サマースプリントシリーズ第2戦、CBC賞。毎年中京競馬場で行われてきた伝統の一戦だ。しかし、今年は秋から京都競馬場の改修工事が行われる影響で、2011年以来9年ぶりに阪神競馬場での開催となった。従来の左回りから右回りに、直線の長いコースから直線の短い内回りコースに、さらにハンデ戦と梅雨時の緩い馬場という要素も相まって、...
レース回顧の記事一覧
上半期の総決算、宝塚記念。有馬記念同様、ファン投票により出走馬が決まるこのレースは、通称『春のグランプリレース』と呼ばれ、例年GⅠ勝ち馬が多数集結し華やかなイメージがある。しかしその華やかさとは対照的に、しばしば上位人気馬が馬券圏外に終わってきた波乱の歴史もある舞台だ。 梅雨時に開催されるため馬場が悪化していること、小...
ルヴァンスレーヴ、ワイドファラオ、ノンコノユメにゴールドドリーム。ダートのG1を制しダート界の頂点に君臨するこれらの名馬たちには、ある共通点がある。それは『ユニコーンステークスを制覇している』という点である。 3歳限定戦で一生に一度しか出走できない舞台であるユニコーンステークスを制するというのは非常に狭き門。ほとんどの...
スプリント路線は3月高松宮記念以降、国内に大きなレースがなく、自然と1400~1600mという距離延長への挑戦に進む馬が多い。そういったレース間隔の影響からか、6月という施行時期に関わらず函館スプリントSには強豪馬の出走が多い。高松宮記念以来の出走というと、02年ショウナンカンプ(高松宮記念1着)、08年キンシャサノキ...
混戦必至の重賞競走、マーメイドステークス(G3)。毎年軽斤量馬が活躍するレースで、実績のある人気馬が期待を裏切り、条件馬が激走する……そのような特徴を持つ重賞です。 今年は、前年度エリザベス女王杯4着のセンテリュオや、連覇を狙うサラスといった実績馬と、条件馬ながら近走のレース内容が光るエアジーンなどが参戦しました。 レ...
G1とG1の狭間となる開催でありながら、秋の中距離戦線において非常に重要な一戦となるエプソムカップ。生粋の東京巧者や、マイルなどで戦績を積んだ馬、さらに中距離戦線でより飛躍を目指す馬など、多種多様な路線からメンバーが揃う。今年もフルゲートとなるメンバーが集結した。毎年この時期に行われる分馬場は渋りやすいレースだが、20...
南関東競馬の牝馬クラシックは、浦和で行われる桜花賞、大井で行われる東京プリンセス賞と、川崎の交流重賞・関東オークスで構成されている。この3レースをすべて制すると「南関東3冠牝馬」の称号を得られる。しかしながら過去に3冠全てを勝利したのは2006年のチャームアスリープ1頭のみ。実に14年ものあいだ、南関の三冠牝馬は誕生し...
超豪華メンバーが揃った上半期のマイル王決定戦「安田記念」。今年は、JRA史上初の芝G1レース八冠を狙うアーモンドアイ、マイル王として連覇がかかるインディチャンプ、悲願のG1制覇を目指すダノンキングリーなど、安田記念史上最も豪華なメンバーが揃ったと言っても過言ではないレースとなりました。 戦前の話題は、何と言っても「アー...
鳴尾にあった競馬場で最後に競馬が開催されたのは1943(昭和18)年4月。阪神競馬場の前身である鳴尾競馬場は1907(明治40)年開場。戦時中に海軍によって接収、飛行場となり、戦後は米軍のキャンプ基地となった。競馬会は鳴尾競馬場の代替地として一旦は逆瀬川にある宝塚ゴルフ倶楽部のあたりを選んでいたが、それもGHQの要求に...
北海道・門別競馬場の名物ダートグレード競走「北海道スプリントカップ」。2001年以降中央競馬勢が圧倒的に好成績を収めていたこのレースだが、今年も中央の強豪が北海道に乗り込んできた。何といっても今年の主役はマテラスカイ。日本での成績は言うまでもなく、海外でも世界のホースマンに衝撃を与えるパフォーマンスを見せつけている実績...
アーカイブ
カテゴリー
語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
-
[重賞回顧]天まで届け勝利の凱歌。史上まれに見る混戦を制したのはジャスティンミラノ!~2024年・皐月賞~
-
[重賞回顧]中118日の雪辱劇!『マジックマン』に導かれたステレンボッシュが、逆転で桜の女王を戴冠~2024年・桜花賞~
-
[重賞回顧]躍進著しい上村厩舎の大黒柱ベラジオオペラ。ダービーの雪辱を果たし、GⅠ初制覇を達成!~2024年・大阪杯~
-
[重賞回顧]雪辱vs雪辱の死闘を制したマッドクールが、待望のGⅠ初制覇~2024年・高松宮記念~
-
[重賞回顧]傑出した瞬発力でライバルを圧倒!無傷3連勝を達成したシックスペンスが、堂々クラシック候補に名乗り~2024年・スプリングS~
-
[重賞回顧]良血の外国産馬エトヴプレが一気の逃げ切りで後続を完封!~2024年・フィリーズレビュー~
-
[重賞回顧]ミルコ・マジック炸裂! 勝負所でまくりを決めたコスモキュランダが重賞初制覇~2024年・弥生賞ディープインパクト記念~