芝1800m・1:48.1

マルガ

牝馬(1番人気)
父:モーリス
母:ブチコ(母父:キングカメハメハ)
厩舎:(栗東)須貝尚介
騎手:武豊
馬主:金子真人ホールディングス
生産者:(安平町)ノーザンファーム

人気と実力を兼ね備えたあのアイドルホースの半妹が華々しいデビューを飾りました。

ソダシ、ママコチャの半妹にあたるマルガは、武豊騎手を背にスタートを切ると真っ白な馬体を輝かせながら先頭へ。
最終コーナーでシスキン産駒サントルドパリが並びかけますが慌てずマイペースを貫き、直線ではその差を3馬身までひろげて1.1倍のダントツ一番人気に応えました。
1:48.1の時計はレコードタイム。
金子真人オーナー所有馬から新たなスターホース誕生の予感です。

■小倉5R 2歳新馬・芝1800m・1:50.8

クールフラン

牝馬(1番人気)
父:Frankel
母:クールサンバ(母父:The Wow Signal)
厩舎:(栗東)池添学
騎手:松山弘平
馬主:サンデーレーシング
生産者:(安平町)ノーザンファーム

8枠からのスタートとなった1番人気クールフランですが、スムーズにスピードに乗ると序盤から先頭に立ちレースを引っ張って行きます。
楽な手応えのまま道中を進むと直線に入ってもその勢いは衰えず、2着に入ったコントレイルの初年度産駒ヒメヒオウギに1と1/4馬身差をつけて新馬戦ウイナーとなりました。

母クールサンバは2021年の仏1000ギニーを制しているG1馬。その初仔が早速結果を出してくれた形となり、今後の成長と活躍に注目の1頭となりそうです。

■福島5R 2歳新馬・芝1200m・1:11.4

ミスバレンシア

牝馬(2番人気)
父:ロジャーバローズ
母:オレンジティアラ(母父:サクラバクシンオー)
厩舎:(美浦)武井亮
騎手:今村聖奈
馬主:吉田照哉
生産者:(千歳市)社台ファーム

2番人気に推されたミスバレンシアは4年目を迎えた今村聖奈騎手とコンビを組み、最内から積極的に前を目指すとそのまま逃げの体勢に。
インディチャンプ産駒マイネルユーゲントにしっかり付かれながら直線に入るとそのまま一騎打ちとなり、最後は半馬身差でこの競り合いを制しました。

この世代が産駒3代目となるロジャーバローズ産駒はこれが今年の新馬戦初勝利となっています。

■福島6R 2歳新馬・ダ1150m・1:10.0

ショーリバース

牡馬(7番人気)
父:フォーウィールドライブ
母:ショーカノン(母父:ブレイクランアウト)
厩舎:(美浦)鈴木伸尋
騎手:津村明秀
馬主:吉冨学
生産者:(新ひだか町)静内フジカワ牧場

この日4つ開催された新馬戦は全て逃げた馬が勝利を挙げる結果となりました。

7番人気ショーリバースは、スタートを切ると積極的に前へ。
特に芝からダートに切り替わってから力強い加速を見せ、3頭横並びの状態で最終コーナーを迎えます。

直線に入るとライヴレッドアイと競り合いになりますが、脚色衰えないショーリバースはそのまま2馬身半差をつけて快勝。
鞍上津村騎手はこれがJRA通算700勝目のメモリアル勝利となりました。

写真:@gomashiophoto、かずーみ

あなたにおすすめの記事