今年でちょうど20回目を迎えたアイビスサマーダッシュは、夏競馬の代名詞の一つに挙げられる名物レースで、中央競馬で行われている直線競馬唯一の重賞競走である。今年も、新潟1000m・通称「直千」を滅法得意とする馬、「直千」に初めて出走する馬、芝のレースに初めて挑戦する馬など、バラエティーに富んだ18頭が集結した。 その中で...
レース回顧の記事一覧
「大混戦」。──今年の函館記念を言葉で表現するなら、この言葉がしっくりときます。4.2倍で単勝オッズ1番人気となったカウディーリョは実績の上では3勝クラス勝ちに留まり、オープン競走以上のレースでの好走実績はありません。レース前から波乱を予感させる、今年の函館記念はそのようなレースとなりました。 レース概況 ハナをきって...
盛岡競馬場で、今年初めて行われる交流重賞競走・マーキュリーカップ。舞台となる盛岡競馬場ではお客様の入場が再開されており、交流重賞では実に5か月ぶりとなる有観客開催となった。久々に歓声の下で行われるグレードレースは中央所属馬5頭、北海道所属馬1頭、笠松所属馬3頭、地元岩手からは5頭の14頭立てで行われた。 中でも注目は中...
2020年の夏競馬は、京都競馬場がリニューアル工事を行う関係で変則開催となった。本来であれば中京競馬場で開催されるレースを阪神競馬場で行い、秋の阪神開催を中京競馬場で行うというスケジュールだ。例年であれば夏の中京開催の締めくくりでもある中京記念も、今年は阪神競馬場で行われた。そしてこの中京記念が多くの競馬ファンを驚かせ...
初夏の川崎競馬名物競走「スパーキングレディーカップ」。中央勢から見れば貴重な牝馬限定戦のダート重賞競走、地方勢からみれば「グランダムジャパン」の一環として頂点を目指す戦いとなっている。2020年のスパーキングレディーカップは雨中決戦となり、馬場は水が浮く不良馬場でレースが行われた。10頭の少頭数で中央勢は4頭、南関東所...
世代最初のJRAの重賞として行われている函館2歳ステークス。今年は、中央からの14頭にホッカイドウ競馬からラジアントエンティが参戦して、計15頭が覇を競った。 単勝オッズ1.5倍の圧倒的な1番人気に推されたのは、大外15番枠に入ったモンファボリ。父は歴代の欧州最強馬の一頭Frankel、そして騎乗するのが武豊騎手という...
秋の中距離戦線へ飛躍を誓う未来の「上り馬」が集結する「サマー2000シリーズ」。今年も福島競馬場の七夕賞でシリーズの火ぶたが切られた。今年も梅雨空の下で行われた七夕賞は、トップハンデ57キロから52キロの間に16頭が集結。名牝アパパネの子供として注目されたジナンボー、福島記念を制したクレッシェンドラヴ、福島競馬場で無類...
今年のプロキオンSには新興勢力・ベテラン勢力問わず、魅力溢れるメンバーが揃っていた。ダート重賞プロキオンSといえば、過去にマテラスカイやアルクトス、ベストウォーリアといったダートの名馬たちが4歳で制覇。そこから大きく羽ばたきダートG1戦線へと挑戦していくことになった。2020年のプロキオンSにも、楽しみな4歳馬が登場。...
今年で22回目を迎えたジャパンダートダービー。南関東3歳3冠の最終戦であると同時に、JRAからも有力馬が多数参戦してくる、文字通りダートにおける日本ダービーである。今年は、南関東から東京ダービー勝ち馬のエメリミットをはじめとする5頭、JRAから国内外のダート重賞勝ち馬3頭を含む7頭、そして兵庫から1頭の計13頭で、その...
3歳限定戦では、唯一のハンデ重賞であるラジオNIKKEI賞。一昨年は菊戦線を盛り上げたフィエールマン・メイショウテッコンを輩出するなど、秋につながる一戦として夏の福島競馬の名物レースとなっている。またハンデ戦らしく大混戦のレースが繰り広げられ、大波乱を呼び込むレースとしても知られている。 今年のラジオNIKKEI杯はト...
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語り継がれし「名馬」たち
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[重賞回顧]雪辱vs雪辱の死闘を制したマッドクールが、待望のGⅠ初制覇~2024年・高松宮記念~
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