南関東競馬の牝馬クラシックは、浦和で行われる桜花賞、大井で行われる東京プリンセス賞と、川崎の交流重賞・関東オークスで構成されている。この3レースをすべて制すると「南関東3冠牝馬」の称号を得られる。しかしながら過去に3冠全てを勝利したのは2006年のチャームアスリープ1頭のみ。実に14年ものあいだ、南関の三冠牝馬は誕生し...
レース回顧の記事一覧
超豪華メンバーが揃った上半期のマイル王決定戦「安田記念」。今年は、JRA史上初の芝G1レース八冠を狙うアーモンドアイ、マイル王として連覇がかかるインディチャンプ、悲願のG1制覇を目指すダノンキングリーなど、安田記念史上最も豪華なメンバーが揃ったと言っても過言ではないレースとなりました。 戦前の話題は、何と言っても「アー...
鳴尾にあった競馬場で最後に競馬が開催されたのは1943(昭和18)年4月。阪神競馬場の前身である鳴尾競馬場は1907(明治40)年開場。戦時中に海軍によって接収、飛行場となり、戦後は米軍のキャンプ基地となった。競馬会は鳴尾競馬場の代替地として一旦は逆瀬川にある宝塚ゴルフ倶楽部のあたりを選んでいたが、それもGHQの要求に...
北海道・門別競馬場の名物ダートグレード競走「北海道スプリントカップ」。2001年以降中央競馬勢が圧倒的に好成績を収めていたこのレースだが、今年も中央の強豪が北海道に乗り込んできた。何といっても今年の主役はマテラスカイ。日本での成績は言うまでもなく、海外でも世界のホースマンに衝撃を与えるパフォーマンスを見せつけている実績...
ダービーデーの締めくくりは、伝統の重賞競走「目黒記念」。ハンデ戦らしく毎年大混戦のメンバー構成となり、年によっては大波乱の決着もみられる長距離重賞だ。今年のメンバーも、ハンデを考えると力が抜けた馬のいない混戦メンバーとなった。1番人気でも単勝オッズが4.1倍というのが、今年も難解なレースとなっていたことを物語る。それで...
日本近代競馬発展に大きく寄与した、偉大な種牡馬・サンデーサイレンス。米国では種牡馬として期待されていなかった同馬を、吉田善哉氏が1991年に購入・輸入したことが日本競馬界が発展するきっかけとなった。サンデーサイレンスの血がなければ、この国の近代競馬がどうなっていたかわからない。サンデーサイレンス直仔から孫へ、そしてその...
春の浦和開催の名物競走「さきたま杯」。浦和競馬場のダート1400mを舞台に行われる重賞競走で、これまで23回の歴史が刻まれている。このレースの特徴は「地方馬が好走しやすい」という点。過去10年で見ても2011年にナイキマドリード、2016年にはソルテと、地方馬が2勝をあげている。さらに昨年もキタサンミカヅキが3着に粘る...
史上初となる無観客競馬でのオークス開催。それだけでも話題になるであろう一戦に、63年ぶりの大記録を狙う牝馬が参戦した。無敗の二冠達成を目指す牝馬・デアリングタクト。2戦2勝で挑んだ桜花賞を完勝し、単勝1.6倍というオッズが、彼女の偉業達成への期待を表していた。2016年シンハライト以来、連勝を重ねている「オークス1版人...
上半期ダートグレードの大一番帝王賞の前哨戦、平安S。ダート界のトップレベルへの挑戦に向け『新興勢力』同士の争いになる傾向があったレースだが、今年は春先のドバイミーティング中止の影響もあってか、オメガパフュームとゴールドドリームというGⅠ馬が名を連ねた。ダートグレードや海外遠征など選択肢が多いダート界では、フェブラリーS...
春の牝馬チャンピオン決定戦「ヴィクトリアマイル」。このヴィクトリアマイルは2006年に創設されたレースで、第1回の覇者は名牝・ダンスインザムードでした。その後もウオッカ、ブエナビスタ、アパパネと、数多くの名牝が力強く駆け抜け、勝利を飾ったレースです。 そのような華やかなヴィクトリアマイルに、今年は歴史的名牝アーモンドア...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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[重賞回顧]春の鬱憤を晴らす豪脚で突き抜けたアーバンシックが重賞初制覇~2024年・セントライト記念~
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