岩手の永田調教師から電話がかかってきました。エコロテッチャンの引退の話だなとピンと来て、受話ボタンを押しました。実は少し前に上手獣医師からも相談の連絡があり、テッチャンを繁殖入りさせる予定だったけれど、行き先の牧場が一杯でもう1年待ってくれと言われたとのこと。競走馬として良くなってきたテッチャンに対し、永田調教師も上手...
ブログ・手記の記事一覧
綺麗な黒い〇(マル)が見えました。「これは受精卵だな」と獣医師さんが言い、13日目の受胎が確認できました。綺麗な黒丸が見えたとき、モノクロにもかかわらず、僕の目の前に太陽が急に現れたようにまぶしく感じました。胸を撫でおろし、ガッツポーズしたい気持ちでしたが、そこは冷静を装って「ありがとうございます」と獣医師さんにお礼を...
レモンポップがチャンピオンズカップを優勝しました。距離不安や大外枠の不利がささやかれていましたが、蓋を開けてみれば、受けて立つ横綱相撲での完勝。大外枠はたしかに有利ではありませんでしたが、1800mの距離に関しては、僕は全く心配していませんでした。というのも、レモンポップはダート馬としてはそれほど筋骨隆々のマッチョな馬...
ノースヒルズの新冠本場にて開催された、開場40周年記念式典に行ってきました。お誘いを受けたときは、日高の牧場の関係者などを招いて行う内輪のパーティーかと思っていましたが、いざ会場に着いてみると、ほぼ全ての競馬関係者と言っても過言ではないほどの人たちが集まっていることが、ひと目で分かります。 武豊騎手や川田将雅騎手らのジ...
社台スタリオンステーションの発表に一喜一憂していると、続いて優駿スタリオンステーションから2024年度の種付け料が発表されました。優駿SSには、ヘニーヒューズやエスポワールシチー、モーニン、ミスターメロディ、シルバーステート、アジアエクスプレスなど、ダートに実績のある種牡馬が勢ぞろいしています。こちらは大幅な種付け料の...
パトリオットゲームのデビュー戦を観に、川崎競馬場を訪れました。一昨日もパドック解説で川崎競馬場には来たので、もう寝ていてもたどり着けるぐらいの感覚です。と思って余裕をかましていると、なぜか時間ギリギリの到着になりそうで、川崎駅からタクシーを使ってしまいました。15時半に川崎競馬場に駆け込むと、これからひとつ前のレースが...
来年度に配合したい種牡馬が明確になってくると、気になるのは種付け料です。「ダービースタリオン」などのゲームと違って、自腹を切らなければならないのですから、たとえ50万円の値上がりでも大きいのです。生産の世界に足を踏み入れる前は、どの種牡馬の種付け料がいくらかなんて、ほとんど気にしていませんでした。サンデーサイレンスやデ...
「北海道市場」から薄水色の封筒が届きました。セレクションセールの合否結果の通知書だとは思わず、気負うことなく封を開けました。もしかすると保険料の請求書かもと思っていたぐらいですから、ややテンション低め。中に入っている書類をざっと見ていくと、立ち写真やレポジトリ(レントゲン写真)などの説明書きが入っており、セリが初めての...
日本軽種馬協会(JBBA)から届いた、「JBBA種牡馬配合取りまとめについて」という書類を慈さんからもらいました。日本軽種馬協会は、どこのスタリオンよりも来年度の取りまとめが早く、11月6日までにどの繁殖牝馬にどの種牡馬を配合したいかという配合申込書を提出しなければいけません。慈さんは「うちは配合の予定はないので」との...
碧雲牧場に到着すると、真っ先に福ちゃん母子のもとに向かいました。視聴者の皆さまと同様に、僕も福ちゃんの様子をYouTubeチャンネルでは毎日見ていて、その成長ぶりを手に取るように感じてはいますが、いざ目の前にしてみると、2カ月前とは身体の大きさが違うことが分かります。生まれたときはおそらく60kgぐらいでしたから、今は...
アーカイブ
カテゴリー
語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
-
[重賞回顧]”バド”の雪辱を、”スタニング”が晴らす見事な勝利~2024年・エリザベス女王杯~
-
[重賞回顧]夕暮れに映えた白き古豪、ハヤヤッコ~2024年・アルゼンチン共和国杯~
-
[地方レース回顧]意地の連覇、意欲の挑戦~2024年・マイルチャンピオンシップ南部杯~
-
[重賞回顧]いざ、逆襲のとき。武豊騎手とドウデュースが感動の後方一気!~2024年・天皇賞秋~
-
[重賞回顧]夏を越して走りが洗練されたアーバンシックが菊の大輪を戴冠!~2024年・菊花賞~
-
[重賞回顧]秋晴れに輝く2つ目のティアラ 盤石の競馬で突き抜けたチェルヴィニアが二冠達成~2024年・秋華賞~
-
[重賞回顧]古馬相手でも適距離では負けられない! 混戦を断った3歳馬シックスペンスが、秋初戦を快勝~2024年・毎日王冠~