秋華賞が3歳牝馬三冠の最終戦として創設されてから、今年で早くも25回目を迎えた。創設当初こそ、ブゼンキャンドルやティコティコタックが勝利した年のように波乱の決着も目立ったが、過去10年は5番人気以内の馬が1、2着し、堅い決着となることが多い。 2020年の秋華賞にも、絶対的な本命馬のデアリングタクトが出走。歴代のどんな...
レース回顧の記事一覧
サマースプリントシリーズ第3戦北九州記念。灼熱の小倉競馬場を舞台に繰り広げられるスピード決戦は、夏の小倉開催における名物競走となっている。今年もフルゲート18頭が参戦し、ド迫力のスプリント戦が展開された。中でも今年の北九州記念の注目はモズスーパーフレアの存在だ。今年の高松宮記念で着順変動はあれどG1初制覇を果たしたモズ...
門別の夜空のもとで行われる、砂の才女の戦い・ブリーダーズゴールドカップ。今年は中央所属馬5頭、南関東所属が1頭、佐賀所属1頭を迎えた15頭で行われた。人気の面では圧倒的に中央馬に集まり、その中で1番人気に支持されたのは3歳馬レーヌブランシュだった。前走の関東オークスでは南関東の2冠馬アクアリーブルを振り切って重賞制覇を...
盛岡競馬場を舞台に行われる交流重賞の第2弾を飾る、短距離戦・クラスターカップ。秋に行われるJBCにも直結する重要な前哨戦として位置づけられている一戦だ。今年のクラスターカップは、一組の人馬に注目が集中した。マテラスカイと武豊騎手である。世界をまたにかける、言わずと知れたダート界のスピードキングが盛岡競馬場に初登場という...
真夏の佐賀で行われるサマーチャンピオンは今年でちょうど20回目を迎え、中央から5頭、地元佐賀から4頭、笠松から2頭、兵庫から1頭の計12頭が参戦して争われた。このレースの特徴として、ダートグレード競走の中では珍しいハンデ戦で行われるという点があり、今年は上下で最大6.5kgのハンデ差がつけられた。 参戦した12頭の中に...
変則2場開催最終日は札幌、新潟で共にダートの重賞競走が組み込まれた。北の大地札幌では暮れの中京を見据えた古馬戦線「エルムステークス」が開催。過去にこの競走を制したことのある強豪や重賞戦線で勢いに乗る重賞馬も登場する中、一番注目を集めたのは新天地で復活をかけるG1馬であった。2017年のホープフルステークス勝ち馬タイムフ...
ダートの出世レースとして親しまれるレパードS。2009年の創設以降、様々な名馬を送り出してきた登竜門だ。その中で、初代王者・トランセンドの出したレコードは長年破られることなく、実に10年以上の月日が経っていた。燦然と輝くレコードタイムを破るものは現れるのだろうか──。今年の3歳ダート戦線は、混沌としている。きっかけは、...
札幌競馬場で行われる牝馬限定重賞「クイーンステークス」。過去の勝ち馬を見るとアエロリットやディアドラなどG1馬や海外の強豪を相手に戦う女傑がこの舞台で勝利を収めている。 今年は東京オリンピックに対応した日程編成で従来の開幕週から1週遅れて開催されたクイーンステークス。レース前の構図としてはG1で活躍した馬に重賞を連勝し...
今年でちょうど20回目を迎えたアイビスサマーダッシュは、夏競馬の代名詞の一つに挙げられる名物レースで、中央競馬で行われている直線競馬唯一の重賞競走である。今年も、新潟1000m・通称「直千」を滅法得意とする馬、「直千」に初めて出走する馬、芝のレースに初めて挑戦する馬など、バラエティーに富んだ18頭が集結した。 その中で...
「大混戦」。──今年の函館記念を言葉で表現するなら、この言葉がしっくりときます。4.2倍で単勝オッズ1番人気となったカウディーリョは実績の上では3勝クラス勝ちに留まり、オープン競走以上のレースでの好走実績はありません。レース前から波乱を予感させる、今年の函館記念はそのようなレースとなりました。 レース概況 ハナをきって...
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語り継がれし「名馬」たち
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